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色鮮やかで華やかな花を咲かせるエキナセア。丸く膨らんだ花の中心が特徴的で、咲いている期間が長いため、夏の花壇では存在感があります。可愛らしいだけでなく丈夫で育てやすいので、ガーデニングが初めての方にもおすすめの植物です。
また、エキナセアはサプリでも注目されていて、免疫力を高めたり、抗菌、抗ウイルス作用が期待できると言われています。一方で、キク科の植物にアレルギーのある人には注意が必要な側面もあります。
今回は、エキナセアを苗から育てる方法や、庭に地植えしたり、プランターで育てる方法、さらに、効能や注意点なども詳しくご紹介します。
エキナセアはキク科ムラサキバレンギク属の多年草です。北アメリカが原産で、6〜10月頃に花を咲かせます。
花の色はピンク、赤、白、グリーン、オレンジ、黄色と豊富で、爽やかなグリーンの花が目を引く「グリーンジュエル」や、咲き始めはグリーンで、徐々に中央がピンクに変化していく「グリーンツイスター」が特に人気です。
北アメリカの先住民であるネイティブ・アメリカンのあいだでは、エキナセアは薬草として傷や炎症の治療など色々な用途に利用されていました。現在も免疫力を高めるサプリとして販売されており、インフルエンザや風邪のときに服用する人もいます。
エキナセアは種から育てることもできますが、発芽の条件や温度管理が難しいため、苗から育てるのが一般的です。
植え付けは、春(4~5月)か秋(9月末~10月)に行います。品種によって花の高さが様々なので、育てる場所に合った品種を選びましょう。
エキナセアは、鉢植えでも地植えでも育てられます。
鉢植えは、苗よりもひと回り大きな鉢を選んで植え付けます。地植えの場合は、日当たりと水はけに注意し、風通しのよい場所を選びましょう。
植え付けの際は、株同士の距離が近いと風通しが悪くなって蒸れやすくなるため、複数のエキナセアを植える場合は、20~30cmほど間隔を空けて植えるようにしましょう。
エキナセアは日当たりのいい場所を好みます。日光が不足すると花が咲きづらくなってしまうので、十分に日を当ててあげましょう。
冬になって気温が下がると、地上に出ている部分は枯れてしまいます。しかし、エキナセアは多年草なので根は生きています。土が凍らない程度の寒さであれば、地植えでも越冬することが可能です。春になるとまた芽吹いてくれます。
寒冷地の場合は、鉢植えで育てて室内に取り込むとよいでしょう。地植えしている場合は、株に腐葉土をかぶせることで防寒対策ができます。
エキナセアは乾燥気味の環境を好みます。常に土が湿っているよりも、乾燥した状態で育てたほうが生育がよくなるので、水をあげすぎないように注意しましょう。
鉢植えの場合の水やりのタイミングは、土の表面が完全に乾いてからです。冬も夏と同様に水やりをして構いません。
地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。ただし、夏場に土がひび割れるほど乾燥したり、雨が降らない日が何日も続いたりしたときは、たっぷり水をあげましょう。
乾燥気味な環境を好むエキナセアは、余分な水が鉢の中に残っていると根腐れを起こしやすくなります。そのため、水はけのよさを重視して土を選びましょう。
鉢植え用の土を自分で調合する場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜ合わせます。市販の土を使用する場合は、花用の培養土を選びましょう。
地植えの場合は、掘りかえした土に3割程度の腐葉土を混ぜると水はけのよい土になりますよ。
エキナセアは、基本的に肥料を与える必要がありません。肥料が多すぎると株が弱り、花が咲きにくくなりやすいためです。
ただ、あまりにも生育が悪い場合は、開花前の5月〜6月、秋の9~10月頃に、液体肥料を月に2〜3回程度与えましょう。
エキナセアは6~10月と、長い間花を咲かせます。花壇にたくさん咲いたときは、一部を切り花にして花瓶に移し替え、切り花としてお部屋で楽しむのもおすすめです。
咲き終わった花はそのまま放置しておくと病気の発生源になりやすいため、頃合いを見て取り除きましょう(花がら摘み)。
また、剪定する際は、花だけではなく茎の部分から剪定すると、見た目のよい状態を保てます。
エキナセアはとても生育がいい植物のため、根詰まりを起こしやすい特徴があります。鉢植えやプランターで育てている場合は、1年に1度植え替えをしましょう。
植え替えの時期は植え付けと同じ春か秋、4~5月、もしくは9月末~10月頃に行います。
ひと回り大きな鉢に植え替え、土を入れ替える際は根をよくほぐして古い土を取り除いてあげましょう。
また、植え替えの際に株を分けて増やすこともできます。
株が小さすぎると枯れやすくなるため、ひとつの株に4~6個程度芽がつくようにして、あまり株を細かく分けないように気をつけましょう。
エキナセアは、花の咲く6~10月頃に収穫します。収穫して使用する部分は、葉、茎、根です。必要な部分を園芸用のハサミで切り取って、収穫しましょう。
なお、一般的に販売しているエキナセアは花の鑑賞用として作られた品種なので、ハーブとしての効能はありません。ハーブティーなど飲料用としてエキナセアを育てる場合は、園芸店やハーブの専門店で確認してから購入しましょう。
エキナセアは免疫力を高める効果があるとされています。そのため、体調が優れなかったり、体力が落ちているときに、サプリやハーブティーとして飲まれています。
ハーブティーにする場合は、葉、茎、根を収穫後3日ほど乾燥させます。よく乾いたところで、2センチ程度に切り分けてポットに入れ、お湯を注げばハーブティーになります。
カモミールやタイムと相性がいいので、飲みにくい場合はブレンドしてみると、風味が変わって飲みやすくなるでしょう。
エキナセアを服用する際に注意したいのが、アレルギー反応です。
エキナセアはブタクサやヨモギなどと同じキク科の植物のため、花粉症でキク科の植物にアレルギーがある場合は、エキナセアでも同様の症状が出る場合があります。
アレルギー症状が出た場合は、服用を避けましょう。
エキナセアがかかりやすい病気に、「うどんこ病」があります。株全体がうどん粉をまぶしたように白くなって、光合成が阻害され、弱ってしまう病気です。
風に乗ってカビが飛んでくるため予防が難しく、そのままにしておくと枯れてしまうため、薬を使って治療する必要があります。
また、「ハダニ」と「アブラムシ」にも注意が必要です。葉が密集して風通しが悪くなり、湿度が高くなるとつきやすくなるため、適度に剪定して、空気の通りが悪くならないように注意しましょう。
害虫がついてしまった場合は、市販の薬剤を散布して駆除しましょう。
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