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サボテンと聞けば、荒野や砂漠でたくましく育っているトゲトゲのある植物などのイメージですが、綺麗な花を咲かせる種類もあります。育てやすいことからインテリアに取り入れる人も増えています。
今回は、花が咲くサボテンの品種や花を咲かせるための栽培のコツなどを解説します。サボテン栽培の参考にしてください。
サボテンは サボテン科に属する植物の総称で、北アメリカや中央アメリカを中心に2,000種以上ある植物であり、その多くは多肉植物です。
サボテンは2000種以上あるため、花についても多種多様です。ここでは、サボテンの花について解説します。
サボテンは多種多様な品種があるため、花を咲かせる品種があれば花を咲かせない品種もあります。また、数年に1度、花を咲かせるものや開花まで何年もかかる品種もあり、咲いた花の色や形状もさまざまです。
サボテンが花を咲かせる時期は、品種によってさまざまです。主に春先から夏の終わりにかけて咲かせる種類が多いです。
サボテンは2,000品種以上ありますが、花を咲かせるサボテンの品種は決まっているため、代表的なものを紹介します。
シュルンベルゲラ属は、平らなギザギザの葉の先に色鮮やかな花を咲かせることが特徴のサボテンです。クリスマス時期に販売されることが多いため、クリスマスカクタスとも呼ばれています。家の玄関先などでよく見かけます。
シュルンベルゲラ属の代表的な品種は、シャコバサボテンや蟹葉サボテンです。短日植物なので 日が短くなる秋から冬に花を咲かせます。
マミラリア属は、白い棘がふわふわしていて、雲のような印象が特徴的なサボテンです。マミラリア属は春に花を咲かせ、高温多湿が苦手なため、夏は涼しくて風通しの良い環境で育てましょう。
マミラリア属の代表的な品種は 金松玉や白玉殿、希望丸、月影丸などです。丸い容姿に美しい花を咲かせるので、日本でも人気があります。金松玉は、名前の通り玉の様な形状をしていて、可愛いクリーム色の花を咲かせます。白玉殿は、白い綿のような棘に濃いピンクの花冠を被せたような花が咲きます。
コリファンタ属は、ボコボコの突起が重なり合っていて、ゴツゴツとした岩山のような見た目が特徴です。頭頂部が純白の綿で覆われている種類が多く、大きな花を咲かせる品種が多いため人気があり、高価なものも多い種属でもあります。
コリファンタ属の代表的な品種は、象牙丸や大祥冠、天司丸、獅子奮迅などです。男性的な強さを感じられる品種名が多いのもコリファンタ属の特徴となっています。いずれも美しく大きな花を咲かせるため、栽培する楽しみが多いサボテンです。
エキノプシス属は、日本に古くから入ってきたサボテンです。「エキノ」とは「ウニのような」という意味であり、ウニのような見た目が特徴となっています。エキノプシス属の品種は、確認されているもので159品種あります。
エキノプシス属の代表的な品種は、短毛丸や大豪丸、世界の図、花盛丸などです。いずれも見た目が似ていますので、間違われることもあります。最もポピュラーな品種が短毛丸で、初夏の明け方に白い花を咲かせます。
パロディア属は、一見するとマミラリア属に似ています。イボ型の玉サボテンで、棘は鈎針になっているものが多く、濃い灰色で細い針が覆われています。品種が多いためよく目立つカラフルな品種もある種属です。
パロディア属の代表的な品種は、銀粧玉や雪晃、ワラシーなどです。花の蕾は、溶岩が吹き出るように株の中心から出てきて、1番花、2番花という感じで何回かに分けて咲き、元気な株では3番花程度まで楽しめます。
オプンチア属は、平たい茎が連なっているウチワサボテンの仲間です。茎の表裏に鋭い棘が出ているところが特徴です。成長が早く、丈夫なので初心者も栽培しやすい種族です。
オプンチア属の代表的な品種は、金烏帽子や銀狐などです。個性的な平らな茎から名付けられることが多いようです。茎の先端から色鮮やかな花を咲かせます 。
レブチア属は、やや小ぶりなサボテンで、美しい花がサボテンの茎を隠すほど満開になるのが特徴です。他の種族と比べると寒さに弱い傾向があるので最低気温が3℃を下回るような日は、部屋に取り込んであげましょう。
ペプチア族の代表的な品種は、宝山やマルソネリィ、緋宝丸、紫影丸などです。それぞれ、花の色や花びらの形状は異なりますが、とてもカラフルで目を引く美しい花を次々と咲かせます。
