潮干狩り歴70年の超人から潮干狩りに必要な持ち物、時期、場所、注意ポイントを超伝授された
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キャンプでの炊飯方法と言えば、「飯盒水さん」と答える人は多いはず。今では、炊飯専用のクッカーなどが多数販売されているが、飯盒だってまだまだ現役。しっかりお米は炊けます!
飯盒での炊飯は少々難易度は高めです。しかし、飯盒と薪の炎でご飯が上手に炊ければ、ガスバーナーでの炊飯ではまず失敗しなくなります。
飯盒で美味しいご飯を炊くべく、わかりやすくコツを紹介します。
今回使用するのは、キャプテンスタッグ M-5545 林間 兵式ハンゴー 4合炊き。
昔ながらの兵式飯盒は、豆のような湾曲した形をしています。この形になっている理由は、「兵隊さんが身体に身につけて運びやすい」「複数個を木の棒に吊るしても回転しにくくてスペースも小さく済む」「米が対流しやすい」など諸説あります。
主に上の写真の3つの部品で構成されています。左から外フタ、中フタ、飯盒本体です。この飯盒にはありませんが、外フタにハンドルが付いていてフライパンとして使える商品もあります。
中フタにお米を入れると、ちょうど2合が計量できるようになっています。
※商品によって変わる可能性はあります。
計量したお米を飯盒に入れて、研ぎます。
水を入れてかき混ぜ、米を流さないよう水だけ捨てて、ということを2~3回繰り返してください。あまり研ぎすぎても栄養分が流れてしまうので、ほどほどで良いです。
キャプテンスタッグの飯盒には、水分量の目盛りが付いています。飯ごう内側の真ん中に見える出っ張った目盛りの上が4合、下が2合の水分量です。
1合と3合の時に使う目盛りはありませんが、同じくキャプテンスタッグのシェラカップなどを使うと簡単に計量できます。お米1合に対し水180mlが目安です。
分量通りの水を入れたら、お米に水を吸わせるため中フタと外フタを閉めて、30分ほど置いておきましょう。ここを短縮してしまうと、お米に芯が残りやすくなってしまいます。
十分に米に水を吸わせましたら、いよいよ火にかけます。中火から強火が目安です。
沸騰して水分が吹きこぼれてきましたら、弱火~中火ぐらいの火力で炊き続けます。フタの隙間から出る湯気が減ってくるまで、そのまま炊き続けて水分を飛ばしてください。
水分が飛んでくると「ピチッピチッ」という音がしてくるのですが、周りの環境によっては全然聴こえない場合も。湯気の量で確認する方が確実です。
焦げ臭いにおいがしてきたらそれは焦げ始めですので、すぐ火から下ろしましょう。多少のおこげでなら食べられます。
炊飯状態がよくわからなければ、耐熱手袋をしてフタを開けて確認しましょう。
できれば開けない方が良いのですが、炊きすぎて焦げ付くよりは良いです。飯ごうの内壁が茶色くなってきたら、もう火から下ろす頃合いです。
火から下ろした飯盒をひっくり返し、底を薪などでトントン軽く叩きます。飯盒内部に残った水分を、お米全体になじませる工程です。
この後10分ほど蒸らしましょう。
蒸らし終わったら、あとは美味しく頂くだけです!
飯盒の外フタと内フタはお皿にできるので、洗い物も少なく済みます。
薪の場合は火力の調節が難しいので、調節しやすい炭を使うのも手です。炭の量と置く位置で、安定した火力で炊けます。
難易度はちょっと高めながらも、キャンプしている気分は最高級な飯盒炊さん。ぜひ一度挑戦してみてください!