リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

冷凍食品や残り物は使わない!?渡辺美奈代が語るお弁当作り論と直伝レシピ

クリエイター

渡辺美奈代

渡辺美奈代

CBSソニーにスカウトされ芸能界へ。1985年、フジテレビ 『夕やけニャンニャン』 の 「アイドルを探せ!」 に合格。 「おニャン子クラブ」 のメンバー(会員番号29番)として一世を風靡。 1986年7月、シングル 「瞳に約束」 でソロデビュー。ファーストシングルから5枚連続オリコン初登場1位を獲得し、オリコン記録を塗りかえた。これまでに6枚のアルバム、18枚のシングルを発表。 芸能活動と併せて家具や雑貨のプロデュース・販売など経営者・プロデューサーとして幅広く活躍。 現在はブログ、Instagram、YouTubeで女性から絶大な支持を得て、同世代のカリスマ的な人気を確立。 2021年でソロデビューから35周年を迎えた。

SNSで話題! 芸術レベルの渡辺美奈代弁当

芸術レベルの渡辺美奈代さん手作り弁当

毎日、息子さんに作るお弁当をSNSで投稿している渡辺美奈代さん。フォロワーからは「食べるのがもったいない!」「色鮮やかでおいしそう」「オシャレなお弁当~」「息子さんになりたい!」と絶賛の嵐だ。

彩り鮮やかなお弁当は、目にも楽しく華やかでおいしそう。どうしたら美奈代さんのように素敵なお弁当が毎日作れるのだろうか。お弁当作り歴21年という美奈代さんに、お弁当作りのコツや楽しみ方について教えてもらった。

朝5時起床、休みなしのお弁当作り

インタビューに応じる美奈代さん

「お弁当作りを始めたのは長男が3歳、幼稚園に通い始めた頃から」という美奈代さん。

小学校は給食だったものの、6歳違いの兄弟のため、長男が小学校に入るときには次男が幼稚園でお弁当、次男が小学校に入るときは長男が中学でお弁当と、途切れることなく21年間、お弁当を作り続けてきた。

「次男が小学4年生から6年生までは野球部に入っていたので、平日は長男のお弁当、土日祝日は次男と主人のお弁当と、この2年半はほぼ毎日休みなく作っていました。今考えたらすごいですよね。そのときは大変だったと思うんですけど、毎日のルーティンになっていたので、あまり大変だと思わなかったですね」

2年半、休みなしで…想像するだけで、疲れてしまいそう。

「でも、みなさんそのぐらいやっていると思います。就職してからも作る方もいるでしょうし、それに比べたらまだまだです」

お弁当を作るのに、毎朝5時に起床。早いときには20分ぐらいで終わるとはいえ、毎日続けるのは大変だ。

「子どもが小さいときは、ご飯やおかずをひと口サイズにして、品数も多くしていたので、すごく面倒でした(笑)。今は、メインが一つあれば、あとは副菜だけなのでだいぶ楽になりましたね」

取材日のお弁当は「おでん」。スープポットに大根、里芋、餅入りきんちゃくなどが入ったホカホカのお弁当だ。

おでん弁当

「そろそろおでんを持たせてあげたいなと思って、昨日の夜から煮込みました。夕ご飯とお弁当、どちらが主ということもないんですけど、朝はおにぎり握って、唐揚げあげるくらいなので、楽ちんです」

旬を取り入れて季節を感じられるお弁当に

壁の横でポーズを取る美奈代さん

お弁当のメニューは、スーパーで考えることも多いのだとか。

「新鮮なもの、季節のものを入れてあげたいので、買い出しは毎日行くようにしています。学校の給食は旬の食材を使い、栄養面も考えられているけど、お弁当は子どもの好きなものになりがち。お弁当でもなるべく季節を感じてほしいので、旬のものを入れるように心がけています」

