猫あるある、いくつ共感できますか? 猫好きによる、猫好きのための偏愛座談会
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──そもそも、小道具を自分で作るようになったのはいつ頃からですか?
ハリウッドザコシショウ(以下、ザコシ):もうだいぶ前からですよ。デビュー直後の大阪時代から作ってました。小売店で売っている既製品のバラエティーグッズには自分のイメージに合うものがなかったんです。だから「こういうのがあるといいな」と思ったものは自分で作るしかなかった。自分でしょうもないと思うものをお客さんの前に出したくないですから。
──では、ネタがまずあって、それに合わせて小道具を作るという感じなんですね?
ザコシ:基本的にはそうです。例えば、『キン肉マン』の「アシュラマン」は「ケンドーコバヤシとのライブでキン肉マンのキャラクターになりきって漫才をやりたい」ってアイデアから生まれたんです。実際にやったのがアシュラマン×サンシャイン漫才。
アシュラマンにどうやってなりきるか考えたんですが、衣装は売ってないので、作るしかなかった。
(ハリウッドザコシショウさん提供)
──作る上で苦労したところは?
ザコシ:手のところですかね(※アシュラマンは腕が6本ある)。あれは腕の1本1本を背中の衣装にひもでくっ付けて背負ってるんですよ。直接ガムテープで貼り付けるっていう発想もあったんですけど、それだと手を操ることができないんですね。
(ハリウッドザコシショウさん提供)
アシュラマンって「竜巻地獄」みたいに腕を同時に動かす技があるので、自分の手と他の手を連動して動かせた方が面白いなって。
──両側にある二つの顔(※アシュラマンは顔が3つある)はどう再現したんですか?
ザコシ:自分の顔をプリントして貼り付けました。ちなみに、作者のゆでたまご・嶋田隆司先生に造形を見てもらったときは「いいね、すごいよ」みたいなことを言っていただきましたね。「公認だ」みたいに(笑)。
──サンシャインの衣装はケンコバさんが作ったんですか?
ザコシ:いや、僕が作りました。ケンコバに「顔のところくり抜くか?」って聞いたら「くり抜かんでいい」って言うんですよ。「顔は出なくていい。それがサンシャインやから」って(笑)。でもそれだと漫才がやりにくいので「目の穴は開けさせてくれ」「声がこもるから口のところは開けさせてくれ」と。それで口の形を工夫して、被ると線みたいに見えるようにしました。
──アシュラマンの他に印象深い小道具はありますか?
ザコシ:『あらびき団』で披露した「きかんしゃトーマス」の小道具は作るのにむちゃくちゃ時間がかかりましたね。3日くらい。
まず、トーマスの体の長さをどう表現するか悩みました。自分の体全体が入る被り物を作り、それに入って寝転びながら顔を出せばいいかと思ってたんですけど、そうなると動けない。
結局、顔の部分だけを作ると決めて。中腰スタイルで被れて、連結部から手を出せるようなデザインにしました。長さがないので、立体感を出すのに苦労しましたね。
あと大きいから現場に持っていくのも大変で。当時は全然売れてないからマネージャーもいなくて、一人で持っていったんですよね。それでも収録した時間は10分くらい。オンエアされた時間なんて1分ですからね。3日かけて作ったのに。
──その後、ライブとかでも使ったんですか?
ザコシ:いや、ライブでは使わないです。そもそも『あらびき団』のネタってライブではウケないんですよ。あれって不完全なネタを東野(幸治)さんと藤井(隆)さんがツッコむことで笑う番組だから。
あの時はあれが面白いと思ってましたけど、今振り返るとネタの中身を詰めないで、外見に頼り過ぎているし、そりゃウケるわけない。
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