花粉症に怯えている。盲点だった手法で今年はバトルを仕掛けてみることにした
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近年、外出自粛の傾向によって高まっているガーデニング需要。これから始めてみようと考えている方は、いきなり難しい植物を育てて失敗しないよう、ガーデニングの基本を知っておく必要があります。
本記事では、ガーデニングを始めるにあたって知っておきたい基本知識と、初心者が育てやすい植物の種類や選び方をご紹介。自分好みのお庭づくりのために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガーデニングにはさまざまな魅力があります。まずは、植え付けた植物が成長していく様子を観察できることです。自分がお世話をしている植物がどんどん成長していく姿は、まるで我が子を育てているかのような感覚になるほど。
イリノイ大学の研究によると、ガーデニングにはストレスを軽減する効果があることが分かりました。外出できないぶん、ガーデニングでストレス発散ができるのも、大きな魅力だといえます。そうして育った植物が花を咲かせると、今度はその姿に癒されるので、一石二鳥ですね。
また、ガーデニングをすることで適度に日光浴も可能です。ガーデニングはほどよく汗をかくこともできるので、普段運動をあまりしない方もぜひトライしてみては。
大きな庭がなくても、ちょっとした庭があればそこでガーデニングを楽しむことができます。狭いほうが植物の管理が楽なので、あえて省スペースでガーデニングを楽しむ人も。お世話の手間もそれほどかからないため、ガーデニング初心者の場合はとくに狭い庭で初めてみるのをおすすめします。
ガーデニングはなにも、庭だけで楽しむものではありません。日当たり・風通しのいい場所なら、花壇だけでも十分です。花壇といっても奥行きのあるもの、細長いもの、高さのあるものなどさまざま。植物の開花はもちろん、花壇全体をひとつのアートとして楽しむことも可能です。花壇だけでコンパクトにガーデニングを楽しみたい人におすすめ。
庭や花壇がない場合は、プランターを使えば玄関先でもガーデニングを楽しむことができます。玄関先に色とりどりの植物があると、それだけで華やかな印象に。あまりスペースがないぶん、楽しめる植物は限られてしまいますが、お世話に自信のない方や初心者の方はまずは玄関先のガーデニングから初めてみてはいかがでしょうか。
マンションに住んでいる場合などは、玄関先に物が置けなかったり、お庭がなかったりしますよね。そんなときにおすすめなのが、インドアガーデニング。基本的に日当たり・風通しのいい場所を好む植物ですが、室内でも十分育つ種類もあります。
なかでも比較的耐陰性のある観葉植物は、インドアガーデニングにおすすめです。観葉植物はお世話が簡単なものも多いので、初心者の方が着手しやすい植物だといえます。
ガーデニング初心者が育てやすい植物のポイントとしては、手入れの手間がそれほどかからない・病害虫に強いの2つです。
初心者の場合、丁寧に手入れをしないといけない植物を選んでしまうと、疎かになったり忘れてしまったりするリスクがあります。まずはそれほど手間がかからない植物のお世話に慣れてから、徐々に手間のかかる植物を育てるようにしていくと、失敗せずにすみますよ。
また、病害虫に弱い植物も多々あるため、なるべく強いものを選ぶようにしましょう。一度病害虫の被害を受けると、取り除くのに苦労することも。病害虫に強いものの場合も、せっかく育てた植物を病害虫によって失わないよう、対策をしっかりしておくのがおすすめです。
種から育てるのももちろんいいですが、ホームセンターなどに売ってある苗を購入して育てるのもおすすめです。いい苗の見分け方としては、大きく3つあります。1つは虫が食っていないか。2つ目は間延びしていないか。そして最後に、蕾がたくさんついているかです。
茎がひょろひょろとしていなくて、元気な葉と蕾がたくさんついているものを選べば、その植物を長く楽しめるでしょう。
アイスバーグは白いバラで、俯き加減に花が咲くのが特徴です。成長しても花の形が崩れにくく、むしろ花が散っていく様子さえきれいで見応えがあります。花は春から秋まで咲き、温暖な地域なら越冬も可能。
