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初心者でもOK!じゃがいもの育て方|大きく育てるコツも解説

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株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

家庭菜園で人気のじゃがいも。肉じゃがやカレー、ポテトサラダなど食卓に欠かせない野菜です。じゃがいもは他の野菜と比べてあまり手間をかけずに育てられるため、家庭菜園初心者の方にもおすすめの野菜となっています。

また、畑や庭がなくても麻袋やプランターを使って育てることができるため、アパートやマンション住まいの方も挑戦しやすいというメリットも。この記事では基本的なじゃがいもの育て方や、大きく育てるためのポイントを解説していきます。じゃがいも作りに挑戦しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

じゃがいもの栽培時期:初心者の方は春植えがおすすめ

じゃがいもの栽培時期:初心者の方は春植えがおすすめ

じゃがいもの植え付け時期は春(2月下旬〜4月中旬)と秋(8月下旬〜9月中旬)の2回あり、収穫は春植えの場合6月頃、秋植えの場合12月頃になります。ただ秋植えの場合は、夏の暑さで種イモが腐ってしまったり、冬の寒さが早いと大きく育たないことも。秋植えだと大きく育てるためには少々難易度が上がるため、初めてじゃがいも栽培に挑戦する方は春植えがおすすめです。

「種イモ」とは?:植え付け用の病害虫に強いじゃがいも

種イモとは、植え付け用に作られた、病気や害虫に強いじゃがいものこと。じゃがいもは病害虫に弱く、もし感染したものを種として植えると収穫量や品質に悪い影響が出てしまうため、安定して収穫するために種イモを使用します。

種イモは12月下旬頃から販売が始まりますが、春植えの場合、植え付け時期の3月頃に購入するのがおすすめです。4月中旬ぐらいまでホームセンターや園芸店、オンラインショップなどで購入できますので、タイミングを逃さないようにチェックしてみましょう。

じゃがいも栽培でおすすめの品種:「男爵」「きたあかり」など

じゃがいも栽培でおすすめの品種:「男爵」「きたあかり」など

じゃがいもにも様々な品種がありますが、栽培の難易度がさほど変わらないため、好みの品種や料理に使いやすい品種を選んでみましょう。よくスーパーでも売られている人気の品種は「男爵」や「メークイン」、「きたあかり」などです。

  • 男爵:ホクホクとした食感が特徴。コロッケやポテトサラダなどに使うのがおすすめ。収穫期が早く、収穫量も多いので初めての方でも育てやすい品種。
  • メークイン:男爵よりもなめらかな舌触りとほんのり甘みがあるのが特徴。煮崩れしにくいため、カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理におすすめ。
  • きたあかり:ホクホクとした食感と強い甘みが特徴。比較的生長が早く、土の中で根を出さずに長期間貯蔵できる。じゃがいもがかかりやすい「そうか病」にも強いため、家庭菜園におすすめ。

他にも、「十勝こがね」や「インカのめざめ」などの品種があります。じゃがいも栽培に慣れてきたら、色々な品種の栽培に挑戦してみるのもおすすめです。

じゃがいも栽培に必要なもの

じゃがいも栽培に必要なもの

じゃがいもの植え付け時期や品種が確認できたら、栽培に必要な道具を用意していきましょう。次の4つは必ず用意します。

  • 種イモ
  • じゃがいも用肥料
  • スコップ
  • 切り口の保護剤or草木灰

他にも、土のpHを測定するためにpH測定器もあると便利です。じゃがいもはpH5.0〜6.0の土を好むため、数値に合わせて苦土石灰をまいて調節すると元気に育ちます。

  • pH5.0以下の場合:苦土石灰を100g(1m²当たり)まく。
  • pH5.0〜6.0の場合:苦土石灰を50g(1m²当たり)まく。
  • pH6.0以上の場合:苦土石灰をまく必要なし。

また、庭や畑に植える方はクワなどの器具も用意してください。ベランダなどで栽培する方は深めのプランターや麻袋、腐葉土を用意しましょう。

じゃがいもの育て方:大きく育てるポイントも解説!

じゃがいもの育て方:大きく育てるポイントも解説!

