湿気取りには重曹がおすすめ! 除湿剤の作り方や再利用術をご紹介
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目次/ INDEX
こんにちは。ライターの大塚たくまです。
自宅のお掃除って、面倒ですよね。とはいえ、そのまま放置するわけにもいきません。カインズで自宅で使える洗剤を探していると、こんな名前の洗剤を見つけました。
「HOME RESET(ホームリセット)」
「できたら苦労しねえわ」とその場でツッコんでしまいました。
「リセット」て。そりゃあ、ホームをリセットしたいよ。引っ越しの片付けが終わった初日にリセットしたいよ。叶わぬ夢なら語らないでよ……!
いったいどんな了見で「リセット」なんて言っちゃってるのか。さすがに言い過ぎなんじゃないだろうか。そう思ったぼくは、花王さんに直接聞いてみました。
花王・松田さん
えっ、いえいえ! 言い過ぎてるなんてことはありませんよ。
大塚
インパクトのあるネーミングにしようと思ってますよね。「リセット」なんて、できたら苦労しないと思うんですよ。
花王・松田さん
……大塚さん、インスタで「#キッチンリセット」というハッシュタグが流行っているのをご存じですか?
大塚
えっ、なんですかそれ……?
花王・松田さん
実は最近、「キッチンリセット」という言葉が「ちょっと散らかったキッチンを整えよう」くらいのニュアンスで使われているんです。
大塚
本当だ。インスタでかなり盛り上がっている。ちょっとしたキッチンのお掃除テクや片付けテクが紹介されていますね。
インスタで検索すると盛り上がっていた ※「#キッチンリセット」イメージ画像
花王・松田さん
キッチンを「使う前に戻す」「使う前の状態に整える」というニュアンスなんですよ。
大塚
つまり「ホームリセット」も、「戻す」「整える」というニュアンスの「リセット」ということですか?
花王・松田さん
そうですね。頑張ってゴシゴシ掃除するというわけではなく、「その日のうちにサクッとキレイな状態に整えよう」といった意味を込めています。
大塚
なるほど……。つまり「汚れまくったホームをリセットする」ではなく、「汚れが蓄積してしまう前に、ホームをこまめにリセットする」とか、そういう意味合いなんですかね。
花王・松田さん
おっしゃる通りです! 大掃除のときだけ使うものではなく、日常の暮らしの中で活躍する新世代の洗剤なんです。
花王公式サイトより
大塚
ホームリセットは、どんな汚れに合っているんですか?
花王・松田さん
パッケージに「家じゅうこれ1本」と謳っている通り、家じゅうの気になる汚れにサッと使えます。
大塚
「家じゅう」ってことはないでしょう?
花王・松田さん
調理台、ガスコンロ、IH調理器、キッチンカウンター、食卓などのテーブル、サイドボードやテレビ台などの家具、ゴミ箱などプラスチック製品、洗面台、鏡、窓、ドアノブ、手すり、床や電化製品、照明器具……。
大塚
……あ、家じゅうでした。すいません、もう大丈夫です。……なるほど。じゃあ、さっそくキッチンのシンク回りに使ってみようかな。ちょうど昼食後で汚れてます。
ガチ汚れ
花王・松田さん
いい汚れですね。まずは汚れに「ホームリセット」を噴射してください。
大塚
こんな感じですか?
花王・松田さん
はい。噴射したら、ササッと拭いてください。キッチンペーパーで構いません。
大塚
ペーパーでいいんですか!? よし、拭いてみよう。
大塚
おお。ちょっと拭いただけで、けっこう落ちる。
花王・松田さん
そのまま全体をササっと拭いてみてください。
思った以上にピカピカ
大塚
キッチンペーパー1枚でここまでキレイに拭きあげられるとは……。大半の汚れは落ちちゃいました。
花王・松田さん
変性した油汚れなど蓄積してしまった汚れは専用洗剤を使うことをオススメしますが、調理台やシンクでの作業後に「ホームリセット」を使っていただくと、キレイな状態を保てますよ。
大塚
洗剤を使うと、ベタつくイメージがあったんですけど「ホームリセット」はそのベタつきがないですね。
花王・松田さん
ベタつかずにすぐ乾くのが「ホームリセット」の大きな特徴のひとつですね。2度ぶきいらずで、簡単に使えることがもっともこだわって作っている部分です。
大塚
ちょっと拭くだけでこんなにキレイになるなんて。ピカピカのシンクも気持ちいいな。拭き残りが少ない点にも驚きました。
花王・松田さん
拭き残りの面はこだわっています。拭いた後に跡が残ってしまうので、結局水拭きが必要になるというケースが多いんです。そこで「ホームリセット」では、水拭きよりも早く乾く設計になっています。
大塚
これだけサッと拭けると、テーブルの汚れを拭いた後、すぐ次の作業に移れますね。作業の途中途中でもパッと使える。掃除に使うというよりは、定期的なお掃除が楽になるツールですね。。
花王・松田さん
電子レンジや冷蔵庫などにもサッと気軽に使えるようになっています。
大塚
使うタイミングとしては「今日お掃除頑張ろう」というタイミングではないですよね。テーブルを使った後とか、キッチンを使った後とかの日常。
花王・松田さん
そうですね。「掃除」のハードルをなるべく低くしたいんです。ちょっとキレイに整えるくらいの感覚で使っていただけるといいなと思っています。
大塚
なるほど。「ホームリセット」でいろんなところを掃除してみたくなりました。ネーミングのニュアンスも、だんだんわかってきました。
大塚
「ホームリセット」が開発されたのは、どのような背景があったんでしょうか。
花王・松田さん
特にコロナ前までは、ふきそうじ洗剤市場は、20~30代の若年層の使用率が低いことが課題でした。
大塚
30代はお掃除用の洗剤をあまり買わないということですか。どうして……?
