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「スキレット」とは鉄鋳物のフライパンのこと。ガスで調理する以外にも、焚き火や炭火に突っ込んで調理ができるので、キャンプでも人気の調理器具です。買ってきてすぐの新品の状態から一手間、サビ防止のために油で慣らすお手入れ「シーズニング」を行うことで、より長持ちするフライパンになります!
鉄を型に流し込んで作る鋳物(いもの)のフライパンであるスキレット。アルミなどに比べて高温に強く、熱を長時間保持するという特性があります。高温で一気に火を通すほか、予熱でじっくり調理するのもお手の物。鉄から発する遠赤外線効果もある優れものです。
また、鋳物のスキレットは繰り返し使ううちに「ブラックポット」という状態になります。これは、油が馴染んで焦げ付きにくくなった状態のこと。
ただし鉄製ならではの弱点として、サビやすいという点があります。水分が残ったまま放置してしまうと、一晩でサビてしまうことも…。しかし「シーズニング」を行えば、ある程度防ぐことができます。
スキレットの使用前には、ぜひシーズニングを行ってください。
買ってきた直後のスキレットは、汚れやサビ止め剤が表面に付着しているので、中性洗剤で洗ってください。その後、間を置かずに火にかけます。
錆止め剤が燃え尽きると煙が出なくなりますので、燃やし続けましょう。バーナーの火力によって時間が変わりますが、少なくとも10分以上かかります。
煙が止まったら、一旦火を止めてしばらく冷まします。
スキレットが手で触れる程度の温度になりましたら、食用油をひいて再び火にかけます。油はサラダ油、オリーブオイルなど。火加減は中火ぐらいで構いません。
油が少し温まった頃を見て、野菜のくずを炒めます。今回は人参の皮を使いました。水分量が多くなければ、どんな野菜でも良いです。そうすることで、鉄臭さを除去します。
水分量が多い野菜だと、油が跳ねるので注意しましょう。
スキレットが動いて落ちないよう耐熱手袋をして、しばらく炒めます。野菜くずが焦げ付かない程度にかき混ぜながら、時間にして10分前後炒めましょう。
炒めた野菜くずは、食べずに生ゴミとして捨てます。
再び煙が出るまで中~強火にかけて熱し、残った油を焼きつけて定着させます。おおよそ煙が収まってきたら火を止め、十分に冷ましてください。これでシーズニングは完了です。
収納する場合は油を薄く塗ってのばし、新聞紙などでくるんでおきましょう。すぐに調理に使うことも可能ですよ。
実際に調理に使用した後は、水で洗った後に火にかけて水分を飛ばします。もし焦げ付きがあれば金属タワシでこすって構いません。熱めのお湯と金タワシで、ほとんどの汚れは落ちます。
洗った後はすぐに火にかけて水分を飛ばし、冷めたら薄く油を塗っておけばお手入れ完了です。
水分が付いたまま放置してしまったり、長期間未使用のままでいるとスキレットが茶色く錆びてしまうことがあります。そうなったとしても、軽いサビなら簡単に復活します。
まずサビを金属タワシと水洗いでこすってできるだけ落とし、もう一度シーズニングしましょう。軽くサビているだけなら1回で、鉄臭さが残ってしまう場合は数回繰り返します。地の鉄が無事なら何度でも復活しますよ。
シーズニングをきっちりして、使った後はしっかり水分を飛ばして油を塗る。これだけで何年も何十年も使えるのも、スキレットの長所です。ローストビーフやアヒージョ、パエリアなどキャンプらしい料理にお役立てください!