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食用として知られているパイナップルですが、実は家庭でも簡単に育てることができます。ほのかに香りが漂い、南国気分を味わうことができるパイナップル。もともとはブラジルなどの熱帯地方で多く生産されていますが、日本では沖縄でもパイナップルの栽培が行われています。自宅の鉢植えでも花を咲かせるだけでなく、果実が収穫できるまで育てることが可能です。
この記事ではパイナップルの育て方を徹底解説します。
パイナップルにはビタミンA、ビタミンCなどが豊富に含まれていますが、特に多く含む成分がビタミンB1です。新陳代謝の促進や疲労回復の効果が期待できます。クエン酸も共に豊富なので、食欲を刺激したり、消化を促進する働きも。
さらに肉のタンパク質の分解を助け、消化されやすくなるたんぱく質分解酵素であるブロメラインも注目されています。60℃以上に加熱すると活性が失われてしまうので、生で食べたり加熱時間を短くするなど工夫してみましょう。
パイナップルの育て方次第で栄養価たっぷりの果実が成るので、栽培上でのポイントを紹介していきます。
パイナップルは酸性土壌でよく育ちます。植木鉢、水はけのよい酸性土もしくは鹿沼土を用意し、リン酸を含んだ化成肥料は、成長期に土の表面に置きながら管理します。実がなるまでに約3年の月日がかかりますが、花・果実・パイナップルの甘い香りを楽しむことができます。
パイナップルは植えてから約3年ほどで実をつけます。収穫は9月~11月頃で、実が柔らかくなり香りが強くなってきたタイミングで行います。暖かい地域では地植えも可能ですが、気温が低くなる地域で育てる場合は鉢で育てて、室内に移動しやすいようにするのがいいでしょう。
果物は桃やメロンなどのように少し置いておくとより甘くなっておいしくなるという印象がありますが、パイナップルは「追熟」ができません。そのため食べ頃を狙って収穫することが大切です。
スーパーでパイナップルを購入するときにも、まさに今食べ頃のものを見極めるようにするとよりおいしくいただけますよ。あまり収穫後放置してしまうと劣化してしまうので、早めに食べるようにしましょう。
それでは、実際にパイナップルの育て方を解説していきます。
パイナップルの植え付け時期は5月~8月頃です。鉢植え用の苗木や種から育てる方法もありますが、市販のパイナップルのクラウン部分を植えると、実がなるまでの期間が短くなります。肥料は5月~9月頃の成長期に、リン酸がやや多めの化成肥料を土の表面に置くといいでしょう。
パイナップルは高温多湿の環境を好み、適温も20~30℃と比較的高いことが特徴です。暑さや日差しに強いため、日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。
暑さには強いパイナップルですが、真夏にコンクリートの床やベランダに鉢を直置きしておくと、温度が上がってパイナップルが弱ってしまいます。夏は高温に注意しながら、床と鉢の間に隙間を作って風通しを良くするなど、管理方法を工夫するようにしましょう。
パイナップルは寒さには強くありません。気温が低くなる秋以降は室内に置くようにし、10℃以下にならない場所で育てましょう。冬は成長が鈍くなりますが、極端に温度が下がらない限りは保温などを行う必要はないでしょう。
パイナップルの成長期である春から秋にかけては、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。特に、果実がついている場合は水の量も増やし、乾かしすぎないように管理することが大切です。
冬の間は、10~13℃の気温が保たれれば、乾かしすぎないように水を与えましょう。また、過湿になると根腐れを起こすことがあるため、土の表面が乾いてから水をあげるといいでしょう。もし、気温を保つのが難しく10℃以下になる場合は、水やりの回数を控えて乾かし気味にするのがポイントです。
パイナップルは一つの株から1個の実ができます。収穫後は成長が止まってしまうので、また新しい株から育てていくことになります。
この株の増やし方にはいくつか方法がありますが、代表的な3つの方法をご紹介します。
まずは冠芽から株を増やす方法です。 冠芽はパイナップルの実の頭にはえている葉の部分です。収穫したパイナップルの冠芽を切り離して水耕栽培や土に植えて根を出して育てていきます。パイナップルの実が育つまでは2年から3年ほどかかるため、気軽に試せる方法ですがそれなりに時間がかかってしまう方法でもあります。
裔芽とはパイナップルの実の根元に映えてくる新芽です。この裔芽がたくさん生えてくると実の成長を妨害してしまいます。10㎝くらいになったら親株からとって別の鉢などに植え付けましょう。早ければ1年ほどでパイナップルの実ができますよ。
吸芽は親株の葉のわきから映える新芽です。吸芽が出てきたら親株からとって別の鉢に植え付けると1年から1年半ほどで実がつきます。親株から取らずに放置していてもその吸芽から新たなパイナップルの実ができますが、徐々に収穫できるパイなプルが小さくなってしまうので、数年で新たな場所に植え付けていく方が良いでしょう。
Q.市販のパイナップルを使って栽培する方法を教えてください。
A.市販で販売されているパイナップルを使って育てる場合は、まずは葉っぱが付いたクラウン部分を2~3cmほど果肉を付けて切り取ります。次に、下葉を5~6枚ほど取り除き、3~4日ほど日陰で切り口を乾かします。切り口が乾いたら切り口の部分を土に植えるようにして鉢に植えましょう。
また、葉を4~5枚だけ残して芯だけの状態にし、同じく乾燥させて雑菌がつかないようにしてから土に植えるという方法もあります。この場合はしっかりと土にさして安定させるようにしましょう。
Q.パイナップルを植える土はどんなものがいいですか?
A.パイナップルはアルカリ性ではなく、水はけのよい酸性土や鹿沼土が適しています。アルカリ性の土で育てると微量要素欠乏症状で枯れてしまうため、地植えなどは注意が必要です。
Q.パイナップルをお手入れする際のポイントはありますか?
A.パイナップルは実がなるまでに時間がかかりますが、先のとがったユニークな形をした葉は観賞用としてもおすすめです。育てている間は枯れ葉などを定期的に取り除き、ペットや小さな子どもがいる家庭では先のとがった部分をハサミなどでカットするとケガ予防になるでしょう。また、葉は素手で触ると手を切ってしまうことがあるため、軍手を着用するのがいいでしょう。
パイナップルは果実が実る部分に紫紅色の花を咲かせます。実がなるまでに約3年の期間がかかりますが、見た目が独特で葉だけでも鑑賞用として楽しむことができます。パイナップルの実がつくと、まるで南国のようなフルーティーな香りが漂います。気軽に育てることができるので、ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。