1.植え付け準備:元肥を混ぜ込み土作りをする

1.植え付け準備:元肥を混ぜ込み土作りをする

大きなじゃがいもを育てるためには、事前の土作りが大切です。じゃがいもが十分に根を広げて養分を吸収できるように、25cm〜30cmの深さに耕します。また、元肥としてじゃがいも用の肥料を施してください。合わせてpHを測定して、pH5.0以下の場合は苦土石灰もまいておきましょう。pH7.0以上になると、じゃがいもにブツブツとした斑紋ができる「そうか病」が発生することがあるため、やりすぎには注意が必要です。

じゃがいもを大きく育てるポイント

じゃがいもはトマトやナスと同じナス科の野菜のため、連作障害にも注意しましょう。連作障害とはナス科やウリ科、アブラナ科などの植物や野菜を何年も同じ場所で栽培していると、生育が悪くなったり枯れたりしてしまう現象のことを言います。連作障害を避けるために、最低でも2〜3年空けて栽培するようにしましょう。

また、近くに同じナス科の野菜があると病害虫が増えてしまうことがあります。他にも近くにキャベツがあると、じゃがいもと同じ栄養を奪い合うためお互いの生育が悪くなってしまうことも。もし同じ時期に育てる場合は、距離を離して栽培するようにしましょう。

2.植え付け準備:芽出しをして、大きい種イモはカットする

2.植え付け準備:芽出しをして、大きい種イモはカットする

土作りができたら種イモを用意し、植え付けの2〜3週間前から芽出しをしておきます。芽出しとは陽の光が当たる場所に種イモを並べて、先に発芽させておくこと。必須の作業ではありませんが、芽出しをしておくと生育が良くなり、植え付けた種イモから芽が出ず収穫できない…という事態を防ぐことができます。

芽出しができたら、大きいサイズの種イモをカットしましょう。目安は次のようになります。

  • 40〜60g:カットせずにそのまま植え付ける。
  • 60〜120g:半切りにする。
  • 120〜190g:三つ切りにする。
  • 190〜260g:四つ切りにする。

カットすることで、4.で紹介する「芽かき」の手間を減らすことができます。他にも単純に数が増えるので、コスパ良く植え付けられます。

じゃがいもを大きく育てるポイント

切り分けた種イモは、2〜3日ほど日陰で乾燥させるか、切り口の保護剤を使って腐敗を防ぐようにしましょう。また、秋植えの場合は時期的にも腐りやすいため、カットせずにそのまま植えるようにします。

3.畝を作り種イモを植え付ける

3.畝を作り種イモを植え付ける

土作り・種イモの準備が整ったら、畝を作り種イモを植え付けていきます。生長したときに葉や株元が混み合わないように、種イモ同士の間は30cm空けて植え付けていきましょう。覆土は5〜6cm程度かけます。春植えの場合、遅霜の心配がある地域では寒冷紗などをかけておくと安心です。

じゃがいもを大きく育てるポイント

植え付ける際、種イモはカットした面を下(逆さ植え)にして植え付けましょう。逆さに植えることで、芽が一度下に伸びたあと上に向かって伸びるため、強い芽だけが生き残り、病気に強いジャガイモが育つようになります。

麻袋で育てる場合も、同様にカットした面を下にして植え付けましょう。基本的にベランダに入る雨水で元気に育ちますが、あまり雨が入り込まない場合、土が乾燥してきたらジョウロで水やりするようにしてください。

4.芽かきのタイミングで土寄せ(追肥)をする

4.芽かきのタイミングで土寄せ(追肥)をする

芽が伸びて草丈が10cmくらいになった頃、1つの種イモから芽が複数出ていたら、生育のいい1〜2本を残す「芽かき」を行いましょう。芽かきの際には、種イモごと引き抜いてしまわないように、株元を押さえながら丁寧に行ってください。

芽かきができたら追肥を混ぜる「土寄せ」も合わせて行います。その後、草丈が30㎝ほどになったタイミングで2回目の土寄せ・追肥をすると良いでしょう。

じゃがいもを大きく育てるポイント

芽かきは、大きなじゃがいもを育てるために大切な作業です。というのも、種イモを植えると、地上部からは芽が、地下部には「ストロン」と呼ばれるわき芽が伸びます。じゃがいもはこのストロンの先に作られ、地上の芽の数と同じくどんどん増えていきます。

一見、たくさんじゃがいもが増えるため、良いことのようにも思えますが、その分栄養が分散され、小さなじゃがいもしか収穫できなくなってしまうんです。芽かきをしてストロンの数を制限することで、大きなじゃがいもを作りやすくなるため、忘れずに行いましょう。

