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【アシタバ(明日葉)の育て方】食べ方や豊富な栄養素などもご紹介!

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土屋悟

土屋悟

フリーランスのライター/編集者。植物・園芸関係、DIY関連の雑誌、書籍、ウェブメディアなどで活動。庭いじりやベランダでの植物の栽培もしつつ、最近は室内での植物栽培やトイレのタンクの上の手洗いで植物を育てる「トイレリウム」を製作したりしている。

アシタバってどんな山菜?

白背景に明日葉

  • 分類:セリ科シシウド属
  • 和名:アシタバ
  • 学名:Angelica keiskei

アシタバは日本原産の植物で、本州では関東地方より西の太平洋沿岸に自生しています。そのほか、伊豆諸島にも自生しており、生産地の多くは三宅島などの島嶼部です。

とても生育が旺盛で、葉を収穫しても翌日には新しいわき芽から葉が広がり始めることから「明日には葉が出る草」→明日葉→アシタバという名前がついたといわれています。

通年葉が青青している常緑性で、生えると何年も育つ宿根草です。そのため、一度植えつけておけば何年も収穫を楽しむことができるのがありがたいところ。山菜として食用にされるほか、民間療法では滋養強壮や下痢止め、利尿、高血圧抑制などの薬としても利用されています。

栄養豊富なことから万能薬のような扱い方をされていることもあり、多くの人に親しまれてきた山菜です。

アシタバは栄養満点な緑黄色野菜!?

アシタバは山林の中などに自生する

アシタバは山林の中などに自生する山菜ですが、食べものとしては緑黄色野菜になります。つまり、カボチャやニンジンに多く含まれているβカロチンを多く含む山菜です。

そのほかにもビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類を多く含みます。ミネラルも豊富で鉄やカリウム、カルシウムを多く含み、食物繊維も豊富。滋養強壮に菊とされたり、万能薬のような扱いをされたりするのは、ひとえにこのような豊富な栄養を含むことに理由があるようです。

アシタバの育て方

生命力旺盛なアシタバ

葉を収穫しても翌日には葉が出てくるほど生命力旺盛なアシタバですが、育て方にはちょっと気をつけなければならないところもあります。ここでは、アシタバ栽培の基本と、育てる上でのポイントをご紹介します。

アシタバの栽培場所

できるだけ日に当てて育てますが、暑さに弱いので、夏は日陰になるような場所が向いています。また、土が凍ったり霜が当たったりすると枯れてしまうことも。夏は暑さから根を守るため、冬は凍結を防ぐため、株元を腐葉土でマルチングしておくとよいでしょう。

鉢やプランターに植えて、季節ごとに栽培場所を移動させるのもおすすめです。鉢であれば10号(直径30cm)程度、プランターであれば野菜用の60cmプランターがよいでしょう。寒冷地では冬は室内に取り込むことになるので、基本的に容器栽培がよいでしょう。

アシタバの水やり

鉢土が乾ききる前にたっぷり水を与えます。特に夏は気温が25℃を超えるときに土が乾燥していると、葉が傷むことがあります。暑さにはあまり強くないので、夏は1日に数回、葉水をして風によく当てて株を冷やすようにしましょう。

アシタバの肥料

生育が旺盛なので、肥料が切れると新しい葉が出なくなったり、葉色が黄色くなることも。6月ごろに一度、株元に緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)を与えますが、与えすぎると徒長するだけでなく、苦手な夏に肥料分が多すぎると根が傷む原因となります。肥料のパッケージに書かれている規定量の半分を目安に肥料を与えましょう。

鉢やプランターで育てている場合は、規定量よりも薄めの1000〜2000倍に希釈したものを2週間に1回与えましょう。いずれの場合も、たくさんの肥料を一度に与えてしまうと失敗の元。肥料は少なめに、回数多く与えるのがポイントです。

アシタバの植え付け

アシタバ、艶のある葉っぱのアップ

アシタバは場所を移動できない庭植えと、移動できる鉢植えだと栽培のやり方がちょっと異なります。なのでここでは、庭植えと鉢植え、それぞれのやり方を分けてご紹介します。

