【つけ置きなし】重曹と〇〇でお風呂椅子と桶をピカピカ掃除
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こんにちは、超インドア派なのにアウトドアにハマり中の編集ライター・葉です。
突然ですが、皆さんは「冬キャンプ」に行ったことはありますか? 私、実はガチの冬キャンプには1回しか行ったことがありません。しかも、当時はアウトドアにハマる前。素人ながらに「これだけ備えれば大丈夫でしょう!」と、がっちがちに寒さ対策をして行ったのです。ヒートテックと靴下は2枚重ねて、裏起毛の長袖に、さらに風を一切通さないごわごわのジャンパー、夜はその上に着る毛布まで。
結果、冬キャンプをなめていたと心底後悔しました。鼻水は凍るし、寒さで膝がマナーモードだし、テントは結露して寝苦しいし。キャンプ場を後にするころには、「もう二度と冬キャンプなんてやらん」と誓いを立てるほどでした。
それから数年が経ち、まんまとアウトドアにハマって現在に至るわけですが……やっぱり冬キャンプ、リベンジしたい〜! というわけで、冬に備えてたくさんの冬キャンプ情報をリサーチしたので、皆さんにも「冬キャンプを楽しく快適に過ごすコツ」を伝授したいと思います。
冒頭から情けない体験談で始まってしまいましたが、まずは一般的によく言われている冬キャンプの魅力から見ていきましょう。
冬山の空気って「普段吸ってる空気とは別モノ」感がすごいんです。夜になって満天の星を見上げると、まるで時間が止まったかのような、宇宙の神秘に触れたような気持ちになります。
星空を見上げて、知っている星座を探したり、月の模様に目を凝らしたり。冬だと大気が澄んで遠くまで見えるし、山で明かりが少ないぶん、星の小さなまたたきも感じられる。美しい星空は、冬キャンプの一番の魅力かもしれませんね。
ちなみに私は朝焼けにも心を奪われました……。自然に触れて心が震える体験って、大人になると本当に貴重です。
寒~いなか食べるアツアツのごはん! 冬キャンプなら、食材も傷みにくいのでいろいろ持ち寄れます。じっくりコトコト煮込んだビーフシチューやポトフ、焚き火でマシュマロを焼いてスモアにするのもいいですよね。熱燗やホットワインと一緒に味わいたい!
食材やメニューはさておき、調理器具でおすすめしたいのがダッチオーブン。1台で焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げるの調理ができるので、料理の幅がぐっと広がります。蓋の上に炭火を置いて上下から加熱でき、保温性も高いので、冬キャンプの強い味方になってくれそうです。
最後に雪遊びをしたの、いつだったか覚えてますか? 冬キャンプなら童心に帰って雪遊びもできちゃいます。
新雪にダイブしたり、雪だるまやかまくらを作ったり。キャンプ場によっては、近場でスキーやスノーボード、スノーハイキング、ワカサギ釣りといったアクテビティも一緒に楽しめますよ。体力温存派は、天然の冷凍庫でお酒をキンキンに冷やしてゆっくり雪見酒〜、なんていうのもまたオツです。
キャンプ場の近くには、日帰り温泉が点在している場合も。春~秋にも利用できますが、特に冬の温泉は格別です。
私も以前、冬キャンプの厳しさに半ベソをかきながら温泉に行きましたが、くたくたに疲れた体がじんわりとほぐれていく感覚……。「私、このために冬キャンプに来たんだなぁ」と思いました(笑)。
冬はキャンプのオフシーズン。冬季休業するキャンプ場もあります。だからこそ、人が少なくて落ち着いて過ごせるのも冬キャンプのいいところ。
キャンプ場によっては、冬はほかのシーズンに比べて利用料を安めに設定しているところもあります。「静かに自然を満喫したい、でもなるべく現地で支払うお金は節約したい」という人にも冬キャンプはおすすめです。
リサーチを重ねた結果、私が次の冬キャンプで絶対に持って行こうと思ったのは以下のアイテム。あると便利なものと併せてリストアップしてみました。
貼るタイプ、持つタイプの両方を持参すべし! 貼るタイプは、お腹と背中に貼るのがおすすめ。
頭から爪先まですっぽり包むタイプのマミー型で、「この気温までは快適に寝られる」という指標である“快適温度”が−5℃以下のもの。できれば耐寒性バツグンのダウン素材のものを用意(でもちょっとお高い)。シュラフの下に敷くインフレータブルマットを使うと快適性UP。
ちょっと雪を退けたり地面をならしたりするのに便利。雪の降らないキャンプ場なら不要。
TATAMUショベル
テントの底冷え対策に。銀マットの上にカーペットも敷けたらより良し。
アルミロールマット
特に足元が冷えるので、スノーブーツなどを選ぼう。トータルの服装のコツはこちらの記事でチェック!
