培養土とは何? 使い方や種類、おすすめ商品を解説!
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子宝草は多肉植物でポピュラーなカランコエの仲間で、乾燥に強く、とても丈夫で育てやすい植物です。葉の縁にたくさんの子株ができる姿が特徴的な子宝草は、ベンケイソウ科の「胡蝶の舞」と「コダカラベンケイ」を交配させた品種です。
コダカラベンケイと姿は似ているのですが、子宝草はコダカラベンケイよりも葉の先が丸みを帯びています。小さな葉が落ちて、子株がたくさんできることから、花言葉は「子孫繁栄」となりました。
同じベンケイソウ科にはクラッスラ属の「金のなる木」もあります。どちらも一年を通じて青青とした葉をつけて瑞々しい姿をしていて、ベンケイソウ科は縁起のいい植物が多い仲間といえます。
子宝草はとても丈夫なのでどんな土でもよく育ちます。配合済みの用土を購入するなら市販の草花用培養土か多肉植物の土などがよいでしょう。自分で配合する場合は小粒赤玉土6:腐葉土4などの配合の用土でかまいません。
上から見たときの葉の広がりよりも一回り小さい鉢がおすすめです。
一般的な草花に使う肥料であれば使うことができます。それほど肥料は必要ありません。
そのほか、園芸用のハサミやグローブ、土入れやじょうろなどがあるとよいでしょう。
では、実際に子宝草の育て方を解説していきます。
植え付け、植え替えには4月〜5月頃か9月〜10月頃が最も適した時期ですが、植えつけ後極端に暑い場所や寒い場所に置かなければいつでも可能です。鉢の中が根でいっぱいになったら植え替えてください。大きく育てたい場合はひとまわり大きな鉢に植え替えます。そのままの大きさで育てたい場合は根を少し切ってから植え替えると良いでしょう。根を切ったら、植えつけてから2週間は水を与えないようにして下さい。
土が乾いてから葉にかからないようにそっと水を与えましょう。水を与えすぎると根腐れしてしまいます。逆に、葉がしわしわになったら水が足りないというサインです。子宝草は多肉植物のカランコエの仲間ですが、一般的な花壇用草花同様の水やりでもあまり根腐れしません。
秋から少しずつ水を与える頻度を減らしていき、冬は水やりを控えめにするのをおすすめします。一方で、冬は水が足りないと葉がピンク色になります。一回色が変わってしまうと戻らないので、様子を見ながら水を与えていきましょう。葉の色が変わっても、子宝草は生育が旺盛なので、春以降に元気な緑色の葉がまた出てきます。
自分で用土を配合する際には、ゆっくり効くタイプの化成肥料を混ぜておくとよいでしょう。市販の草花用培養土などの配合済み用土を使う場合は、植えつけ時に肥料を混ぜ込む必要はありません。その後は、春と秋に月に1回くらいの頻度でゆっくり効くタイプの化成肥料を与えるか、10日に1回くらいの頻度で液体肥料を与えてください。
子宝草はそれほど肥料が必要ない植物なので、元気が無くなってきたときに与える程度でも大丈夫です。
日当たりのいい場所を好むので、春から秋は戸外の明るい場所に置いて管理します。その反面、寒さに弱く霜に当たると枯れてしまうので、冬は霜が当たらない軒下や霜よけの下に置いたり、寒冷地では室内に取り込んでおきましょう。
Q.子宝草の地植えは可能ですか?
A.温暖な地域では1年中、戸外や地植えもできます。ただ、湿気は嫌うので、湿度が高い時期には、風通しの良い場所に植え付けてください。凍ったり霜に当てないよう注意も必要です。
また、葉の縁につく小株が落ちると新しい株がどんどん増えてしまいます。隣家にまで増えて行ってしまうとトラブルの原因にもなるので、注意しましょう。
Q.子宝草の増やし方を教えてください。
A.ある程度成長した子株を土の上に置いておくと、自然に発根します。ただ、子宝草は繁殖力が非常に強いため、葉に付いた子株がこぼれ落ちて、年間を通して勝手にどんどん増えていきます。
Q.子宝草の名前の由来はなんですか?
A.名前は驚異的な繁殖力と成長力からきています。葉の縁に無数の子株が生えるのが特徴です。
子宝草を育てると、その姿から「子宝に恵まれる」とも言われています。葉の間から小さな子株が出てくる姿がとてもかわいいです。明るい場所に置いておいて、適度に水を与えていればよいので、育てるのも簡単です。また、自分で増やさなくても勝手に増えていくこともあります。鉢植えでも地植えでも楽しめるので、ぜひ育ててみてください。