【勘違い】防虫剤を正しく使っている人は4人に1人だけ。ムシューダ担当が教える間違いの原因とは?
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
机の上に並ぶお弁当や焼き魚、カレーなどの美味しそうな料理の数々……実はこれ、全て貝殻やシーグラス、サンゴなど“海辺に落ちているものだけ”を使って作られた食品サンプルなんです。
「#多分私しかやっていない」のハッシュタグでTwitterに投稿された画像が話題になったこれらの作品を手がけるのは、東京都内で会社員の傍ら趣味としてアート作品作りをするクリエイター・といちゃん。
一体なぜ海辺に落ちているものだけで食品サンプルを作り始めたのか? 作品はどのように作られるのか? 「多分彼女しかやっていない」その趣味の世界について話を聞いてみました。
Twitterで100件以上のリツイート・800件以上のいいねが付いた投稿の写真
「本当に趣味で作っているだけなので、取材を受けるなんて思ってもいませんでした(笑)」
そう言いながら食品サンプルの作品を見せてくれたといちゃん。実寸大に近いものから少し小さめのサイズまで大きさは様々ですが、どの作品近くで見ても美味しい匂いがしてきそうなくらいとても精巧に作られています。
──そもそも、なんで海辺にあるものだけを使って食品サンプルを作ろうと思ったんですか?
「ちょうど1年半前くらいですね。親が体調を崩したため、しばらく実家の長崎県に帰省していたんです。ただ、仕事も休職していたため意外と暇な時間ができてしまって。なんとなく近くの海辺をふらふら歩いてみたら貝殻とか綺麗なガラス片のシーグラスとか色々なものが落ちているんだなぁって気がついて。拾ってまじまじと見てみたらなんだか食べ物に見えてしまって」
──これで食品サンプルを作れるんじゃないかと!
「はい。初めて作った食品サンプルの作品が額縁に入れて飾るミニチュアサイズの[ 『朝食』っていう作品なんですけど、この焼き魚で使った石を見つけた瞬間に『これはサバの塩焼きにしか見えない!』って思ったんです(笑)」
初めて作った食品サンプル「朝食」
──こんがり焼けた皮の色とかまさにサバの塩焼きですね……!
「そうなんですよ! そんな感じで『この石は目玉焼きに見えるなぁ』『この貝殻は魚』『これはお肉でしょ』って思いながら素材を集めていたら、あっという間に時間が過ぎていくんですよ。丸一日海に行って、ビニール袋10袋分くらいの貝殻や石を集めたこともあります(笑)」
といちゃんの地元・長崎県の海
──それにしても貝殻や石を見て食品サンプルを作ろうっていう発想力がすごいです!
「多分こんなことしているのは私しかいないと思います(笑)シーグラスを使った作品を作っているクリエイターの方はよくお見かけするんですが、食品サンプルを作っている人は見たことないですね」
──元から食品サンプルに興味があったとか?
「実家が飲食関係の仕事をしているので小さい頃から食品サンプルにはすごい興味を持っていましたね。自由研究で新聞紙を使ってピザを作ったり。『食品サンプルを作る人になりたい』って言っていた時期もあるんです。結果的に今は別の仕事をしていますが、こうして趣味で食品サンプルを作っているので、やっぱり小さい頃の思いが今に繋がっているんですかね」