ペレキホラ属は、虫のような怪しい佇まいで成長が遅いため、サボテン栽培の上級者向けの種属です。ペレキホラ属の苗はあまり流通しておらず、種子もほとんど見かける機会がない希少種属です。
ペレキホラ属の代表的な品種は、銀牡丹や精巧丸、バラ丸です。いずれも虫の幼虫や虫の卵のようなものが幾重にも重なったように見える特徴があります。
ネオポルテリア属は、近年に分類された種属で比較的に成長が遅いのですが、栽培方法は難しくありません。品種によりますが、あごひげのような棘が特徴です。
ネオポルテリア属の代表的な品種は、白翁玉や銀翁玉、暗黒玉などです。いずれも花に特徴があり、サボテンでは珍しい筒状で、花の根元が黄色く、ピンクや赤い花を咲かせます。
一般的に育てやすいとされるサボテンですが、花を咲かせるためにはコツがありますので、ここで解説します。
サボテンは、品種によって花咲く時期や時間が異なります。開花時期によって休眠させる時期も異なります。開花が春や夏の場合は休眠期が冬です。休眠期には、水やりを控えて、温めないように注意しましょう。
一般的にサボテンは、風通しが良くて適度に日の当たる場所を好みます。サボテンの置き場所を選ぶ際は、好みの場所を選んであげましょう。サボテンは移動を嫌いますので、 栽培場所を決める際は、入念に考えて決めてください。
品種にもよりますが、サボテンはゆっくりと成長する植物です。地中にしっかりと根を張り、それから茎を伸ばしていきます。そのため、見た目の大きさが変わらなくても、目詰まりや養分の偏りを防ぐために定期的な植え替えが必要です。
サボテンの花を咲かそうと栽培していても、花を咲かせられない場合があるのではないでしょうか。その理由について解説します。
サボテンは、品種によって個性が強いため、開花までに年月を要する品種や夜にしか花を咲かせない品種があります。開花しても数時間で花が散ることもあるため、気づいていないケースもあります。品種の性質を把握して栽培するとよいでしょう。
サボテンの多くの品種は、たっぷりと日光を浴びないと元気に株が育たず花を咲かせられません。たくさんの日光を浴びさせてあげましょう。ただし、直射日光などの当てすぎは、日焼けの原因になりますので注意してください。
サボテンは、水が多すぎても少なすぎても元気に育ちません。身体に水をためる性質があるため、多くの水は必要ありません。土が乾いたら水やりをする程度にしましょう。ただし、水が枯渇すれば、丈夫なサボテンであっても枯れてしまうため、土のチェックは必要です。
サボテンは根を伸ばしてから茎が成長します。年に1度程度は植え替えをしてあげないと根詰まりを起こしてしまい成長が止まります。また、土の状態も悪くなるケースがありますので、植え替えで根詰まりや根腐れを防止しましょう。
サボテンは、休眠期にゆっくりと休眠させてあげないと花を咲かせません。それには、寒い状態が必要です。温かい部屋やビニールハウスなどで休眠期を過ごせば、休眠の妨げになります。寒い日でも心を鬼にして寒い場所に置いてあげてください。
サボテンは、株が成長しないと花を咲かせない場合もあります。有名な月下美人は、株が成長するのに5年ほどかかります。サボテンの花を早く咲かせたいとならば、購入前に下調べして成長の早いサボテンを選びましょう。
たくましく育つサボテンですが天敵である害虫もいます。ここでは、代表的な害虫であるカイガラムシとネジラミを解説します。
カイガラムシは、多肉植物に多い害虫で、大きさや色が多種多様です。被害は主に食害ですが、その他の病気を誘引することもあります。駆除方法は、根気よくピンセットで取り除くことです。薬剤は、硬い殻で効かないことがあります。
土の中で根につくため、外見からは分からない害虫です。サボテンがしぼんで見えるものの、外見に害虫が見られないときは掘り上げて根をチェックしてください。根の1部に変色が見られたら、専用の薬剤で駆除しましょう。
サボテンは、2,000種を超える品種が確認されている丈夫で育てやすい多肉植物です。品種によっては美しい花を咲かせ人を魅了します。サボテンを栽培する人も増えていて、インテリアにも取り入れられています。
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