花王・松田さん
現在、共働きが当たり前の時代になっていますよね。今の30代は、掃除だけでなく、家事全般にかけられる時間がものすごく少なくなってきているんです。そのため、洗剤を持っている人の中でも、30代の方は洗剤の使用頻度が少ないんです。
大塚
あー……。たしかに、わかります。掃除ができない、したくないというよりも、掃除時間の確保が難しくて、なかなかできないんですよね。
花王・松田さん
私どもで「現代家事3ないニーズ」と呼んでいる、現代の家事に対する大きなニーズがあります。それは「やりたくない」「考えたくない」「持ちたくない」です。
大塚
なんかすごいの出てきた。一つひとつ説明していただいていいですか?
花王・松田さん
まずは「やりたくない」。行動を省きたいというニーズですね。家事の時間をなるべく減らして、自分や家族のために時間をとりたいという方が増えてきました。
大塚
たしかに。ぼくもまったく同意見です。家事全体の行動を省きたくてしょうがない。
花王・松田さん
次に「考えたくない」。この汚れにはこの洗剤…など、色々使い分けるのは面倒で、掃除のことを考えたくないというニーズです。
大塚
これもわかります。「どうやって掃除をするか」を考えるだけで億劫になります。
花王・松田さん
最後に「持ちたくない」も重要です。なるべく物を増やしたくなく、シンプルにしたいというニーズです。以上のニーズに応えるため、「ホームリセット」は開発されました。
大塚
なるほど……。「ホームリセット」なら1本でいいから、持たなくていいし、考えなくていい。そして、気軽に掃除できることから「やりたくない」をフォローする感じですね。
大塚
「やりたくない・考えたくない・持ちたくない」のを望むというのは、ぼくらミレニアル世代だけでなく、どの世代も望んでいることじゃないんですか?
花王・松田さん
気軽に掃除したいニーズがある一方で、汚れや場所に合わせて専用洗剤でしっかり掃除したいというニーズもあります。自分のお掃除習慣や方法に合わせて、洗剤を選んでいただくことが大切だと思います。
大塚
なるほど。掃除に割きたいエネルギーの量がまったく違うということなんですね。どうすれば、掃除へのモチベーションを高められるでしょうか。
花王・松田さん
モチベーションを高めるきっかけとしては、サッと取り出すだけで使える 「シートタイプ」がおすすめです。まずは「シート1枚で、1日1リセットしてみよう」と気負わずに取り組んでみてください。それだけでも、かなり変わります。
大塚
「1日1リセット」っていいですね。「今日は、鍋が吹きこぼれた後を拭こう」「今日は電子レンジの中を拭いてみよう」などと、ちょっとずつやっていくうちに楽しくなって習慣化しやすそうです。
花王・松田さん
洗剤って、戸棚の中にしまい込みたくなるんですが、ホームリセットの場合は、あえて出しておくことをおすすめします。家族みんなが手に取れるところに置いておくと、すぐ拭き掃除に使ってくれるんです。
大塚
たしかに。そうなると、お子さんでもできるかもしれませんね。
大塚
購入した方からはどんな反響がありますか。
花王・松田さん
これまでの洗剤では「ここの汚れが劇的に落ちた」とかそういった声が多かったんです。「ホームリセット」に関しては「こまめに掃除できるようになった」「掃除のハードルが下がった」「楽しくストレスなく掃除できる」といった声が多いですね。
大塚
洗浄能力以上に、気軽さを重視する声が増えてきているんですね。まさに今風の洗剤だ。
花王・松田さん
「面倒臭さ」という点をもっと紐解くと、雑巾やふきんなど「汚れを落とす準備」が面倒という声も大きいんです。
大塚
「ホームリセット」なら、すぐに手に取れるキッチンペーパーで拭けるし、ペーパータイプの「ホームリセット」もあるから、気軽に使えますね。
シートタイプも人気
花王・松田さん
朝食を作ったときの油はねをちょっと拭けたり、子どもたちのベタつきの強い食べこぼしをサッと拭けたり。さらにはクレヨンや鉛筆で落書きしちゃった汚れまで落とせます。
大塚
たしかに。うちの子もすぐ壁に落書きしちゃって、困っているんですよ。落書きにサッと使えるのはありがたいな。
花王・松田さん
日常生活で困った汚れは、だいたいこれで解決できます。だから、お子さんの食事やお絵かき中「汚しちゃダメ」とついつい制限しがちだったのが、掃除負担が軽くなったので、伸び伸びとやらせてあげられて嬉しいといったお声もいただいています。
大塚
「ちょっと汚れてもいいや」という安心感が生まれるんですね。まさか、お掃除から子育ての余裕にまで発展するとは……。お掃除って大事ですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。
コロナ禍以降、おうちでのお掃除需要は高まりました。その中で、拭き掃除への面倒臭さに直面し、よりいっそう「面倒」というネガティブなイメージも深まり、「掃除疲れ」に陥る人も多くなりました。
「ホームリセット」が、「掃除疲れ」を軽減させられるといいと思います。
「やりたくない」というわけではなく、「やれない」と感じている人も多いのが実情。汚れた部屋を見ると「嫌だな」と思いつつも、時間がないから「行ってきます」という毎日……。
そんな悪循環をストップし、好循環をスタートさせるきっかけとなる役割を「ホームリセット」は担っています。
「ホームリセット」でこまめな「リセット」ができるようになり、部屋が整うきっかけになるといいですね。まずは一度、試してみてください。
大塚
そもそも「ホームリセット」って、言い過ぎだと思うんですよね。実際「さすがに言い過ぎちゃってるな」って、思ってるでしょ?