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デンファレの育て方とは?育てる場所や水やりのコツ、肥料の与え方などについて解説【カインズ花図鑑】

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

デンファレについて

デンファレの育て方とは? デンファレについて 

フラワーギフトとして人気がある「デンドロビウムファレノプシス」は、一般的に「デンファレ」という略称で親しまれています。原産地をニューギニア・北オーストラリアとするラン科の植物で、花言葉は「お似合いのふたり」「魅惑」「有能」です。

デンファレを育てる際に必要な物

  • デンファレの苗

ポリポット、プラスチック鉢、陶器鉢、素焼き鉢などが利用できます。一般的なサイズの株であれば3号(直径約9cm)程度のものでよいでしょう。

  • 用土

水ゴケ、バークチップ、ココヤシチップなどを使って植えつけます。赤玉土や草花用培養土などは使いません。

  • 肥料

固形肥料(有機質または化成)を置き肥(おきごえ)として使い、液体肥料を併用します。

そのほか、ハサミ、園芸用具ローブ、じょうろなどがあるとよいでしょう。

デンファレの育て方

では、実際にデンファレの育て方を見ていきましょう。

デンファレのフラワーカレンダー

デンファレの育て方とは? デンファレのフラワーカレンダー

春に出てきた芽は夏の終わりから秋頃に花茎を伸ばし始め、冬ごろに開花します。植えつけに使っている水ゴケが傷んできたり、株が鉢いっぱいになった場合は4〜5月に植えかえを行います。

デンファレを育てる場所の選び方

デンファレの育て方とは? デンファレを育てる場所の選び方1

一年を通して暖かく、日光のよく当たる場所で育てましょう。日当たりが足りないと茎(バルブ)が十分に太く生育せず、花のつきも悪くなってしまいます春から秋までは戸外で育てるとよいでしょう。。

デンファレの育て方とは? デンファレを育てる場所の選び方2

ただし、夏に強い直射日光に当てると葉が焼けてしまうことがあるので、最高気温が30℃を超える時期は昼以降は直射日光が当たらない南向きの軒先や、午前中だけ日が当たる建物の東側などで管理します。日が避けられる場所がない場合は、遮光ネット(遮光率50%)を張って直射日光を避けましょう。遮光ネットはパッケージに遮光率が書いてあるので、それを参考に選んでください。

デンファレの育て方とは? デンファレを育てる場所の選び方3

寒さにはとても弱いので、冬は最低でも10℃、できれば12〜15℃を保つよう注意します。冬にも光は当たった方がよいのですが、窓辺は冷気が入ってくることがあります。窓辺の棚に置くよりは、ハンギング鉢に入れてカーテンレールから吊っておくなどして高い場所に置いた方が、寒さを避けることができます。

デンファレの水やりのコツ

デンファレの育て方とは? デンファレの水やりのコツ1

5月〜9月の生育期には、たっぷりと水を与えましょう。水ゴケ植えをしている場合は、乾いたら1日2回水やりしても構いません。

デンファレの育て方とは? デンファレの水やりのコツ2

デンファレは、高い湿度を好む植物なので、花芽が伸びて蕾が見えてきたら霧吹きなどで湿り気を与えましょう。

デンファレの育て方とは? デンファレの水やりのコツ3

花が咲いている間は、土の表面が乾いたらすぐに水を与えます。開花している株を入手した際は、水を切らしてしまうと花が早く終わってしまうので、植え込み材が乾ききる前に水を与えましょう。水ゴケ植えの場合は、水ゴケが乾き掛けのおしぼりくらいの湿り気になってきたら水を与えます。

デンファレの育て方とは? デンファレの水やりのコツ4

冬や春先など、気温が低いときには水を与える回数をやや減らし、霧吹きなどで葉や茎に水をかけ、植物周辺の湿度を高く保つようにしましょう。加湿器を使ってもよいでしょう。

デンファレに適した植え込み材の種類

デンファレの育て方とは? デンファレに適した土の種類

できるだけ通気性の良い鉢を使い、水ゴケに根を包んで植えるか、バークなどのミックスコンポストに植えます。水ゴケで植える場合は、8よりも大きくなるくらいにたっぷりと水ゴケを根に巻きつけ、鉢に押し込むようにして植えつけます。植えつけた後に株を盛ってみて鉢が持ち上がる程度に硬く植えつけるのがポイントです。

デンファレへの肥料の与え方

デンファレの育て方とは? デンファレへの肥料の与え方1

4月に1回、ゆっくり効くタイプの化成肥料を与え、5月〜9月の間は液体肥料を週に1回与えます。

デンファレの育て方とは? デンファレへの肥料の与え方2

真夏で暑さが厳しい時期には、少し育ちが弱くなることがあります。そんなときは、根が傷まないよう規定の倍率よりも少し薄めに作った液体肥料を与えると良いでしょう。肥料のパッケージに「洋ランは1000倍に薄めて使う」と書いてあったら、2000〜5000倍に薄めます。

デンファレの育て方について知っておきたいQ&A

Q.デンファレを育てる際に、気を付けるべき病気や害虫などはありますか?

A.デンファレで気をつけたい病気は、黒班病や炭そ病です。病気にかかってしまった葉を発見したら、すぐに処分しましょう。また、初期段階なら薬剤散布で治ることもありますが、放置して症状が進行してしまうと株全体を処分しなくてはなりません。風通しの悪い場所で特に発病しやすいので、注意しましょう。

害虫ではスリップス、カイガラムシが大量発生する恐れがあります。あらかじめ殺虫剤を散布しておきましょう。カイガラムシはバルブの薄皮に入り込むことが多いので、薄皮が変色するなどの兆候が見られたら、そっと皮を剥がして布で拭き取ったり、ブラシで擦り落としたりします。

Q.デンファレの増やし方を教えてください。

A.デンファレは4月中旬~5月頃に「株分け」または「高芽取り」で増やします。株分けの場合は2年目以降、株が充実してから行いましょう。高芽は放置していると株を弱らせてしまうので、優しく取り外して水苔に包み、子株として育てます。

Q.デンファレの植え替え方法は?

A.デンファレの植え替え方法は、まず鉢から抜き出して古い水苔を丁寧に落とし、枯れたり腐ったりした根をきれいに取り除きます。水苔は時間とともに劣化・腐敗してしまうので、少なくとも2年に1回は植え替えましょう。

まとめ

胡蝶蘭に似た可愛らしい魅力的な花を咲かせるデンファレ。乾燥や寒さには十分注意し、大切に育ててその可憐な姿を楽しみましょう。

デンファレの育て方を動画で見る

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