アシタバの庭への植えつけ

夏に西日が避けられ、冬も寒風が避けられる場所を選び、深さ30cm、直径30cmほどの植え穴を掘ります。掘った土には腐葉土20ℓ、苦土石灰と緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)をひとつかみ混ぜ込んでおきます。苗の茎が5cmほど埋まるように植えつけたら、水をたっぷり与えましょう。

新しい葉が広がり始めるまでは、土の表面が乾いてきたら水を与えて下さい。

アシタバの鉢への植えつけ

小粒赤玉土、中粒赤玉土、黒土、腐葉土を等量に混ぜ合わせた用土など、水はけと水もちのよい用土を使って植えつけます。庭植えの場合と同様、茎が5cmほど土に埋まるよう、深植えにします。

アシタバの季節の手入れ

明日葉の葉っぱ部分アップ

アシタバは温暖で暑すぎず、寒すぎない気候を好みます。そのため、夏と冬はちょっとした工夫が必要です。ここではアシタバの夏越しと冬越しのやり方をご紹介します。

アシタバの夏越し

アシタバは本州の太平洋沿岸や伊豆諸島などの温暖な地域原産ですが、山林の中や縁に自生しているため、30℃を超えるような猛暑は苦手です。床がコンクリートだと、夜も輻射熱があるためできれば、鉢の下には人工芝などを敷いたり、台の上に載せて下からの熱を避けられるように工夫しましょう。

鉢土の温度の上昇を抑えるためには、鉢を2まわりほど大きな鉢に入れる二重鉢(にじゅうばち)が効果的です。鉢と鉢の間に川砂を入れ、川砂を常に湿らせておくことで、気化熱で鉢の温度を下げる効果があります。

外側の鉢が素焼き鉢やテラコッタなど、水を通す鉢だとより効果的です。庭植えは、株元に腐葉土をマルチングして地温の上昇を防ぎましょう。

アシタバの冬越し

関東地方以西の平野部であれば、株元にマルチングをしておく程度でも冬を越せることがあります。強い寒さが予想されるときは、株全体を不織布などで覆っておくのも効果的です。寒冷地では基本的に冬は室内に取り込んで冬越ししましょう。

ちなみにアシタバにはいくつか種類(系統)があり、葉柄(ようへい)が赤い赤茎系の方が耐寒性が高く、アシタバ独特の風味も強いです。青茎系は耐寒性はあまり高くありませんが、クセがなく食べやすいといわれています。

アシタバの収穫

イキイキと咲く明日葉

葉が5〜6枚くらい出てきたら随時葉を収穫して食べることができます。収穫する際には必ず2枚以上の葉と、株の先端にある芽を残すようにしましょう。

葉がなくなってしまうと光合成をして成長することができず、先端の芽がなくなってしまうと新しく広がる葉の元になる部分がなくなってしまうので、注意して下さいね。花が咲くと枯れてしまうので、花芽が出てきたら折り取りましょう。

収穫した葉はもちろん食べることができます。アシタバにある独特の苦みと風味を味わうなら、天ぷらやおひたしがおすすめです。それほど風味が強くない方がよければ、卵とじやバター炒めなどがよいでしょう。

冬越しのしやすさの違いがありますが、赤茎系の品種(系統)の方が野趣あふれる風味が強く、青茎系の方がクセが少なく食べやすいでしょう。

アシタバの病害虫

白背景に明日葉の葉

新芽にアブラムシがつくことがあります。収穫して食べる前に、所定の日数を置けば薬剤で駆除もできますが、農薬を使うのはいやだと言う場合は、ホースの水流で流すなどして駆除します。

そのほかウドノメイガという蛾の幼虫やバッタ類の食害を受けることがあるので、見つけ次第捕殺しましょう。

まとめ

生育旺盛なアシタバ

次々に葉を広げる生育旺盛なアシタバ。株が充実すればどんどん収穫できるのも嬉しいところです。そのうえ、栄養豊富で山菜ならではの風味もあり、変化のある食卓を演出してくれそうです。こんなアシタバを、ぜひ育てて見て下さい!

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