夕飯の残り物を入れたりすることはないのだろうか。

「そもそも夕飯が残ることがあまりないので、何品か作り置きをするようにしています。時短にもなるし、お弁当を詰めるとき、すき間に埋められるものがあると便利です」

なるほど。美奈代さんのお弁当のように、すき間なくおかずを並べるには、作り置きを用意しておくと良さそうだ。

問題は詰め方である。どうしたらこんな風にきれいに並べられるのだろうか。ポイントはお弁当箱の使い方にあるという。

「小判型のお弁当箱なら、ご飯とおかずを横に分けるのではなく、縦に分けると、おかずを並べやすいのでおすすめです。深いお弁当箱の場合は、おかずの下にもご飯を敷くと、おかずが沈み込まないので、見栄えもよくなりますよ」

ご飯は左側、おかずは右側に入れるのがスタンダードと思っていたが、映えるお弁当作りのポイントの一つは、ご飯を入れるときの向きにコツがあるようだ。

絵を描くように彩りを考え、立体的に詰める

カラフルな彩りの弁当

美奈代さんのお弁当といえば、なんといっても彩り。得てして茶色いお弁当になりがちだが、彩りよく詰めるコツはあるのだろうか。

「決まり事はないですが、赤、黄、緑は入れるようにしています。仕切りがわりにリーフレタスや大葉を使ったり、レモンを挟んだり。おかずを置いてみて、色が足りないなと思ったら色を足すという感じです。私、絵は描けないですけど、絵を描いているような感覚かもしれません」

おかずを平坦に並べるのではなく、立体的に置くのも秘訣。

「例えば、ポテトサラダを入れるときも、ペッタリ置くのではなく、こんもり入れるようにしています。蓋をしたら少し潰れちゃうかもしれないけど(笑)。あとは、斜めに置くとか、凹凸ができるように立体的に詰めていくとおいしそうに見えるのかなと思っています」

プチトマトもそのまま入れるのではなく、断面を見せることで色がプラスされることも。

プチトマトはあえて切り、断面を見せる

「切り方によって表情が変わるので面白いです。硬めのトマトなら汁も出ないし、抗菌シートを置くとより安心(笑)。自己流ですけど、毎日作るうちに、だんだんおいしそうに見える並べ方を学んでいった感じですね」

味付けは濃い目。同じような味ばかりにならないようにも気をつけている。

「甘い、塩っぽい、酸っぱいなど、味にもバリエーションをつけています。私の地元、愛知の味噌カツのソースも味に変化がつくのでお弁当におすすめです」

味噌カツ弁当

まずはお弁当箱にご飯を詰めて、冷ましながらおかずの用意

インタビューに応じる美奈代さんその2

おいしいお弁当を作るために必要な彩りや味のバリエーション、並べ方のポイントはわかってきたが、いざ作ろうと思うと、何から手をつけていいか悩んでしまいそうだ。

「私は夜のうちに何をどんな風に入れようか考えておきます。例えばカレーの場合、カレーはスープポット、お弁当にご飯を入れて、その上に素揚げした野菜、卵は目玉焼きがいいか、オムレツの方がいいかなとか。詰め方をなんとなく考えておくと、朝が楽です。たまにノープランで起きて、アワアワすることもありますけどね」

お弁当を詰めるときは、ご飯から詰めるのが美奈代さん流。

「最初にご飯を詰めてから、おかずを用意すると、ご飯が冷めた頃におかずを詰められます。お弁当箱の下に保冷剤を置いておくと、ご飯が早く冷めるので時短になりますよ」

お弁当作りを始めた頃は、唐揚げ、おにぎり、卵焼きと、いわゆる王道な「お弁当」を作っていたという美奈代さん。あることをきっかけにお弁当に決まりごとなんてないと気づいたそう。

「子どもがインターナショナルの幼稚園に通っていたとき、親子で集まる機会が多くて、外国人のママが水筒にコーンスープを入れてきたことがあったんです。水筒にはお茶を入れるものだと思い込んでいたので、もうびっくり。でも、なるほど! と思って、そこから色々とアイデアをもらったような気がします」

