今やるべき「火災対策」とは? 自宅でできる備え&行動を防災アドバイザーが教えます
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目次/ INDEX
今回は、小さな木製の椅子を室内用の水性塗料で塗る手順をご紹介します。必要な道具は、以下の通りです。
ホワイティカラーズは防臭水性タイプの水性塗料なので、室内でも安心して使えます。その他に、軍手・エプロン・不織布のつなぎなどがあると服が汚れません。
室内が汚れないよう養生(布やシートなどで保護)して、塗るものの表面に紙やすりをかけます。
塗料を塗る前に表面の汚れを落とし、表面をなめらかにして塗料のノリを良くするのがポイントです。塗る部分全体が滑らかになるようにしましょう。逆に、塗料をつけたくない部分にはマスキングテープを貼っておきます。
塗料缶のふたを開ける前に上下に数回振り、内部で塗料がよく混ざるようにします。
購入時には内部の顔料が沈んでいるので、しっかりかくはんします。
しっかりかくはんできたら、トレイに塗料を流します。使う分だけ流して、足りなくなったら注ぎ足すようにしましょう。濃いと感じる場合は、水で薄めて使います。
塗料をローラーによく染み込ませます。染み込みが足りないと、塗ったときにムラができてしまう可能性があります。塗料はたっぷりと染み込ませましょう。
面積の大きなところから、ローラーを使って表面から塗り始めます。
一番大きなところに塗って、色合いを調整しながら全体を塗り進めていくと良いでしょう。
全体を木目に沿って塗っていきます。このとき、ローラーの回転が速すぎると塗料が飛び散ることがあるので、ローラーはゆっくりと動かしましょう。
ローラーが届かないところは、刷毛を使ってムラなく塗ります。
刷毛は、毛先の2/3くらいまで塗料を含ませてから、トレイの端で軽くしごき、塗料が垂れないようにします。
塗料を十分に乾かしたら、完成です。
刷毛は使い終わったら水洗いし、その後、よく乾かします。使いかけの塗料は、缶を密閉して暗所で保管します。塗料はトレイに残さず、使い切るようにしましょう。
Q.油性塗料の上に水性塗料を塗って大丈夫ですか?
A.油性塗料の上にそのまま水性塗料を塗ってしまうと、密着性が弱くなってしまいます。ですから、#240程度のサンドペーパーで塗る表面(油性塗膜の上)を荒らし、その上から水性塗料を塗装しましょう。
Q.水性と油性では、どちらの塗料が丈夫ですか?
A.塗料の特性は、塗った後に塗膜となる合成樹脂の特性によって決まります。つまり、水性か油性かは単に使用されている樹脂の違いですから、どちらが丈夫かはいちがいに比較できません。
Q.ハケは種類が多く、迷ってしまいます。どのように選べばよいでしょうか?
A.用途や塗料の種類などで選びましょう。
油性バケ:油性塗料用。茶色や黒でコシが強く、塗料の含みが良い。
水性バケ:水性塗料用。茶色や白で柔らかく、塗料の含みが多い。
ニスバケ:ニス用。白く、柔らかな毛。
近年では、ハケ自体に用途表示がされているものが多いので、用途に合ったものを選びましょう。
塗料を使う場合には、塗る前の下準備や塗料の準備も重要です。塗りムラにならないよう、ローラーと刷毛をうまく使い分けましょう。ぜひ、家具やインテリアをあなた好みの色に染めてください。