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建築のプロが、ガチでDIYしたら、どうなるか?
ということで、前回は『廃材の出ない本格ベンチ』を作ってみました。
使用したSPFという木材は、価格も手頃で、ホームセンターでも手に入り、加工もしやすいので便利。
しかし、一点、耐水性には課題が残ります。せっかく自作したベンチ。屋内での使用であれば、まったく問題もないのですが、
などなど、それぞれの希望や事情も、あるかと思います。
そんな方々に対しておススメしたいのが、水性塗料による<塗装仕上げ>です。
今回は、塗装に使う道具・塗料の使い方・選び方などを踏まえながら、塗装の基本をご案内していきます。
ホームセンター・カインズの塗装コーナー。
そこに置いてある塗料関連の商品の中には、
などなど、様々な種類の塗料が並んでいます。
今回、その違いの説明は本題ではありませんので、4つの分類で、簡単にご紹介します。
この4分類で捉えます。
さて、<水性>と<油性>の違いは、使われている溶媒の違いです。顔料(色を出す素材)が、水で溶かされているか、有機溶剤で溶かされているか。
そして、塗膜をつくるタイプとは、素材の表面に塗料がのっかる形。対して、浸透するタイプとは、素材自体に浸み込んでいく形の塗料です。
それぞれに一長一短がありますが、今回の<木製ベンチ>やDIYで使うものならば、<水性+塗膜>で考えて問題ないでしょう!
まずは、売り場へ行って、<水性+塗膜>のコーナーを探しましょう。
お店によって異なりますが、<水性・屋外用>と書いてある塗料が多いようです。
見付かりましたか?
次に、その中から、塗料の色を選びます。
今回、私が採用したのは、茶色系の「ショコラブラウン」。<茶色>とひと言でいっても、いろんな種類の茶色があるので、お好みのものをどうぞ!
ここで次に悩むのが、塗料の量。大小さまざまな大きさの缶が並んでいます。ほんのちょっと塗りたい時の、手のひらサイズの小缶から、塗装面積がっつりの一斗缶まで。
品揃えが豊富だということは、また、悩む種も多くなるということ。塗る場所や、面積、用途を考慮した上で、最適なものを選んでご購入してください。
今回のベンチを塗るためには、1㎏缶を採用しました。これ1缶で、ベンチ一台分は十分に塗り切れます(参考の塗装可能面積としては、約12~16m2・畳8枚分と記載されています)。
次は刷毛を選びましょう。売り場ではだいたい、塗料の隣にコーナーが設けられています。
ここでもまた、刷毛の種類の多さにビックリ。
などなど。
その他にも、ローラーや、スポンジ、カップなど、カインズでは関連道具も多数、見つかるでしょう。
さて、今回選んだものは、
これらを実際に使い比べていきたいと思います。
まず、道具の確認からはじめましょう!
準備した道具は以下のとおり(すべては使っていないです)。
(写真左上から時計回りに)
刷毛を使う前には、<毛払い>を行いましょう。これ、あまりやってない人もいますが、ぜひ毛払いは行ってください。
毛の中には、うまく接着されていない余分な毛が、含まれていることがあります。塗っている最中に抜けた毛が塗面に付くと、仕上がりに難が出たり、それを取るために手を汚す可能性も出てきます。
それらを防止するためにも、使用前に片手で持ちながらしごきます。このひと手間を加えるだけで、素人とはちょっとだけ異なる風格を演じられます。
さらに、塗装をする地面を養生しましょう。新聞紙を広げて、ベンチよりも一回り大きく敷き並べます。
「自分は塗料を、垂らさない! こぼさない自信がある!」そんな方もいらっしゃいますが、ぜひ、このひと手間かけて、地面を汚さない安心を獲得しておきましょう。
次に、使用前の刷毛を使って、ベンチ全体の埃と汚れを落とします。
木と木の隙間や、隅角部、表面なんかにも、いろいろ付着しているものです。
刷毛使いの練習がてら、ぐるっと全体を見回しながら、掃除をしておきましょう。
「準備OK! さぁ、やっと塗れるぞ~!」そんなはやる気持ちを、まずは抑えます。
<どこから塗るのか>というのも、重要なポイントです。
答えはズバリ、裏面の目立たないところ。
早速ですが、ひっくり返します。ここで役に立つのが、ベンチ制作時に出てきた<切り落としの端材>。
見覚えありませんか? これ、まだまだ活用します!
厚みの同じ端材を6個、選んでください(今後は<コマ>と呼びます)。あまり大き過ぎないものの方が、使いやすいかも知れません。
まずは4個のコマを、4隅に配置して、ベンチをひっくり返します。
この時点では、下のコマはグラグラしなければ、どこでも良いです。
ベンチの下に端材のコマ
裏返したら、ここでも一度、埃を払います(実際、小さなクモが巣を作っていました…)。
ここまで来たら、やっと<塗料>の出番です。
缶を開ける前に、よくかき混ぜます。開缶前なので、逆さにして振ってもいいでしょう。
グリングリンと回転させて、いったん戻して中身を落ち付かせます。直ぐに開くと、飛び散ることもありますのでご用心。
開缶には、鉄製で平らな形状のものを使います。今回は、<インテリアバール>を使用。
この開缶には、何でも代用できます(家庭にあるもので可)。マイナスドライバーでも、スプーンでもフォークでも鉄製のものであれば難なく開けられることでしょう。
開けたら、中の塗料を棒状のものでかき混ぜます。これも、何でも構いません。割りばしでも、プラスチックでも、段ボール素材でも、折れにくいものを選んでください。
かき混ぜたら、カップに塗料を移します。だいたい半分くらいの位置までが、取り扱いのしやすい量です。
さて、刷毛の先端に塗料を染み込ませます。最初に使用したのは、70m/mの大きなタイプの刷毛。
毛先の先端のみに塗料を含ませます。柄との付け根部分までどっぷりつけてしまわない! 思わぬ<液だれ>など、後々後悔する可能性が高いので要注意。
ここで、刷毛の持ち方を伝授。
塗装屋さんに聞いた正しい持ち方は、<鉛筆持ち>。
手首をスナップさせながら、刷毛のコシを使って塗っていきます(人によって使いやすい持ち方は異なるようですが…)。