耐暑性・耐寒性にくわえ耐陰性があり、病虫害の心配もそれほどないため、初心者が挑戦しても失敗するリスクが少ないのが嬉しいポイントです。アイスバーグは、耐寒性や耐病性に優れた品種が選ばれるADR賞を受賞しています。とくに肥料なども必要ないため、初心者の方でガーデニングを始めるなら、まずはアイスバーグに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ラベンダーカラーのかわいらしい花を咲かせるだるま菊は、対馬海流沿いの岩上などに生える多年草です。あまり背丈が高くならず、株が広がりやすいためグラウンドカバーとしてもおすすめ。
非常に丈夫で育てやすいですが、日当たりと水はけのよい場所を用意しておく必要があります。ただ、植え付けたあとはあまり水やりをしなくても、毎年花を咲かせてくれるのが初心者には嬉しいポイント。むしろ過保護に育てるときれいに花が咲かないため、基本的には放置しておくようにしましょう。
マーガレットと非常に似た小さな花を咲かせるノースポール。寒さに弱く、冬から初夏にかけて花をつけます。冬は全体的に花の咲く植物が少なくなるため、彩りが減りがちな冬に重宝される花のひとつです。
ノースポールは日当たり・風通し・水はけのよい場所に植え付けましょう。土が乾燥したのを確認したら、土の表面にまんべんなくたっぷりの水をかけてあげてください。葉が乾燥しないと害虫がついてしまうことがあるので、水のあげすぎには注意が必要です。
およそ500以上の品種があるペチュニアは、夏の寄せ植えとして人気のあるナス科の多年草です。ただ、耐寒性がないため日本では一年草とされています。成長がとても早いので、梅雨の前に切り戻しと呼ばれる作業でバランスを整えてあげましょう。
ペチュニアは日当たり・風通しのよい場所に植え付けます。花が枯れたらこまめに摘み取りましょう。そうすることで花つきがよくなりますよ。なお、地植えだと雨にさらされて枯れるリスクがあるため、できるだけプランターで育てるようにしてください。
ラベンダーセージは上に向かって咲く多年草です。大きいものでは高さ1mほどになるものもあります。唇形花と呼ばれる花の付け方をしますが、これはシソ科の植物に多いものです。鮮やかな紫色の花は、ガーデニングのアクセントになること間違いなし。
花は初夏から冬まで咲くので、長く楽しめるのも嬉しいポイントです。真夏以外は1週間に一度液体肥料を施す必要がありますが、基本放置でOK。病気をしにくく丈夫で手入れもほとんどいりません。霜にあたらなければ越冬も可能なので、初心者でも挑戦しやすいでしょう。
ハーブの一種であるローズマリーは、薬草として昔から知られています。ローズマリーの香りは集中力を高めるといわれており、アロマとしても有名です。11月から5月まで花を咲かせるので、観賞用はもちろん食用としても長く楽しむことができます。
肥料いらずで水やりもほとんど不要なため、とにかく手間がかからないのが特徴。伸びてきたら適度に剪定をすることで、花付きをキープできます。病害虫の発生もほとんど心配いらないので、初心者の方におすすめの植物です。
グラウンドカバープランツと呼ばれているクラピアは、地面を覆うように生えるのが特徴で、雑草対策として定評があります。クラピアが地面を全て覆うと、雑草が生えてくる確率がぐっと低下。クラピアを植える前に除草をしておくのが大切なポイントです。
そこまで背が高くなりませんが、夏場に芝刈り機などで軽く剪定することで、バランスのいい状態をキープできますよ。日当たりのいいところに植えれば、水と日光だけでぐんと成長するため、手間をかけずガーデニングを楽しみたい方におすすめです。
ガーデニングの基本から、初心者が育てやすい植物までご紹介しました。ガーデニングは広い庭だけで楽しむものではありません。花壇やベランダ、玄関先などちょっとしたスペースさえあれば手軽に始めることができます。今回ご紹介した植物はどれも手間がそれほどかからず育てられるので、失敗するリスクが少ないでしょう。自宅に引きこもりがちな昨今だからこそ、ガーデニングでお家を彩ってみませんか?