信楽焼たぬきの「たぬきケーキ」を作りたい
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目次/ INDEX
卒業や進学、記念日や誕生日などに大切な人からお花をプレゼントされたとき、「できるだけ長く手元に残しておきたい」と考える方も多いのではないでしょうか。そんなときはお花を乾燥させてドライフラワーにするのがおすすめです。お花を乾燥させることで生花より持ちを良くし、インテリアとして部屋に飾って楽しむことができます。
この記事では自宅でも簡単にできるドライフラワーの作り方を解説。ドライフラワーの乾燥方法は、1.ハンギング法、2.シリカゲル法、3.ドライインウォーター法、4.グリセリン法の4つがあり、それぞれ特徴や詳しいやり方を説明していきます。他にもドライフラワーに向いているお花や作るタイミング、上手に作るコツも紹介するので、初めてドライフラワーを作る方はぜひ参考にしてみてください。
ドライフラワーに向いている花は、バラやカスミソウ、ラベンダーなど花びらや葉の水分量が元々少ない花。水分が少ないと乾燥させやすいため、きれいな状態のままドライフラワーにすることができます。他にも次のような花がドライフラワー作りに向いています。
とくにラベンダーやサルスベリ、スターチスは水分量が少なく、他の花より乾燥日数が少なくすむので初めての方にもおすすめです。
反対にドライフラワー作りに向いていない花は、多肉植物やユリ、ツバキやカラーなど水分の多い花。水分量が多いと乾燥に時間がかかるため、その間に花が変色してしまうことがあるので注意が必要です。
キレイな状態のままドライフラワーにするために、蕾が開いたその日のうちに乾燥させるのがおすすめです。花の種類にもよりますが乾燥には1週間〜2週間ほどかかるため、花が満開になったあとから作り始めると傷んでしまうことがあります。逆に蕾のままでは水分が抜けにくいので、変色してしまう可能性も。ドライフラワー作りは、花が元気なうちに短期間でしっかり水分を抜くことが大切になってきますので、よく花を観察して咲いたらなるべく早めに作り始めましょう。
天気や湿度、花の状態によっても変わりますが、乾燥日数のめやすは次のようになります。
まずは1つ目の「ハンギング法」です。名前の通り花を紐などに吊るし、自然乾燥させてドライフラワーにする方法です。ハサミと麻紐があれば作れるので、初めての方でも気軽にドライフラワーに挑戦できます。乾燥させたあと花の色合いは少し褪せた印象になりますが、アンティークのような質感が出るのが特徴です。ハンギング法は次の流れで行います。
ハンギング法は手軽にドライフラワーを作れますが、乾燥期間が長くなってしまうと、その間に花が変色してしまうことがあるため、注意しながら作ってみてください。
2つ目は「シリカゲル法」です。水分を吸着するシリカゲルを使い、花びらの色や形、質感をそのまま残しながら乾燥させてドライフラワーを作ります。シリカゲルはお菓子の乾燥剤として使われていることが多く、無味無臭で毒性もないので安心して使うことができます。用意するものは、ハサミ、シリカゲル剤、底が深い蓋付き容器(タッパーなど)の3つでOKです。次の流れで行いましょう。
3つ目は「ドライインウォーター法」です。花瓶に少量の水を入れて、少しずつ蒸発させながら乾燥させて作ります。アジサイやカスミソウなど、丸いボリュームのある形やふんわり感を残したい花におすすめです。用意するものは花を生ける花瓶だけで、手軽にドライフラワーを作れます。次の手順で行いましょう。
最後は「グリセリン法」です。グリセリン溶液を使い、お花を浸けたり吸い上げさせて乾燥させます。とくに葉物や実がついた枝をドライフラワーにしたいときにおすすめの方法です。他の方法より少し手間はかかりますが、花のボリュームや色合いを残しながらドライフラワーを作ることができます。用意するものはハサミ、空き瓶、グリセリンの3つです。次のような手順で行いましょう。
<グリセリンに浸ける場合>
<グリセリンを吸い上げさせる場合>
グリセリン法は、しっとり感も残しつつドライフラワーを作ることができます。型崩れさせずに、そのままの形で乾燥させたいときにおすすめの方法です。
お気に入りの花をドライフラワーにできたら、さっそく部屋に飾りましょう。ここではおすすめの飾り方を3つご紹介します。
まずは定番のスワッグを作って飾る方法です。同じ種類の花を使って花束のように束ねたり、色々な種類の花を組み合わせて作っても素敵に仕上がります。束ねる際にリボンや紐、レースを花の色味と合わせると統一感が出ておすすめです。ドライフラワーを作ったときと同じように、直射日光の当たらない風通しの良い場所に飾るようにしましょう。
2つ目は作ったドライフラワーをそのまま花瓶に挿して飾る方法です。とくに賃貸に住んでいて壁に飾るのが難しい方は、こちらの方法で飾るようにしましょう。インテリアに合わせた花瓶やフラワーベースを使うと、よりおしゃれな空間を作ることができます。スワッグと違ってほこりが積もりやすいため、定期的な掃除が必要になります。花が壊れないように、優しく柔らかい筆やハケでほこりを落とすようにしましょう。
3つ目は、ドライフラワーをオイルに浸けてハーバリウムを作って飾る方法です。ドライフラワーは長くても半年ほどしかもたないため、もっと長く保存したい方はこちらの方法がおすすめです。花の他にもビーズや貝殻、砂など水分を含まないものを入れられるので、オリジナルのハーバリウムを作って楽しむこともできます。ハーバリウムにすることで色褪せや腐食、カビや害虫の発生も防げたり、スワッグと違い場所を選ばず置くことができるのもポイントです。
ドライフラワーは、日数が経つとだんだんと色が抜けて枯れてしまうため、半年よりも長く保存したい場合はハーバリウムを作るのがおすすめです。また、シリカゲル法でドライフラワーを作り、すぐ密閉容器に入れて保存した場合は1年以上楽しむことができます。
蕾が開いたばかりの新鮮な花を使うか、あらかじめ600Wの電子レンジで30秒ほど加熱して水分を飛ばしておきましょう。加熱が足りない場合は様子を見ながら10秒ずつ加熱して乾燥させます。
いかがでしょうか。ここまで自宅で簡単にできるドライフラワーの作り方を解説してきました。どの方法も自宅で簡単にできるので、ぜひこの記事を参考にドライフラワー作りに挑戦してみてください。大切な花をもっと長く楽しみたい方は、シリカゲル法で乾燥させて密閉容器に保存したり、ハーバリウムを作ったりしてインテリアとして楽しみましょう。