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洗濯ストレスから解放される「バスタオル」を開発

スタッフ

オフィス・家庭用品部 マーチャンダイザー O

オフィス・家庭用品部 マーチャンダイザー O

1995年にカインズ入社。店舗勤務を経て、加工食品・酒の仕入れ、キッチン用品の仕入れやPB商品の開発を担当。品質管理部を経験後、2013年からライフスタイル事業部のマーチャンダイザーとなり、2018年からスリッパやタオルの商品開発を担当している。自身もDIYerで、いろいろな商品を見ては、いつか何かに使えないかを考えるのが趣味。

バスタオルの横幅は大きすぎる

日本で販売されているバスタオルの多くは、幅が60cm前後。くわえて長さは120〜140cmと、幼稚園児が隠れてしまうくらいのサイズがあります。

誰が決めたのかはわかりませんが、バスタオルのサイズは大きすぎるのではないでしょうか? 風呂あがりに大人1人が全身を拭いても、バスタオルが濡れていない部分はけっこうあるものです。

これまで私はカインズのタオル担当者として、このバスタオルのサイズ問題について特に疑問を持たずに仕事をしてきました。

が、ある日……

「バスタオルって、もっと小さくてもよくない? 干す場所に困るんだよね」

こんな言葉を妻が口にしました。

バスタオルは“大は小を兼ねる”なアイテムでもあるので、大きくて困ることはないと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

バスタオルの「体を拭く」という用途の裏側には、使用後に「洗濯して干さなければならない」という側面があります。

大きいバスタオルは洗濯後に干しづらい問題

さまざまな家事の中でも重労働だと言われる洗濯物干しにおいて、もっともストレスになるのが「バスタオルの横幅が長くて干しづらい問題」。

その根本原因は、バスタオルが必要以上に大きくて、通常サイズのハンガーにかけられないからにほかなりません。

天気のいい日に、庭やベランダの物干し竿に干せるなら気分爽快ですが、バスタオルは物干し竿の広いスペースを占拠します。ほかの洗濯物を干しづらくなりますし、バスタオルを気兼ねなく、広々と干せる庭やベランダは、都会では少ないでしょう。

だったら、ハンガーにかけやすいバスタオルを作ればいい──そう考えました。

ハンガーに干せるバスタオルのメリット

ということで考案したのが『ふっくらボーダー ハンガーに干せるバスタオル』。

ふっくらボーダー ハンガーに干せるバスタオル

ふっくらボーダー ハンガーに干せるバスタオル

幅は、一般的なフェイスタオルに倣って34cm。長さは、これまでのバスタオルと同じく120cm。

吸水性をよりよくするために目付(ボリューム)をアップしました。バスタオルとして、大人の方にもストレスなく使っていただける仕様です。

幅が小さいということは、ただ干しやすいだけでなく、「洗濯機で洗いやすい」「面積が小さいので乾きもいい」「収納するときにかさばらない」などのメリットもあります。

それでも十分に、大人の体についた水分を拭き取ることができるよう、快適性も追求しています。

タオルの織り方を工夫して「ふっくら」と「乾きやすい」を両立

『ハンガーに干せるバスタオル』の開発のポイントはもう1つあります。それは、ネーミングにもある“ふっくら”。面積が減ったからと言って、快適さをあきらめてはいけません。

新たに開発したこのタオルは「ドビー織り」という製法で表面をボーダーに仕立てていますが、一般的なドビー織りタオルは、ループが長い部分も短い部分も平らになっています。

一般的なドビー織りのタオルの断面

一般的なドビー織りのタオルの断面

これに対して、このバスタオルでは、ループが長い部分の織り方を工夫して山状にしています。こうすることで、肌触りが柔らかくなるうえに、ループが短い(=布地が薄い)部分があることで乾きやすさも兼備させています。

『ふっくらボーダー』シリーズのタオルの断面

『ふっくらボーダー』シリーズのタオルの断面

ボーダータオルの表面

フェイスタオルほど長くなく、ハンドタオルより大きいタオル

おかげさまで、ハンガーに干せるバスタオルは、発売開始から間もないながらすでに好評を得ています。

実は、このタオルと同時に『ふっくらボーダー バスマットサイズのタオル』という商品も開発しました。

ふっくらボーダー バスマットサイズのタオル

ふっくらボーダー バスマットサイズのタオル

幅が34cm、長さが50cmで、ざっくり言うと“ショート丈のフェイスタオル”です。

キッチンでのタオルの使われ方をリサーチしたところ、「フェイスタオルほど長くなくて、ハンドタオルより大きいタオル」のニーズが高いことが判明。あえて“どっちつかず”のサイズにすることで、かゆいところに手が届くタオルを目指しました。

一般的なバスマットと同じサイズなので、もちろん足拭きタオルとしても快適に使っていただけます。大家族で使うには吸水性が足りないかもしれませんが、一人暮らしの方がバスマットとして使うのには十分。厚みがないぶん、乾きやすいので、バスマットよりも洗濯しやすく清潔にご使用いただけます。

イレギュラーなサイズで良コスパのタオル開発

『ハンガーに干せるバスタオル』は298円、『バスマットサイズのタオル』は178円。まずは一度、たくさんの方に使っていただきたいので、お試し価格で頑張りました。

『ふっくらボーダー』シリーズのサイズと価格(すべて税込)

  • ハンガーに干せるバスタオル(34cm×120cm) 298円
  • バスマットサイズのタオル(34cm×50cm) 178円
  • フェイスタオル(34cm×80cm) 198円
  • バスタオル(60cm×120cm) 498円
幅34cmの3種の長さ比較がこちら。通常のハンガーはもちろん、角ハンガーにも干しやすい

幅34cmの3種の長さ比較がこちら。通常のハンガーはもちろん、角ハンガーにも干しやすい

カラーリングは全サイズ共通で、アイボリー・グレー・ネイビー・イエロー・グリーン・レッドの6色。

ふっくら感があるのに乾きやすい──これだけでもオススメしたいリーズナブルなタオル、ぜひ一度試してみてください。ご自身の生活スタイルに合ったサイズを手にとってみていただけると、開発者冥利に尽きます。

※商品の価格は記事公開時点のもので、変更される可能性があります。

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