【ベタの飼い方】小さな水槽で飼える魚のペット!初心者でも育てやすい
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ホンコンカポック(シェフレラ)はウコギ科シェフレラ属(フカノキ属)の植物です。姿が似ていることからアオイ科(パンヤ科)のカポックの名前がついたシェフレラ‘ホンコンカポック’という品種があり、そのため「カポック」とも呼ばれることがありますが、カポックとは別の植物です。
※動画では「セイバ属」となっていますが、正しくは「シェフレラ属(フカノキ属)」です。
手のひらを広げたような光沢のある葉を茂らせる人気の観葉植物です。寒さに強く丈夫なことから、比較的簡単に育てることができます。東京都心部では、通年戸外で育てられたり、戸外の植栽として利用されている例もあります。ヤドリフカノキという別名を持っており、花言葉の「とても真面目」「実直」のように、真っすぐ上に伸びていく植物です。白い花だけでなく、開花後に結実する赤や黄色の実も楽しむことができます。
そのほかに剪定用の園芸バサミやじょうろなどもあるとよいでしょう。
では、実際にホンコンカポック(シェフレラ)の育て方を解説していきます。
ホンコンカポック(シェフレラ)は温暖な環境を好むので、気温が上がる5月から、寒くなり始める10月ごろによく生育します。冬は基本的に室内に取り込んで管理しますが、室温と明るさが十分にあれば冬も生育を続けます。
鉢の中が根でいっぱいになってしまったら、これからもまだ生育が望める初夏のうちや、気温が下がり始めたお彼岸過ぎがおすすめです。木を大きくしたいなら直径が3〜6cmほど大きな鉢に植え替えます。あまり木を大きくしたくない場合は、根を1/3ほど切って、同じ鉢に植え替えます。挿し木も同様の時期に行えます。植えかえも挿し木も、気温が30℃を超えるような真夏は避けましょう。十分に株が生育していれば5~8月頃に開花します。
用土は水はけと水もちがよいものを使いましょう。市販の観葉植物用培養土でかまいません。自分で配合する場合は、小粒の赤玉土6:腐葉土2:堆肥2などの配合がおすすめです。いずれの用土で植えつける際にも、鉢底に鉢底石を入れてから植えつけましょう。
ホンコンカポック(シェフレラ)は耐陰性の強い植物なため、日陰でも育てることができますが、明るい場所のほうが元気に育ちます。ただし、気温が30℃を超えるような真夏に直射日光に当たるような場所に置いておくと葉焼けすることがあるので、夏の間は昼以降は日陰になるような場所で育てましょう。通年室内で育てるなら、窓際の明るい場所に置きましょう。春から秋にかけて明るい場所でしっかり育っていれば、関東地方以西の平野部であれば、戸外での冬越しも可能です。
春から秋は鉢土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出すまでたっぷりと水を与えます。ホンコンカポック(シェフレラ)は水が切れた途端に枯れてしまうことはありませんが、水切れで葉が落ちることがあるので、特に夏は気をつけましょう。冬は生育が鈍って根があまり水を吸わなくなります。常に湿りすぎていると根腐れすることがあるので、春〜秋よりは少し水やりの頻度を減らし、表面から2〜3cmの深さのところまで鉢土が乾いてから水を与えましょう。
ホンコンカポック(シェフレラ)はあまり肥料を必要としませんが、春と秋に肥料を与えると元気に育ちます。肥料は生育を始める4〜5月に1回、暑さが落ち着いた9月に1回与えるとよいでしょう。真夏と冬に肥料を与えると根が傷むことがあるので気をつけて下さい。あまり木が大きくならない方がよい場合は、やや肥料を控えめに与えましょう。また、樹高が高くなりすぎた場合は、気に入った高さでハサミで切ってしまっても大丈夫です。
Q.ホンコンカポック(シェフレラ)の選び方のポイントは?
A.ホンコンカポック(シェフレラ)は観葉植物として鉢植えになったものが流通しています。葉の色が濃く、葉と葉の間が間延びしていない株を選びましょう。また、茎や葉、用土などに虫がいないものを選びましょう。
Q.ホンコンカポック(シェフレラ)を育てる際に注意するべき害虫や病気などはありますか?
A.屋内で育てる場合、乾燥している場所だとカイガラムシがつくことがあります。放っておくと株が弱って枯れてしまうため、見つけ次第薬剤などで防除しましょう。また、新芽の季節はアブラムシが発生したり、葉の裏側にハダニがつくことがあります。定期的に葉の裏や茎をチェックし、見つけたら早めに取り除きましょう。ハダニは乾燥していると発生しやすいので、週に1〜2回ほど霧吹きではに水を与える「葉水(はみず)」を行うと予防になります。春から秋に戸外において育てる場合は、雨が当たる場所に置いておいてもよいでしょう。
その他にも、屋外ではナメクジ、バッタ、ダンゴムシなどがつくことがあるため、風通しの良い場所で管理し、葉が枯れていないか確認することが大切です。
Q.ホンコンカポック(シェフレラ)を育てていたら葉が落ちてしまいました。どのような原因が考えられますか?
A.環境が変わると葉が落ちることがあります。ほかの可能性としては、水切れです。また、根腐れで根が水を吸えず、葉を落としてしまうこともあります。株を揺すってみてグラグラするようであれば根腐れの可能性も。水やりの頻度を減らし、様子を見ましょう。
また、花が咲くと葉が落ちることもありますが、これは栄養不足が考えられます。観葉植物として長く楽しみたい場合は花芽の株元から切ってしまいましょう。
ホンコンカポック(シェフレラ)は霜や雪の少ない地域では外でも越冬することができる丈夫な植物です。ふっくらした葉と花や実を楽しむことができ、挿し木で増やしながらグリーン鑑賞を楽しむことができます。水の与えすぎや極端な乾燥に注意し、楽しく育ててみてはいかがでしょうか。