ザスパクサツ群馬・舩津徹也が振り返る2020年シーズン
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煮る、焼く、蒸すが簡単にできる万能アルミクッカーのメスティン。キャンパーたちの多くが愛用しています。今回は初心者でもすぐできる、固形燃料を使ったメスティンでの炊飯に挑戦します!
旅館の夕食時に出る鍋料理でよく見る「固形燃料」。固形燃料は一定時間で燃え尽きるため、メスティンと合わせて使うことでキャンパーたちの間では「自動炊飯」などと呼ばれています。
固形燃料1個の重さが何gかによって燃焼時間が変わります。さらに炊飯時の風の有無も影響します。そのため、自動炊飯をするには、最低でも1度はお米を炊いてみて、持っているメスティンが何gの固形燃料で炊飯できるかを知っておくく必要があります。
今回用意した固形燃料は25g、風は1~1.5mの微風という環境です。固形燃料の台として、ポケットストーブという商品を使っています。
今回はお米1合を炊飯していきます。お米を研いでメスティンに入れましょう。
次は分量通りの水を入れましょう。水は米1合に対して180mlです。
このまま水に浸して、30分以上吸水させます。
台になるポケットストーブをセットし、固形燃料を1つのせます。風上を風防で囲って着火しましょう。
火をつけてからのせても、先にのせておいてもどちらでも構いません。このまましばらく放置します。
固形燃料が燃え尽きかけて、火が弱くなってきました。耐熱手袋をしてフタを開け、炊け具合を確認してください。
この時は水分がたくさん残っていたので、固形燃料をもう1個燃やしました。風の有無とクッカーの大きさによって変わりますが、このメスティンでは25gの固形燃料が2個は必要ということですね。
固形燃料2個燃やし尽くした後、フタを開けて炊け具合を再確認。今度は大丈夫そうです。
ふたたびフタを閉めて、メスティンを上下ひっくり返して10分ほど蒸らします。メスティンの内部に残った水分を、全体にまんべんなく行き渡らせるためにひっくり返します。
寒い季節ですと蒸らしている最中にご飯が冷めてしまうので、メスティンごとタオルなどでくるんでおくと保温できます。
蒸らしが終わり、上手に炊けました!
メスティンはアルミニウムなので熱伝導性が高く、弱火かつ炎が一点に集まりがちな固形燃料でも全体的に加熱できます。メスティンならではの密閉性の高さも、米を炊くという用途にピッタリです。
固形燃料だと火力が弱いため、激しく焦げ付くということはほとんどありません。もしお米がべちゃべちゃと柔らかい場合はフタを閉めてもう少し火にかけ、水分を飛ばしてください。お米が固い場合は水や日本酒を少量ふりかけてから、もう少し火にかけるとリカバリーできる場合があります。
フタは蒸らし中以外は何度も開けてかまいませんので、目で見ながら感覚を掴んでください!