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「鈴虫ってどうやって飼えばいいの?」
「上手な鈴虫の飼い方を知りたい」
キレイな音色が特徴の鈴虫ですが、実は飼育のしやすさからペットとしても人気が高い虫です。お子さんの自由研究や、「虫が好きで飼育に挑戦したい」という方などいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ飼育の経験がないと色々不安も多いと思います。せっかく飼うなら大切に育てて、毎年キレイな音色を聞いて楽しみたいですよね。
この記事ではそんな不安を解消するために、鈴虫の基本的な生態から、上手に長生きさせる飼い方、産卵・繁殖の方法までくわしく解説していきます。これから鈴虫を飼ってみたいという方はぜひ参考にしてください。
まずは基本的な鈴虫の生態や特徴を知っておきましょう。
鈴虫以外にも、キリギリスやコオロギ、松虫など鳴く虫は様々います。とくに公園などで採取しようと思っている方は、しっかり確認が必要です。
鈴虫の体長は16mm~30mmほどで、全身は黒っぽく、触角や尾角は白っぽい色をしています。雑食で、葉っぱや昆虫の死骸などを食べることが多いです。
日本全国に生息しており、夏〜秋にかけて活動します。都市部より、比較的自然の多い公園や河原に生息していることが多く、夜行性で昼間は地表の物陰や石の下に隠れています。
また、オスとメスはかなり見分けやすいです。オスは全体的に体が太く大きく、メスは体が小さく産卵管を持っています。繁殖を考えている方は、オスとメスどちらも入手するようにしましょう。
それではさっそく鈴虫の飼い方について解説していきます。まずは、飼育する上で必要なものを準備していきましょう。
次の6つを用意しましょう。
1.は必ずふた付きのものを用意して、鈴虫が逃げないようにします。2.は普通の土より扱いやすく、カビを防いだり防臭効果があり、ケース内が清潔になります。
3.は育成マットが乾燥した時、湿らせるために使います。自然の土に近くなるように、軽く湿らせるだけで大丈夫です。4.は鈴虫のとまり木や隠れ家になったり、産卵させるときに必要になります。
5.は育成マットが汚れたりカビが生えてしまうのを防ぎます。6.鈴虫は雑食ですので、動物性のエサと植物性のエサを用意しましょう。(野菜だけを与えていると、共食いしてしまう可能性があるためです。)
基本的にはエサやりと、育成マットに霧吹きをかけてあげるだけでOKです。
エサはなるべく毎日交換し、新鮮なものをあげるようにします。1週間に1度はマットに霧吹きをかけて湿らせてあげましょう。鈴虫はよく跳ぶので、エサの交換の際など逃げないように注意してください。
卵から育てる場合、必要なものは次の4つです。
成虫のときと同様に、ケースに鈴虫マットを3~5cm敷き、霧吹きで湿らせます。マットの上に卵を平らに撒きましょう。
あとは孵化するまで、1週間に1度マットを霧吹きで湿らせるだけ。地域や気温よって変わりますが、1〜2ヶ月ほどで孵化してきます。
孵化したら、成虫と同じようにエサをあげてください。あまり水気が多いと、幼虫がエサに貼りついて動けなくなるので注意しましょう。
鈴虫の入手方法は、自然にいる鈴虫を採取する方法と、ペットショップなどで購入する方法があります。それぞれご紹介していきます。
鈴虫の活動時間や生息場所のポイントを抑えながら探してみましょう。
ただいくらポイントを抑えても、いきなり見つけるは難しいため、まずは耳を澄ませて虫の鳴き声が聞こえる場所を探してみましょう。
虫によって鳴き声にも違いがあるため、事前に動画などで確認しておくと安心です。
鈴虫はすばしっこく、素手で捕まえるのは難しいです。捕まえる際はゆっくり近づき、虫あみで捕まえましょう。虫かごに入れるときは触覚や脚、翅を傷つけないように、優しく触るようにしてください。
また、鈴虫は雑食で共食いしてしまう可能性があるため、たくさん採れても持ち帰るのは数匹だけにしましょう。
鈴虫はホームセンターやペットショップ、専門のオンラインショップなどで購入できます。
近くに公園や河原がなく、鈴虫を見つけられない方や、採取する時間が取れない方は購入するのが手っ取り早いです。
成虫や幼虫だけでなく、卵の販売をしているところもあるため、孵化からお世話をしてみたい方にもおすすめです。成虫の場合オスとメスが数匹入ったものが販売されているため、繁殖を考えている方も手軽に挑戦することができます。
鈴虫の寿命は、卵が孵化してから約4ヶ月ほど。成虫の寿命は約1〜2ヶ月しかありません。人の手で大切に育てたとしても冬は越せないため、次の年も飼育を楽しむには産卵・繁殖させる必要があります。
9月ごろ、鈴虫は寿命が近づくと鳴き声がかすれてきて、やがて死んでしまいます。この頃になると、メスは産卵に向けて死んだオスを食べることがありますが、卵をたくさん生むために必要なことなので、あまり心配しなくて大丈夫です。
メスが産卵する前に、育成マットを新しいものに交換してあげましょう。ずっと同じマットだとカビが生えてしまう可能性があるため、キレイな環境で産卵できる準備を整えます。
10月ごろ、メスも死んでしまったら産卵が終わった合図ですので、きれいに片付けてふたをし、陽が当たらない風通しの良い場所で保管しましょう。鈴虫の卵の大きさは約3mmほどで、黄色っぽい色をしています。
10月以降は、マットが乾いてきたら霧吹きをして湿らせます。もし表面にカビが生えてしまったら、広がる前にすぐにまわりのマットと一緒に捨ててください。乾燥していると卵の色は白っぽくなるため、黄色っぽい色を維持できるように適度な湿度を保つようにしましょう。
12月以降は、霧吹きをやめてマットを乾燥させます。3月頃まで放置してOKです。
3月以降は、ケースを暖かい場所に置くようにし、マットに霧吹きをかけましょう。5月以降、気温が高くなり25度ぐらいになると孵化が始まります。孵化が始まると毎日のように生まれてくるため、欠かさずチェックしましょう。
孵化したあとは同じようにエサをあげながら、成長を見守ってください。
いかがでしょうか。鈴虫の寿命はとても短いですが、大切に育てれば産卵・孵化し、毎年飼育やキレイな音色を楽しむことができます。
この記事を参考に、ぜひ鈴虫の飼育にチャレンジしてみてください。
また、株式会社カインズでは、鈴虫の飼育に必要なグッズを様々取り揃えています。
記事の中でもいくつかご紹介しましたが、「近くにホームセンターがない…」という方でもオンラインショップで購入できるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。