裏庭をボタニカルにイメチェン! 手軽に出来るマイクロ家庭菜園!
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アルミ製の調理器具「メスティン」。飯盒としてだけではなく、煮る・焼く・蒸すと色々使えるためキャンプでの調理には欠かせないギアです。
買ってきたばかりのメスティンを、キャンプで使う前に行っておきたいお手入れ方法「シーズニング」をご紹介します!
そもそも、「シーズニング」とは何のことなのかご存知でしょうか。
“鉄製の鍋やフライパンに油ならしをして、サビや焦げ付きを防ぐこと”です。
語源である英単語のSeasoningは、『調味料、味つけ』という意味として広く知られています。それに加えて『(材木などを)乾燥させること』という意味も存在し、ここで指すシーズニングとは後者の意味に近く、鉄鍋やフライパンの表面をまず乾燥させてから手入れをするため「シーズニング」と呼ばれるようになりました。
油を塗ることによって酸素をブロックし、鍋底も焦げ付かなくなるのです。それだけではなく、嫌なアルミ臭も防ぐことが可能です。
アルミクッカーのメスティンは様々なメーカーから販売されていて、メーカーによってはフチがバリになって鋭いものや、金属臭が強い・変色しやすいものがあります。
使用前にヤスリでバリを取り、シーズニングで金属の臭みを抜きながら酸化皮膜を作るという作業が必須なことも。
使用しているキャンパーズコレクションの「メスティン MESS-1」は、縁の部分にバリなどまったくありませんでした。金属臭さも特に気にならなければ、洗うだけですぐ使えます。
まずは食器用洗剤でメスティンを洗います。普通の食器と同じようにスポンジで洗って大丈夫です。金属たわしを使うと傷が付きますので、スポンジが良いでしょう。
お米の研ぎ汁をメスティンに入れて、火にかけましょう。吹きこぼれない程度に沸騰させ、15分ほど弱火で煮込んでください。
フタをするとどうしても吹きこぼれてしまうので外しています。もしフタも金属臭さが気になる場合は、大きめの鍋にメスティンとフタを一緒に入れて米の研ぎ汁で煮てください。
メスティンのハンドルが邪魔になりますが、手で広げると簡単に外せます。煮込む前に外しておきましょう。
煮込んだ後は、研ぎ汁を捨てて水気を切ります。キッチンペーパーやふきん等で、水気を拭き取ってしまっても良いです。
食用油を多めにひいて、メスティンを火にかけます。火加減は中火ぐらいです。研ぎ汁を捨てた直後で水気が残っていますと油が跳ねるので、ご注意ください。
野菜くずを投入し、メスティンの内側になでつけるように炒めましょう。炒める野菜はなんでも大丈夫ですが、長ネギの青い部分や、大根や人参の皮などを使用することが多いです。
野菜に含まれるタンニン成分がメスティンのアルミニウムと反応して、酸化皮膜を作ります。10分ほど炒めたら、野菜くずは食べずに捨てます。
野菜くずを炒め終わった後の油はそのままにせず、洗剤で洗いましょう。見た目からは変化がよく分かりませんが、アルミニウムの酸化皮膜ができています。金属臭さも無くなり、使用後の黒ずみも発生しにくくなっているはずです。
鉄製品のシーズニングとは若干違いますので、焦げ付き防止や錆び防止効果はありません。
シーズニング後は空焚きをしない、使用後は洗ってよく乾燥させるといった、ごく普通の鍋と同じ使い方で大丈夫です。密閉度が高く、色々な料理に使えるメスティン。キャンプでも家でも、存分にお使いください!