日傘のスキをなくしたら妖怪っぽくなった話
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目次/ INDEX
葉の色が濃く、肉厚で光沢があり、茎や枝から根が飛び出す気根が特徴のガジュマル。力強さや生命力を感じることから、「健康」という花言葉が付けられたと言われています。ユニークな名前の由来は諸説あり、身長が低い木や岩などに絡みながら育つため「絡まる」が語源になったという説や、「風を守る」が変化してガジュマルになったという説もあります。
4月中旬〜10月下旬は、室内外の日当たりの良い場所に置きますが、明るい日陰でも育ちます。また、ガジュマルは同じ鉢で育てていると根詰まり(根が伸びる余地を失った状態のこと)を起こすため、1~2年に一度はひと回り大きい鉢に植え替えをしましょう。植え替え時期は5~8月頃が良いです。
ガジュマルは高温多湿を好みますが、根腐れを起こしてしまう可能性があるため、水はけの良い土を用意しましょう。また、低温に弱いため、ベランダなどで育てる場合は気温の変化に注意し、寒い季節は室内で育てましょう。
ベンジャミンゴムと同様に、部屋のグリーンの高木として使われることが多い観葉植物です。世界中の熱帯地方に分布する植物で、沖縄では「キジムナー」と呼ばれる妖精が宿る木ともいわれています。気根(土から露出している根のこと)は地中に付くと太くなり、コンクリートを突き破るほどの生命力があります。
ガジュマルは湿気がある環境を好み、年間を通して「葉水(霧吹きスプレーを使って、葉に直接水を吹きかけること)」が必要です。乾燥防止はもちろん、ハダニなどの害虫を防ぐ効果もあるので、毎日1回は葉水を行いましょう。
霧吹きで葉っぱにも水をかけて、湿度を保ちましょう。特に、春から秋の生育期に葉水を行うとよく成長します。
土への水やりの基本は、土が乾いたら。夏でも水をやりすぎると根腐れしますので、気をつけましょう。土が濡れているなら、水はやらないようにします。乾燥しすぎても落葉してしまいますので、水の管理をしっかりと行いましょう。
日当たりを好むので、日当たりのよいところで育てます。耐陰性があるので、明るい日陰でも育てることができますが、日に当てたほうが引き締まった姿になります。たまに日光浴させると良いでしょう。また、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、屋内で育てる場合は直接風が当たらない場所に置きましょう。
水の管理をしっかりと行い、日当たりの良いところで育てましょう。
日本の南部では、幸福をもたらす精霊が住む木と言われるガジュマル。幸せをたくさん運んでもらえるように、皆さんも大切に育ててくださいね。
Q. 良い株を選ぶコツはありますか?
A. 葉は色が鮮やかでツヤがあるものを、幹は根元が固く、グラグラしないものを選びましょう。葉先が黄色くなっているものや、幹にシワがある株は、根が弱っている可能性があるので注意してください。
Q. 気をつけておくべき害虫はいますか?
A. 葉や茎の栄養を吸い取るカイガラムシ、ハダニには注意が必要です。日当たりが良い場所で育てているのに葉が落ちてしまう場合、害虫の被害に合っていないか確認しましょう。カイガラムシ、ハダニのどちらも、発生初期の場合はこまめに葉水をかけて洗い落とし、数が多くなってしまった場合は農薬を散布しましょう。
Q. 枝がどんどん伸び広がりますが、放っておいて大丈夫ですか?
A. 見た目よく楽しみたい人は、毎年5〜6月頃に剪定しましょう。枯れている枝は根元から切り落とし、重なり合う枝はどちらか一方を根元からカットします。また、枝の高さを整えるために枝の先端を切ったり、左右に飛び出ている枝を切ったりするなど、成長具合を確認しながら全体のバランスを整えましょう。