5.収穫したら半日ほど日光に当て乾燥させる

じゃがいもの保存方法

地上部の葉や茎が枯れ始め、黄色くなってきたら収穫OKのサインです。じゃがいもを傷つけないように、株元からズラした位置にスコップを入れて土を掘り上げ、茎を持ちながら収穫しましょう。このとき、皮を傷つけてしまうと傷みやすくなるため、慎重に掘り起こしてください。

ちなみに、春植えの場合、葉が枯れ出す前に収穫すると皮の薄い「新じゃが」を収穫することができます。逆に、地上部が完全に枯れるまでおいてから収穫すると、保存性が高まるのでおすすめです。じゃがいもが腐らないように、土が乾いている天気の良い日に掘り上げましょう。春植えの場合は、梅雨が来る前に収穫するようにしてください。

収穫後は、半日ほどじゃがいもを天日干しして、完全に乾かすようにしましょう。きちんと乾燥させることで、より保存性が高まります。

じゃがいもの保存方法

じゃがいもの保存方法

じゃがいもを乾燥させたあとは、風通しの良い気温5度前後の暗所で貯蔵すると、萌芽が少なくなり長く保存できます。じゃがいもを重ねたり、袋に密閉して入れると腐りやすくなるため注意してください。また、水洗いすると保存性が落ちてしまうため、ある程度土を落としたらそのまま保存するようにしましょう。

じゃがいも栽培で気をつけたい病害虫

じゃがいも栽培で気をつけたい病害虫

比較的初心者でも育てやすいじゃがいもですが、病害虫には注意が必要です。よく見られる病気や害虫、その対策をまとめたのでぜひ参考にしてください。

そうか病

そうか病は、じゃがいもにカサブタのような斑紋ができる病気です。皮をむけば食べることができますが、見た目が悪く被害が大きくなることも。長期間被害が続く可能性もあるため、しっかりと対策する必要があります。

じゃがいものそうか病は細菌が原因のため、次の対策を行いましょう。

  • 連作をしない
  • 無病の種イモを使う
  • 土壌pHを5.0〜6.0にする

疫病(カビ)

疫病は、葉や茎、実などがしおれ、株全体が枯れてしまう病気のことです。葉裏に白いカビが生えたり、じゃがいもの中が褐色に腐敗したりしてしまいます。梅雨や秋の長雨の時期に発生しやすいため、とくに秋植えの場合は注意が必要です。

対策として、植え付けの際に敷きワラをして泥はねを防いだり、「ダコニール1000」や「サンボルドー」、「オーソサイド水和剤」などの殺菌剤を定期的に散布するようにしましょう。

モザイク病

モザイク病は、葉にモザイク状の模様が現れ、進行するとじゃがいもの生育が止まってしまう病気です。じゃがいもだけでなく、ほとんどの野菜に発生する病気なので、近くで育てている作物についても注意しましょう。

対策として、モザイク病はアブラムシが媒介する病気なので、アブラムシの発生を防ぐことが大切です。現時点ではモザイク病に有効な治療法がないため、広がる前に早めに葉を除去するようにしましょう。

アブラムシ

アブラムシは繁殖力が高く、気づいたときにはすでに大量発生していることが多いです。株が弱くなったり、モザイク病を媒介することもあるため、見つけ次第早めに駆除しましょう。市販の薬剤はアブラムシに効果があるものが多いので、使用するのもおすすめです。

オオタバコガ

オオタバコガは蛾の幼虫で、繁殖力が高いため早めの駆除が大切です。対策として、ネットを張って成虫の飛来を防いだり、畑の周辺にソルゴーを植えて防壁にするのも予防につながります。

テントウムシダマシ

テントウムシダマシは20個くらいの星模様があり、テントウムシよりもくすんだ色の害虫です。テントウムシはアブラムシを食べてくれますが、テントウムシダマシはアブラムシではなくナス科の野菜の葉を好んで食べるため、早めの予防を心がけましょう。とくに葉裏に住み着くため、薬剤を散布して対策をするようにしてください。

まとめ:ポイントを抑えてじゃがいも作りを楽しもう!

まとめ:ポイントを抑えてじゃがいも作りを楽しもう!

いかがでしょうか。ここまでじゃがいもの植え付け時期や育て方、上手に育てるポイントを紹介してきました。じゃがいもは比較的栽培の手間が少なく、初心者の方でも大きく育てることができます。ぜひこの記事を参考に、じゃがいも作りに挑戦してみてください。

また、カインズではじゃがいも栽培に便利なグッズや、肥料、腐葉土、殺菌剤などを豊富に取り揃えています。オンラインでも購入できるので、興味がある方はぜひご覧ください。
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