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食中毒予防のために管理栄養士が家庭で実践していること

調べてみた

小嶋絵美(こじまえみ)

小嶋絵美(こじまえみ)

保育園給食の現場で食品衛生管理責任者を務めた管理栄養士。大学卒業後、保育園給食の献立作成・調理・食品衛生管理・食育活動・栄養指導などを経験し独立。現在は子育てをしながら、在宅ワークでヘルシーレシピやカフェメニューの考案などを行う。

家庭でできる食中毒予防の方法

「わが家の食事、衛生管理はこれで大丈夫…?」と不安に思ったことはありませんか? 毎日、仕事や勉強を頑張る家族のために、安心・安全な食事作りを心がけたいですよね。

保育園給食の現場で食品衛生管理責任者を務めた管理栄養士が、家族の健康を守るために、家庭で実践している食中毒予防の方法をご紹介します。

買った食品は新鮮なうちに持ち帰る

買った食品は新鮮なうちに持ち帰る

買い物した食品を新鮮なまま持ち帰るためのポイントは4つです。

  1. 生肉や生魚はドリップの少ない新鮮なものを選ぶ
  2. 買い物は時間を決め、手早く終わらせる
  3. 保冷バッグに入れ持ち帰る
  4. 持ち帰ったらすぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れる

食品は何より、新鮮な状態を保つことが大切。保冷できるエコバッグが便利でおすすめです。ただし、保冷バッグに入れたからといって油断は禁物。買い物をしたあとは、まっすぐ帰り、なるべく早く冷蔵庫に入れましょう。

手洗いのタイミングとビニール手袋の活用方法

手洗いのタイミングとビニール手袋の活用

正しい手洗いはもちろん大切ですが、気をつけるポイントはタイミング。調理や食事に関わる場面で手洗いを行っているのは、以下の4つのタイミングです。

  1. 調理前
    手に細菌やウイルスがついている可能性があるため。
  2. 生肉・生魚・生卵などを触ったあと
    生の食材には細菌やウイルスがついているため。
  3. 盛りつけ前
    調理が完了した食品に細菌やウイルスがつくのを防ぐため。
  4. 食事の前
    手に細菌やウイルスがついている可能性があるため。

特に大切にしているのは2のタイミング。生肉・生魚・生卵など、生の食品にはさまざまな細菌やウイルスがついているからです。生の食品に触れるのが心配なときは、ビニール手袋も活用しています。

ビニール手袋を活用するときのポイントは2つ。

  1. 細菌やウイルスの飛び散りを防止するため、使い終わったあとは裏返して捨てる。
  2. 手に細菌やウイルスがついている可能性があるため、捨てたあとに手を洗う。

「ビニール手袋を使えば安心」と思ってしまいがちですが、捨てるときに細菌やウイルスが飛び散ったり、手についてしまったりすると危険です。また、特に手袋を捨てたあとの手洗いを忘れないでください。

まな板やスポンジの使い分け方

まな板やスポンジの使い分け

まな板やスポンジは、それぞれ用途によって使い分けています。

まな板の使い分け

  1. 生肉・生魚用
  2. 野菜・調理済み食品用

スポンジの使い分け

  1. 食器・調理器具用
  2. シンク用
  3. 野菜洗い用

特に、まな板の使い分けが大切です。まな板が1枚しかないときは、裏表で使い分ける、もしくは生肉・生魚を使ったあとは必ず消毒するようにしましょう。スポンジも調理が終わったら消毒します。次は、詳しい消毒方法について説明します。

消毒の使い分け方

消毒方法の使い分け

食中毒予防のために、3つの消毒方法を使い分けています。

  1. アルコール消毒
    手の消毒だけでなく、調理器具・調理台・食器・テーブルなどに使えて便利です。
  2. 熱湯消毒
    生肉や生魚のトレーを洗ったあとのシンクは熱湯を流して消毒。調理中、野菜のゆで汁があればそれを流して熱湯消毒することもできます。
  3. 塩素系消毒
    塩素系漂白剤を水で薄めた消毒液を、まな板・ふきん・スポンジなどの消毒に使います。

アルコール消毒は、乾いたところに吹きかけるとより効果的。調理器具や食器などには、水分を拭き取ってよく乾かしてからアルコールを吹きかけています。

キッチンのなかで特に細菌が増殖しやすい、まな板・ふきん・スポンジなどは調理後、塩素系消毒液につけおきして、しっかり消毒しています。

作り置きやお弁当の調理方法

作り置きやお弁当の調理

作り置きやお弁当は食べるまでに時間が空くため、その間に細菌が増殖し、食中毒のリスクが高まります。食中毒予防のポイントは4つ。

  1. 細菌やウイルスがついていると増殖する可能性があるため、保存容器やお弁当箱はアルコール消毒をする。
  2. 食品の水分が多いと細菌が増殖しやすいため、加熱調理をして水分をしっかり飛ばす。
  3. 塩分や糖分の力で細菌の増殖を防ぐため、少し濃い目の味付けにする。
  4. 温度が高いと細菌が増殖しやすいため、できあがった料理は素早く冷まして冷蔵庫へ。熱いうちに入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が上昇して食品が傷むので、必ず冷めてからしまう。

カレーの作り置き

カレーや煮物、みそ汁やスープ、チャーハンなどは、「たくさん作りすぎてしまったから明日も食べよう」ということもありますよね。キッチンに常温のまま放置すると細菌が増殖しやすく、食中毒のリスクが高まります。我が家では、よく冷ましてから冷蔵庫で保存しています。さらに、翌日食べるときはしっかり加熱し直しています。

温度・湿度計で高温多湿にならないよう調整

また、夏は特に、細菌による食中毒のリスクが高まります。調理中のキッチンは、高温多湿にならないよう気をつけ、お弁当は保冷バッグに入れて持ち歩いています。

冬も暖房や加湿器で高温多湿になることがあり、注意が必要です。我が家では、キッチンに温度・湿度計を置き、高温多湿にならないように調整しています。温度は25℃未満、湿度は70%未満が目安です。

家族を食中毒から守るために家庭でできること、ぜひ実践してみてくださいね。

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