私たちは「正しい消毒」ができていなかった? 研究歴30年超えサラヤ所長「手を振って乾燥はNG」
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下向きに咲く純白の花が美しいスノードロップ。雪の耳飾りを連想させる姿からこの名前がついたそうです。別名は待雪草(マツユキソウ)、花言葉には「希望」「なぐさめ」という意味が込められています。
花が咲くのは2~3月頃で、植え付け・植え替えを行うのは9~10月頃。肥料を与えるのは9~10月頃の植え付けの時と、花が咲いたときの4月頃です。
スノードロップの球根は、表面に傷がなく、中身がしっかりした重みのあるものを選びましょう。苗から育てる場合は芽にしっかりと勢いがあるものを選ぶのがポイントですが、1〜2月の限られた期間でしか販売されていません。また、種から育てることもできますが、花を咲かせるまでに何年もかかるため、基本は球根から育てましょう。
水はけのよい土を好むので、球根用や草花用・野菜用などの培養土を使用しましょう。鉢植えの場合は、鉢の中が球根でいっぱいになってきてしまったら植え替えをしましょう。
植え替えは2~3年に1度くらいの頻度で行います。球根1個分くらいの深さに植えつけましょう。
土の表面が乾いたのを確認してから水を与えましょう。この時、花や葉に水がかからないように気をつけます。地植えで育てる場合、植え付け直後に水を与えれば、基本的に水やりは必要ありません。
植え付けるときに、あらかじめゆっくり効くタイプの化成肥料を土に混ぜ込んでおきます。
そして花が終わった後に、薄めた液体肥料を7日~10日に1回くらいの頻度で、1ヶ月くらい与えます。ただし肥料の与えすぎは、根を傷めたり花付きを悪くしたりする恐れがあるので注意が必要です。
鉢植えで育てる場合は、球根を植え付けてすぐと葉が枯れた後の休眠期は明るい日陰に置きます。
芽が出てから休眠期までは日当たりの良いところに置きます。
庭植えで育てる場合は、日当たりの調節をしてくれるので、落葉樹の下が良いでしょう。寒さには強いので、雪や霜に当てても大丈夫です。
球根は乾燥を嫌うので、水やりをしっかり行い、置き場所に気をつけて育てましょう。冬の終わりから花が咲き、春を呼んでくれる花、スノードロップ。雪とともに純白の美しさは心をホッとさせてくれますね。
Q. 病害虫対策はどうすればいいですか?
A. 腐敗して灰色のカビに覆われてしまう「灰色カビ病」には注意が必要です。低温多湿の環境で発生しやすいため、風通しの良い場所で育て、過度な水やりに注意して予防してください。害虫には強い植物なので、害虫対策は必要ありません。
Q. 花が咲いた後にしぼみましたが、放置していても大丈夫ですか?
A. そのまま放置していると種ができてしまい、球根に栄養が行き渡らず、弱ってしまいます。花がしぼんできたら、すぐにハサミで根元から切るようにしましょう。
Q. 球根を増やしたいのですが、どうすればいいですか?
A. 休眠期(8〜9月)に球根を掘り出すと、1〜2つの子球がついているので外しましょう。乾燥に弱いため、分けてすぐ親球と一緒に植え付けてください。1cmほどの大きさの子球なら2年ほどで花を咲かせます。子球が小さい場合は無理をせず、埋め戻しましょう。
鉢花・草花の肥料 200g