ニチニチソウの寄せ植えに合う花は? おしゃれな配置や管理方法を解説
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枝ぶりがよく、見栄えもよいミモザアカシア。成長すると4〜10mにまで育ちます。シンボルツリーや公園樹、街路樹として古くから利用されてきました。
開花時期の3〜4月には、ポンポンのような房状の黄色い小花を、枝葉が埋もれるほど大量に咲かせます。花言葉は「豊かな感受性」で、小さな糸のような雄しべが集まってポンポンになり、それが集まって房になる花の姿を例えています。黄色い花とのコントラストが、とても目をひいて素敵ですね。
ミモザアカシアの苗を用意し、鉢植えで植え付けを行います。深さのある安定した植木鉢を選び、土は市販の培養土で育てましょう。また、風通しと日当たりがよいところに置くと、花が綺麗に咲きます。
ミモザアカシアは花が咲いた後、夏までに翌年の花芽ができます。それまでに「剪定(せんてい)」を行いましょう。剪定とは、樹木の枝を切り、形を整えたり、風通しをよくしたりすること。葉や枝の密集がなくなるため、害虫を防ぐ効果もあり、植物の栽培にはとても重要です。
成長が早く枝が細いので、放置しておくと強風で枝が折れてしまいます。安全性も考えて、伸びすぎた枝は早めに剪定したほうがよいでしょう。また、翌年の花を咲かせるために、剪定は7月までに行うようにしてください。
日当たりと水はけがよく、強い風の当たらない場所で育てます。寒さにはあまり強くないので、冷たい風には当てないように気をつけましょう。
一旦根付いてしまうと、水やりを行う必要はありません。鉢植えのものは、土の表面が乾いたら水をあげましょう。
ただし、夏は非常に乾きやすいので、たっぷりと水をあげるように心がけてください。鉢底から流れ出てくるくらい、たっぷりで大丈夫です。
肥料はなくても育ちますが、与える場合は年1回、4〜5月にゆっくりと効くタイプの化成肥料や油粕を株元に与えてください。ただし、肥料が多いと育ちが悪くなることがあるので、気をつけましょう。
順調にいけば3~4月、ポンポンのような黄色の花をたわわに咲かせます。香りがよく、香水の原料としても好まれるほか、切り花としても人気です。
風通しがよく、日当たりのよい場所を好むミモザアカシア。日向から半日陰で育てるのがポイントです。日当たりのよい場所だと花付きもよくなります。
上手に育てられれば、毎年春先に明るい黄色の花を咲かせてくれます。どんな姿になるかは、あなた次第。剪定を楽しみながら春の訪れを待つのも楽しそうですね。
Q. よいミモザアカシアの苗の選び方を教えてください。
A. 枝が細く風に弱いので、できるだけ幹が太く、しっかりとしたものを選ぶとよいでしょう。
Q. 剪定はどのような点に気を付ければよいですか?
A. 長く伸びた、古い枝から切るようにしましょう。枝を伸ばしたままにしてしまうと、全体的に日光が当たりづらくなってしまいます。また、冬に剪定すると枯れてしまう場合があるので避けましょう。
Q. 種から育てることもできますか?
A. できます。花が咲いた後にできるサヤから黒い種子を取り出し、秋に種をまきましょう。土の上にパラパラとまき、軽く土を被せて水やりをして育てます。