コンビニにあるおでんや蕎麦、冷やし中華を見て、これをお弁当に持たせてもいいんじゃないかと気づいたことも大きかった。

「今は、スープポットや保冷剤のついた入れ物もあるので、温かいもの、冷たいもの、いろんなお弁当を持たせてあげられるのも便利。お弁当の幅も広がるし、楽になることも多いですね」

それにしても、毎日考えるだけでも大変なお弁当作り。冷凍食品は使ったりしないのだろうか。

「寝坊したときとか安心材料として、冷凍食品はいくつかストックしていますが、全然出番がありません。でも、使うのは大賛成! 自然解凍のおかずは保冷剤がわりになるし、お弁当用に作られているからすごくおいしいと思います。お弁当を作るママのストレスが軽減されるなら使うべきだし、それを選んでいるという時点で、愛情は子どもに向いていると思います」

とにかくお弁当作りは大変。その大変さがわかるからこそ、苦痛なときはお休みした方がいいという。

「今は、学食があったり、コンビニで買ったりできるので、大変だと思ったときは休むのが一番。ママの苦痛な顔より、笑っている顔を見てもらう方がいいですよね。お弁当作りが楽しいと思える環境づくりも大切。好きなエプロンをつけるとか、便利な調理器具を使うとか。カインズの「まな板シート」も、洗い物が少なくて済むので重宝しています」

毎日のお弁当作りにカインズのまな板シートを活用してくれているそう。

壁の横でポーズを取る美奈代さんその2

「まな板シートを買ったとき、何も知らずに詰め替え用のシートだけを買ったんです。必要な分をハサミで切って使っていました。でも、ケースがあることに気づいてからは、サッと切れるので、とても楽ですよ(笑)。カインズさん、ありがとうございます」

次男が高校卒業でもうすぐ終わるお弁当作り…

インタビューに応じる美奈代さんその3

21年間、お弁当作りを続けてきた美奈代さん。お弁当作りでの失敗談を聞いてみた。

「うーん、今のところ子どもからのクレームはないですね。というか、おいしいとかも言わないけど(笑)。でも、よくも飽きずに食べてくれるなあとも思います。たまには違うものを食べたいと思うこともあるだろうに、文句も言わずに持っていってくれるし。食べてくれる人がいるので、私も楽しませてもらっています」

そんなお弁当作りも、もうすぐ終わりを迎えるのだそう。

「次男がもうすぐ高校を卒業します。お弁当作りも終わってしまうので、そしたら私どうするんだろうって…。朝の時間を何に費やすんだろう。皆さんはどうされるんでしょう? お弁当作りのない朝が想像つきません。何時に起きるのかな…。きっとスタッフの分を作り始めるような気も(笑)。残りのお弁当時間を楽しみたいと思います。大変なんですけどね(笑)。」

マンネリ化しがちなお弁当のおかず。美奈代さん弁当の中でも人気のおかずレシピを教えてもらった。

渡辺美奈代直伝! 「チキンカツレツ」レシピ

チキンカツ弁当

息子さんやご主人にも人気のおかず「チキンカツレツ」レシピのご紹介。

【材料】

  • 鶏胸肉 1枚
  • 薄力粉 適量
  • 卵 1個
  • ★パン粉  30~40g
  • ★パルメザンチーズ 大さじ4
  • ★塩こしょう 適量(お好み)
  • ★パセリ 小さじ2
  • オリーブオイル 適量

【作り方】

  1. 鶏胸肉をお好みの大きさに切る(そぎ切り)
  2. 卵をボールに溶いて、薄力粉を混ぜておく
  3. ★を混ぜておく
  4. ラップを敷き、ラップの上に★を広げる
  5. 鶏胸肉に②をつけてから★の衣をつける
  6. フライパンにオリーブオイルを多めに入れ、揚げ焼きにする
  7. 両面が揚がれば完成

********

お弁当の中身よりも、どうしたらおいしく食べてもらえるか。終始、穏やかな表情で語る美奈代さんからは母の愛情がたっぷりと伝わってきた。それにしてもこんなおいしそうなお弁当が毎日食べられる息子さんが羨ましい。

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから