培養土とは何? 使い方や種類、おすすめ商品を解説!
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さわやかな香りと酸味で料理を引き立ててくれるライム。柑橘系の植物は、寒さに弱いものが多いですが、ライムは比較的寒さに強く、国内でも冬越しが可能です。また、鉢植えで育てることで、寒冷地でも冬越しが可能になります。
ライムは、きちんと管理していれば、3, 4年で収穫できるため、初心者におすすめの果樹でもあります。管理は簡単で、剪定を頻繁に行う必要もなく、摘果も必要ありません。また、年に3回咲く花は見ていても楽しいものです。ここでは、ライムの育て方を詳しく紹介していきます。
ライムはミカン科の植物で、ヒマラヤが原産です。流通しているものの多くは輸入品ですが、愛媛県や香川県などでも栽培されています。柑橘系の中では比較的寒さに強いので、寒い地域でも育てることが可能です。
地植えでは2~3 m、鉢植えでも1~2mくらいの高さに生長します。花がかわいらしく、しかも年に3回咲くため人を飽きさせません。
そのまま生で食べるというより、レモンやユズと同じように、薬味や香りづけで用いられることが多い果実です。レモンより酸味が弱く、独特の苦みとさわやかな香りが特徴です。
ライムは苗から育てるのが一般的です。苗から育てると、3~4年で収穫できるようになります。
スーパーで出回っているライムには種がありませんが、メキシカンライムやフィンガーライムには種があり、種から育てることもできます。
種から育てる場合は、果肉を取り除いて綺麗にしてから苗床にまきます。しかし、実がなるまでには、かなりの年月が必要です。
ライムを育てるには鉢植えがおすすめです。寒い地域では、鉢植えにすることで暖かい室内に避難することもできます。また、鉢植えの方がコンパクトに育てることができて、最大でも2 mなので、収穫するのにも丁度よい高さです。
暖かい地域なら地植えも可能です。地植えの方が大きく育つので、収穫量も増えます。寒い地域で地植えをする場合は、冬に株元を腐葉土で覆い防寒するか、冬の間鉢上げしておいた方がよいでしょう。
植え付けは3,4月が適期で、鉢植えの場合8号以上の大きな鉢を使いましょう。
ライムは日当たりの良い場所を好みます。暑さに強いので、常に日当たりの良い場所で育てて構いません。ただし、寒さには弱いので、冷たい風が当たらない場所を選びましょう。
ライムは柑橘系の中では比較的寒さに強いのですが、それでも寒さには強くありません。最低でも0℃以上の気温で育てましょう。本州では、冬の間は寒さ対策が必須です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと水をあげましょう。特に花が咲き始める5~6月はたくさんの水を必要とするので、水切れを起こさないように管理します。
地植えの場合はそれほど水やりをする必要はありませんが、しばらく雨が降らずに乾燥していたら水をあげましょう。
ライムは水はけが良く、栄養分が豊富な土を好みます。
市販の柑橘専用培養土を使うことができますが、自作する場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜます。
地植えの場合は、土に腐葉土や牛糞堆肥を3割、川砂を1割ほど混ぜて耕しましょう。
3月、6月、10月に市販の固形有機肥料か、化成肥料を規定量与えましょう。果実が長い期間付いているので、長い期間肥料が効くように施すことがポイントです。
肥料を選ぶときは、肥料の三要素(窒素、リン酸、カリ)が均等に入ったものか、リン酸が少し多い肥料にしましょう。
なお、植え付け時には肥料を施す必要はありません。販売されている苗には多くの堆肥と肥料が施されているため、それ以上施すとかえって軟弱な苗になってしまうためです。
ライムはそのままにしておくと、かなり背が高くなってしまいます。そのため、植え付け直後に30~40 cmのところで切り詰めましょう。
翌春の3~4月になったら、前年に伸びた枝の先端を切り詰めます。その後、樹の内部にも日が当たるように全体的に剪定しましょう。
樹形が完成するのに3年くらいかかりますが、その後は伸びてきた細い枝を間引いていきます。樹形は、「開心自然形」か「模様木風」を目指すとよいでしょう。どちらも若木のうちから主枝を3本決めて上に伸ばす方法で、この形がもっとも実が多くなるとされています。
ライムは挿し木で増やすことができます。挿し木は梅雨時が最適です。
剪定した枝の先端を10~15cmに切って、切り口を1時間ほど水に浸けます。その後、清潔な土に挿すと、根が生えてきます。
新芽が出るまでは、たっぷり水を与えて明るい日陰で管理しましょう。根が十分に生えたら鉢に植え替えます。
関東以南の温暖な地域であれば、比較的簡単に冬越しできます。風が強いところは避け、暖かい場所で管理しましょう。地植えの場合は、株元に腐葉土などでマルチングするのも有効です。
関東以北の寒い地域では、室内の日当たりが良い場所で育てます。夜になると窓際の気温が下がるので注意が必要です。
ライムは植え付けてから3~4年で実をつけるようになります。そのころには樹形も整っているでしょう。
5月から10月に白く甘い香りがする花を咲かせれば、いよいよ実がなります。たくさんの実がなっても摘果する必要はありません。余分な実は自然と落下してくれます。
5月から10月の間に3回くらい花が咲くため、収穫時期も9月下旬から翌年の5月と長くなります。実が緑色のうちにヘタのあたりを切り取って収穫しましょう。
完熟するとレモンのように黄色くなりますが、ライムの特徴である酸味が落ちてしまうので、青いうちに収穫しましょう。
収穫を終えたら植え替えの適期です。植え替えは、春先くらいまでに行うようにします。
植え替えの頻度は2~3年に1回です。植え替えの際には、根を少し崩してから、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
ライムは、風で葉や実に傷がつくとそこから、かいよう病に感染することがあります。農薬を散布するのも良いのですが、強い風が当たらない場所で育てることが予防になります。
ライムの葉はアオムシやイモムシに狙われやすくなっています。葉っぱを食べられて丸坊主になってしまうこともあるので見つけたらすぐに駆除します。
アブラムシ、カイガラムシによって株が弱ることもあるので、見つけたらすぐに駆除するか農薬を散布しましょう。
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