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目次/ INDEX
オクラは、丈夫で育てやすいため、園芸や家庭菜園のビギナーでも栽培に失敗しにくい植物です。オクラ花は大輪であり、野菜の花の中では美しいことでも知られています。また、オクラの花とは別に花オクラもあります。
今回は、オクラと花オクラの違いや、美味しく食べる方法を解説します。オクラや花オクラを美味しく食べる参考にしてください。
そもそもオクラとはどのような植物なのでしょうか。あまり知られていないオクラの特徴について解説します。
オクラ(学名:Abelmoschus esculentus 英名:okra)は、アフリカの北東部の熱帯地が原産の植物です。アフリカ北東部では多年草であり、1年に何回も実をつけますが、日本の気候では越冬できないため1年草となっています。
エジプトではオクラを、紀元前元年頃にはすでに栽培していました。日本に輸入されたのは明治初期頃です。「ネリ」と呼ばれていたトロロアオイの近い品種のため和名は「アメリカネリ」といいます。
オクラは、アオイ科でトロロアオイ属の植物です。アフリカ北東部原産のため暑さに強く、育てやすい特徴があります。花は大きくて美しいレモンイエローですが1日花のため、朝に開花しても夕方にはしぼんでしまいます。その美しさ故に当初は、観賞用として輸入されていました。現在では、若いさやを食用にしますが、花も食べられます。
オクラの育て方は、本サイト「初心者にもできるオクラの育て方・栽培方法【解説動画付き】」を参考にしてください。
オクラは、品種の多い植物ですが、サヤの形状で5角形と丸型に大別されます。代表的な5品種をまとめました。
オクラは、アオイ科の植物です。同じアオイ科には、ハイビスカスやフヨウ、アブチロンなど、美しい花を咲かせるため人気が高い品種があります。オクラも、もともとは観賞用に輸入されただけあって、1日花ですが、きれいな花を咲かせます。
オクラの花は、中心が濃いワインレッドですが、レモンイエローの美しい花びらとのコントラストを楽しめます。品種によっては、クリーム色の花びらやピンク系の花びらを咲かせるものもあります。
オクラの花言葉は「恋の病」や「恋で身が細る」です。5~7cmもの大きなオクラの花がほっそりとしたサヤになる様子からつけられたとされています。恋をして、細くなって美しくなれば、それはそれで良いことかもしれません。
オクラの花は、8月15日の誕生花でもあります。日本ではお盆ですが、真夏に美しく咲く花にピッタリです。
花オクラは、オクラの花に似た花を咲かせるのですが、オクラとは似て非なるものです。ここからは、花オクラについて解説します。
花オクラは「トロロアオイ」「黄蜀葵(オウショッキ)」ともいわれ、オクラの花と同じようなレモンイエローの美しい花を咲かせます。オクラとの違いは、花の大きさと食べられる部分です。
花オクラは、オクラよりも大きな花を咲かせますが、その花がエディブルフラワーなのです。エディブルフラワーとは、食べられる花(食用花)のことです。花オクラはオクラのようなサヤはできず、硬く短い実がなりますが、実は食用には適していません。
花オクラは、オクラと同じアオイ科でトロロアオイ属の植物です。原産地は中国で育てやすいため、園芸や家庭菜園の初心者にも向いています。1日花のため、食用にするのであれば、しぼむ前に収穫しましょう。美しい花ですので観賞用として育てる人もいます。
花オクラの花は、オクラに似た独特のネバネバがあります。料理は、天ぷらや酢の物にしても美味しいですし、夏野菜ですので、おひたしや和え物もおすすめです。
花オクラが日本に伝わったのは奈良時代で、当時は和紙の糊として使われていました。原産地の中国では、漢方薬に利用されています。
花オクラの花言葉は「知られぬ恋」や「恋によって身が細る」です。知られぬ恋という花言葉は、花オクラの大きくて美しい花が1日でしぼむことが由来とされています。恋によって身が細るは、オクラと同じ由来です。
花オクラの花は、8月8日と8月24日の誕生花であり、「あなたを信じる」という花言葉もあります。
オクラは、夏バテ防止の野菜として知られています。ここでは、具体的にどのような栄養価や食べ方があるかを解説します。
オクラの栄養価で代表的なものは、食物繊維とβカロテン、ミネラルの3つです。オクラのネバネバ成分は、ガラクタン・ペクチン・アラバンという植物繊維であり、整腸作用を促してコレステロールを排出する作用があるとされています。
オクラの品種によりますが、βカロテンはレタスの約3倍以上含まれています。βカロテンには、がんの発生を抑える作用や体内の免疫を活発にする作用があるとされています。
豊富に含まれているカリウムやカルシウムは、高血圧への効果や、骨を丈夫にする作用が期待できるため、健康を維持するのに役立ちます。
オクラは下ごしらえすることで、より美味しく食べることができます。一般的な下ごしらえの方法は、塩を擦りつけて洗うことです。産毛がとれて、オクラの色が鮮やかになります。切り方は、料理の用途に応じてさまざまですが、細かく切り刻むほどネバネバが増えます。
オクラを茹でて使う場合は、沸騰してから入れて2分程度でお湯からあげます。すぐに冷水でさらし、まだ温い程度でザルなどにあげましょう。ネバネバが多くて、オクラの歯触りの良い塩梅は2分程度です。
オクラは多種多様な料理に使われますので、料理のポイントをまとめました。
花オクラの栄養価はオクラとよく似ていますが、少し違いがあります。ここでは、保存法なども含めて解説します。
花オクラは、オクラのようにネバネバがあります。ネバネバの中にはガラクタンやアラバン、ペクチンといった食物繊維が豊富に含まれています。また、マグネシウム、鉄、亜鉛、カルシウムなどのミネラルやβカロテン、ビタミン C、ビタミン E も含まれています。
花オクラの根は、黄蜀葵根(オウショッキコン)といわれ、喉の腫れや扁桃腺などの治療として使われます。漢方では、胃炎や胃潰瘍の治療などに使われています。
花オクラは1日花のため、保存がとても難しい食材です。あくまでも目安ですが、がくの部分を取り除き水洗いして下処理を施せば、野菜室で2日程度、冷凍なら2週間程度はもちます。新鮮なものを調理して食すのがおすすめです。花オクラの花びらを散らしたサラダなどは、美味しくてよく映えます。
花オクラは、保存がきかないため、市場に出回らない希少な食材です。それが家庭で簡単に作れると考えれば、栽培する価値はあるのではないでしょうか。
オクラは明治時代に観賞用として輸入され、夏の野菜として日本に定着しました。花オクラはオクラよりも大きな花を咲かせて、人々の目を惹きつけエディブルフラワーにもなります。
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