【菓子盆選手権】キャンプを盛り上げる最強お菓子チョイス王は誰だ!?
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ハナカタバミやミヤマカタバミ、イモカタバミ、フヨウカタバミといった植物を知っていますか? 実はこれらはすべてオキザリスの品種です。
オキザリスにはたくさんの種類があり、花の色や形、開花時期などが違うため、オキザリスだけでも一年間十分に楽しめます。また、日本の気候にも適応しているので、育成が簡単で初心者にもおすすめです。
今回は、オキザリスの育て方について紹介します。一年中楽しめるのに、放任でも良く育つオキザリスを育ててみませんか。
オキザリスは南アフリカや中南米が原産の多年草です。カタバミ科オキザリス属のため、和名ではハナカタバミのように、「カタバミ」と付いている品種が多いです。
日本へは江戸時代末期ごろに伝わったと言われており、現在は世界中にたくさんの品種が自生しています。ミヤマカタバミのように、日本で帰化植物となった品種もあります。
オキザリスの開花時期は、春咲き、夏咲き、秋咲き、冬咲き、四季咲きの品種があります。そのため、咲かせたい時期の品種を集中して選ぶことも、開花時期をずらして一年中楽しむこともできます。
花の色は白や黄色、オレンジ、紫、ピンクなどがあります。複数の色が混じった品種もあるので、好みの色を選ぶとよいでしょう。
花は一重咲きのものが多いですが、花びらが少しずつ重なっているものもあります。プロペラやパラソルのような形をしているのが特徴です。
また、花だけではなく、葉の色や形、質感にも様々な種類があるので、オキザリスだけでもいろいろな種類を楽しめます。
オキザリスは、苗からでも球根からでも育てられます。
苗を選ぶ場合は、茎や葉が立っている元気なものを選び、赤ダニなどの病害虫がないものを選びましょう。球根から育てる場合は、4号鉢に3球、5号鉢に5球ほどが目安です。
オキザリスは冬に屋外で越冬することが難しいため、鉢植えで育てるのが一般的です。ただし、温暖な地域や冬に鉢上げするのであれば、地植えでも育てられます。
オキザリスは、春に植えて春~秋に咲く春植え種と、秋に植えて秋から春に咲く秋植え種に分けられます。春植え種なら3月~4月、秋植え種なら9月~10月に植え付けます。
鉢植えの場合は4cm間隔、地植えの場合は10cm間隔で植え付けましょう。オキザリスは生長が早く、横に広がっていくので、他の植物の生長を邪魔しかねません。地植えの場合は土の中に仕切りを作っておくのがおすすめです。
オキザリスは日光に当たることで開花するため、日当たりがとても重要です。日当たりが良い場所で育てていても、曇天や雨天の時には、花が閉じてしまうほどです。そのため、開花させたいなら、必ず日当たりが良い場所で管理しましょう。
ただし、夏の直射日光や、強い西日に当たると弱ってしまうことがあります。日差しが強い時は明るい半日陰に移動するか、遮光ネットで遮光しましょう。
オキザリスは、品種によって耐寒性と耐暑性が異なります。
秋植え種の多くが春までに開花を終わらせ、夏の間は休眠します。休眠したら、風通しが良く直射日光が当たらない半日陰で管理しましょう。
春植え種の多くは秋までに開花を終わらせ、冬に休眠します。休眠したら、半日陰で管理しても問題ありません。
全品種とも5℃以下になると葉が傷んでしまうので、室内の暖かいところで管理します。
オキザリスは乾燥にとても強いので、土の表面が乾いてから1, 2日待って水やりします。
夏の間に休眠した場合は、水やりの回数を減らし乾燥気味に管理します。冬の間に休眠した場合は、土が乾いてから数日後に水やりします。
冬の間は月に1~2回の水やりでも大丈夫ですが、忘れないように注意しましょう。
オキザリスは、水はけの良い土が好みです。鉢植えの場合は、土の深さの1/4ほどを鉢底石にして水はけを良くしましょう。
市販の培養土で育てられますが、水はけを良くするために、山野草用の培養土を使うのがおすすめです。自分で配合するなら赤玉土7と腐葉土3の割合で混ぜ合わせると良いでしょう。
地植えの場合は、植え付け場所を耕し、腐葉土を3割程度混ぜておくと、水はけが良くなります。それでも水はけが悪い場合には、高畝にしましょう。
おすすめの土
オキザリスは肥料を与えなくても育ちますが、肥料を与えたほうが、花付きが良くなります。
植え付ける前に、元肥として緩効性の化成肥料を施しましょう。開花時には、10日に1回くらいの頻度で液体肥料を与えてもよいです。
ただし、肥料のやり過ぎで葉ボケをしてしまうと、花付きが悪くなってしまうので、施し過ぎないように注意します。また、休眠している時期は肥料を施さないように注意しましょう。
おすすめの肥料
根詰まりを防ぐために、2~3年に1回の植え替えが必要です。休眠期が終わるころに植え替えましょう。
植え替えをする数日前から水やりをやめておくと、根を傷めずに植え替えやすくなります。地植えの場合は、晴れが続いた日に行うのがおすすめです。
植え替える際は、ひと回り大きい鉢に植え替えます。これ以上大きくしたくない場合には、根を切って小さくしてから植え替えましょう。
オキザリスは分球しやすいため、球根で簡単に増やせます。
球根を掘り上げて、分球している子球を取り分けた後、別の鉢に植え替えれば新しい芽が生えてきます。分球したばかりの苗から開花することは稀ですが、翌年から花の数が増えていきます。
植え付け適期ではない場合には、球根を掘り上げて保管することもできます。保管する場合は、直射日光に当たらない場所で、風通しが良く湿気の少ないところで管理します。
オキザリスは湿気に弱いため、根腐れを起こすことがあります。根腐れを起こさないために、水はけの良い土で育て、雨が避けられる場所で管理するとよいでしょう。
地植えの場合は移動できないので、高畝にしたり、雨除けを作ったりして対策します。
気温が高い時期には赤ダニが付くことがあります。葉裏に付くことが多いので、葉裏に水をかけて洗い流しましょう。
おすすめの殺虫剤
オキザリスは日本にも自生している多年草の草花です。花の種類がとても多く、咲く時期も違うため、一年中飽きずに育てられます。
初めて育てる場合は、鉢植えから始めるとよいでしょう。季節に応じて鉢を移動しながら育てられます。開花時期は特に日当たりが大事なので、日当たりの良い場所に移動します。
また、根腐れを起こすので、雨に当たり過ぎないのも重要です。梅雨時や雨が続く時は、雨除けができる場所に移動します。
オキザリスには春植え種と秋植え種があり、それぞれ季節によって育て方が違うので、しっかり確認しておきましょう。