車の下から飛び出し選手権 全国大会2023
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目次/ INDEX
キャンプは自然の中で行うレジャーのため、天候の影響を大きく受けます。山の天気は変わりやすく、天気予報に反して雨が降ることも日常茶飯事。自然の猛威の前にどうにもならない時もありますが、多少の悪天候は準備さえしていればキャンプを続けることも可能です。
キャンプを楽しく行うために役立つ、様々な天気で起こりうる注意点や必要な道具などを紹介します。
キャンプ中、もっとも縁がある悪天候が雨です。一年通じて、常に雨はつきまといます。そのため、いつ雨が降ってきても困らないように最低限の準備をしておくことが重要になります。
具体的には、まず雨具の用意。折りたたみ傘はトイレなどに行く際は便利ですが、レインコートなら両手が自由になるためテント設営中にも使えます。地面が土のキャンプ場はぬかるむので長靴もあると便利ですね。
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撥水スプレーを雨具や靴、テントやタープに吹いておくのもおすすめです。特にテントなどは泥の跳ね返りで汚れにくくなりますので効果的です。
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ほかに大きなビニール袋があれば、テント撤収の時に濡れた物を突っ込んでしまえて便利です。撤収時が雨の時は、ひとまずビニール袋に入れて家に帰ってから乾かすようにしましょう。
寝室となるテント以外に、タープがあると便利です。タープは雨や風、日差しを遮ることができる布。これがあるかないかで、雨キャンプの快適度が大きく変わります! タープが無いとテント内でずっと過ごすことになり、キャンプの楽しさは半減してしまいます。
タープは簡易的な屋根と壁を作れますので、雨以外にも日差しや風からも守ってくれます。昼夜の寒暖差が大きいところでは夜露で荷物が濡れますが、これもタープである程度防げます。
そのときは、キャンセルか延期をおすすめします。慣れれば雨キャンプならではの楽しみもあるのですが、慣れないうちは苦行。キャンプ場によっては追加料金不要で予約を別の日に振り替えてくれますし、差額分を支払ってバンガローなどに変更してくれるところもあります。せっかくのデビュー戦ですから、楽しい思い出にしたいですよね!
夏の高温もまた、キャンプにおいて注意する天気と言えます。タープで日差しを遮り、水分を十分にとってください。寒さは暖房や防寒具でなんとかなりますが、暑さはどうにもなりません。
日差しが和らぐ夕方までテントは建てず、タープだけで待つのもおすすめです。扇風機があれば断然涼しくなりますので、充電式の扇風機などを持っていくと活躍してくれます。
十分な準備が無いと撤退を余儀なくされるのが雪です。上級者向きの天候と言えるでしょう。車にはスタッドレスタイヤ、装備には防寒具やスコップ、タープやテントは雪の重みで壊れないようこまめに雪下ろしと点検をする必要があります。
他にも冬ならではの注意すべき点があるため、これは十分にキャンプに慣れてから考えてください。
いくらキャンプのベテランだろうが、どうにもならない天気もあります。
雨風が強まり、危険なためキャンプ場自体が閉まります。現地に行く前にキャンセルしましょう。
タープは基本的に風に弱いです。多少の風でしたら張り方の工夫で避けられますが、風速7mぐらいになると危険。テントも張り方が甘いと簡単に壊れるため、風が強い環境でのキャンプはなるべく避けた方が無難です。急に風が強くなって避けられない時はタープをたたみ、テントにロープを追加してやり過ごします。
木の近くはもちろん、開けた草原なども危険です。テントはそのままで、車か建物に避難しましょう。ずっと雷雲が近くにあることは稀なので、遠ざかるまで我慢です。
自然の前に人間は無力ですが、多少の雨風であればキャンプは可能です。最近はアプリなどの天気予報の精度も上がって、悪天候が予想しやすくなりました。事前に天気予報をよく見て備えましょう! そして自然相手に過信は禁物ですので、勇気ある撤退という選択も忘れずに。