ガス燃料は、寒いとうまく火がつかないこともあるので、ホワイトガソリンなど威力のある燃料を持っていく。
サイトの水道が凍ってる場合も。ほかのシーズンよりも、気持ち多めに用意する。
冬キャンプは、ほかのシーズンに比べて気をつけないといけないこともたくさん。ここからは、さらに細かい注意点をご紹介します。
雪が降らない地域に住んでいるとうっかり忘れてしまいがちですが、まずは車のタイヤから備えましょう。一般的に、標高が100m高くなると気温が0.6℃下がると言われています。キャンプ場の標高が高い場合、道中にも雪が残っていたり路面が凍結してスリップしやすくなっていたりします。最低でも、タイヤチェーンの準備はお忘れなく! 高速道路の出口からの近さでキャンプ場を選ぶのも手です。
寒さ対策のために石油ストーブを持って行くのはOK! ただし、締め切ったテントの中で使用して一酸化中毒になってしまうケースもよく耳にします。一酸化炭素は無味無臭なので、就寝中などは命の危険も。石油ストーブやコンロなどの火器類をテント内に持ち込むのは、絶対にやめましょう。一酸化炭素を感知して鳴る小型の警報機なども市販されているので、心配な人は検討してみてください。
特に雪があるキャンプ場は、とにかく足場が不安定。そこで大変になるのがテントの設営です。地面だと思ったら、雪が深くてペグが刺さらない。やっとテントを建て終えても、いざ中で横になってみると床がボコボコして寝づらい、ということもあります。設営する前に地面をしっかりと平らに踏み固め、できれば40~50cmの長ペグ(プラスチックではなく鉄製がベター)、または幅が広い雪用ペグを使うとより安心です。テントの中には、断熱性の高い厚手のマットを敷くか、薄めのマットを2枚重ねにすると寝心地がだいぶ変わりますよ。
また、冬キャンプではテントの結露対策も必要! 雪があると、外からも水がしみてテント内が濡れてしまいます。防水シートや防水スプレーを使って防ぎましょう。
どんなに備えをしたつもりでも、雪中の冬キャンプは多少の危険を伴います。「冬キャンプを体験したいけど、ムリはしたくない!」と思ったら、まずはAC電源つきのサイトを利用するのがおすすめ。コンセントが使えるので、寒さ対策のハードルが一気に下がります。電気カーペットや電気毛布を持って行けば、ひとまず凍え死ぬことはないでしょう。
AC電源つきサイトでは、夜間でも目立つ色の「屋外用の延長コード」を必ず使用すること。室内用の電源コードは、屋外で使うと雨や雪で感電する可能性があります。使用アンペア数が電源サイトの許容アンペア数を超えないかも、事前にチェックしておきましょう。
星空、グルメ、雪見、温泉……春〜秋とはまた違った体験ができる冬キャンプ、注意点と寒さ対策をしっかり押さえれば快適に楽しめそうです。私もこの冬こそ、冬キャンプリベンジしてきたいと思います!