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チョコテリーヌを簡単レシピで作ってみた!パティシエ直伝の初心者向け

クリエイター

地主恵亮

地主恵亮

ライター。1985年、福岡県生まれ。基本的には運だけで生きているが、取材日はだいたい雨になる。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に『妄想彼女』(鉄人社)、『ひとりぼっちを全力で楽しむ』(すばる舎)がある。

チョコテリーヌは簡単に作れる

チョコテリーヌ

チョコテリーヌという洋菓子がある。名前の通りチョコレートから作られるもので、濃厚でしっとりしていて、圧倒的に美味しい。口の中でとろけて行く。

そんなチョコテリーヌを自宅で作りたい。プロのパティシエに聞いたら、簡単に作れるよ、とのこと。材料も少なく、道具は基本的にはカインズで揃うらしい。ぜひ作ろうではないか。

パティシエにチョコテリーヌの作り方を聞く

洋菓子を作るのは難しい。ケーキを作るにしても、ちゃんと膨らむだろうかとか、専門的な道具や材料が必要なのではないだろうか、といろいろと考えてしまう。それは正しくて難しい。以前、ふわふわのパンケーキを作ったら全然ふわふわにならなかった。

地主恵亮です!

どうもこの記事を書いているふわふわのパンケーキが作れなかった地主恵亮です!

マリトッツォの次はチョコテリーヌが流行る!?

最近、パティシエと話す機会があった。「マリトッツォが流行っているよね」などと話していて、次は何が流行るかというテーマになった時に、パティシエは「チョコテリーヌが来る」と言った。スイーツに疎い私はなにそれ? と当然なるわけだ。

チョコレートテリーヌの図

こういうやつらしい(美大卒の私が本気で描きました)

基本的な材料は4つだけ

話を聞くと、基本的な材料は「チョコレート」と「バター」と「卵」と「砂糖」の4つだけで、低温でじっくりと焼くお菓子とのこと。これがとにかく美味しく流行るとパティシエは言い切った。それはぜひ食べたいので、そのパティシエのお店で買うのではなく、作り方教えてよ、とお願いした。

パティシエの「地主佑亮」さん

パティシエの「地主佑亮」さん

このパティシエは私の弟で、北九州で「キュイッソンアグレアーブル」という、申し訳ないけど俺は一生覚えられないよ、という店名の焼き菓子店を営んでいる。本来はレシピを教えたりはしたくないそうだけれど、兄という立場を利用して教えてもらった。早速カインズに道具を買いに行こう。

キュイッソンアグレアーブル

キュイッソンアグレアーブルの、

カインズへ!

パティシエ(弟)とカインズに来ました!

チョコテリーヌを手作りする

このパティシエ(弟)の実力を書くと、弟だからではなく、本気で美味しいお菓子を作ると思っている。お店には常時40種類以上のお菓子が並び、全部美味しい。実力は間違いないパティシエ(弟)が教えてくれるチョコテリーヌなのだ。

購入したもの

カインズでいろいろ買ってきました!

パティシエ(弟)曰く、一般家庭で作るお菓子の道具はカインズで十分揃うとのこと。プロは無理らしい。だって200万とかする業務用オーブンとかは並んでないから、と言っていた。それはそうだと思う。いらないもん、そんなオーブン。

チョコテリーヌの材料一覧

チョコテリーヌの材料

チョコテリーヌの材料はこんな感じ

チョコレートはなんでもいいらしい。スーパーで売っている板チョコでなんの問題もない。もちろんいいチョコだと味は良くなるけれど、別になんでもいいよ、と言っていた。砂糖もグラニュー糖でなくて白砂糖でもいいそうだ。ただバターは無塩が絶対とのことです。

ニトリル手袋

ニトリル手袋を、

手袋を装着

つけます!

自宅ではつけなくてもいいのだけれど、パティシエ(弟)のお店で撮影したので「ニトリル手袋」をつけて作業をおこなった。パティシエ(弟)は絶対につけるとのこと。最近ニトリル手袋は高いらしく、カインズにあったので大人買いしていた。これはいいね、と感動すらしていた。

卵を計量

1)卵を白身と黄身に分けて計量

白身と黄身を混ぜる

2)計量した白身と黄身とグラニュー糖を一緒にして混ぜて、

火にかける

人肌くらいに、

温める

温める!

人肌程度になればOK

人肌ですね!

パティシエ(弟)のお店では、チョコテリーヌのように卵に完全に火を通さない時は「凍結卵白」と「凍結卵」を使うそうだ。菌が怖いからとのことだけれど、自宅でやる時は普通の卵でいいそうだ。今回も普通の卵で作っている。

凍結卵白と凍結卵

こんなのがあるんですね!

チョコとバター

3)チョコとバターを一緒に、

電子レンジで溶かす

電子レンジ入れて(700Wで2分くらい)溶かす!

取り出して混ぜる!

取り出して混ぜる!

作業はパティシエ(弟)に教えてもらいながら私がやっている。私はお菓子作りの素人だ。とんでもなく素人。パンケーキすら膨らまないわけだから。つまりこのチョコテリーヌは素人でも作れるということだ。

卵を加える

4)2)の人肌の卵と3)のチョコとバターを、

混ぜる

混ぜる!

ある程度混ぜると輝き出す。それがポイントだ。ゴムベラについたチョコを垂らしていると、着地した部分が最初とは違う輝きになることがわかる。あと、混ぜる時のゴムベラが重くなって粘着力が出てくるのがわかる。それがこの工程でのゴールだ。

混ぜると輝き出す

ドロドロで輝き出したらオッケー!

ここまでで実は10分も経っていない。技術も必要ないし、時間も必要ない。道具も割と最低限だと思う。パティシエ(弟)は温度をキチンと測っているけれど、基本的には人肌でいいそうだし簡単だ。

型に入れる

5)型に入れる

ランチフードBOX

型はこれを使います!

おすすめの型をご紹介

チョコテリーヌは型が必要なのだけれど、今回はカインズに売っていた2つの型を使った。1つは「HAJIKU」シリーズの「組み合わせて使えるランチフードBOX」。「HAJIKU」はいま私がどハマりしているシリーズで、陶器ではなく軽くて落としても大丈夫な素材で作られ、電子レンジも使えて、今回で言えば140度まで耐えられる。しかも、汚れが簡単に落ちる。完璧な食器だ。

マフィンの型

もう一つは「マフィンの型」

弟の出番

こっちはパティシエ(弟)にやらせたよ!

作業を終えたら、あとは完成までひたすら待つ

ここからは長い。作業時間は10分くらいなのだけれど、オーブンやその後に冷やす作業もあるので、そこはどうしたって長くなる。ただその間はひたすら待つだけなので、別のことをしていればいいと思います。

お湯をバットに入れる

6)沸騰したお湯をバットに入れて、

チョコテリーヌを置く

そこにチョコテリーヌを置いて、

140度で30分

140度で30分!

今回はパティシエ(弟)の工房で作っているので、業務用オーブンを使っているけれど、普通のオーブンで問題ない。140度で30分だけだから。ちなみに弟のお店の業務用オーブンは入り口より一回り大きく、買い替える時は大変だと言っていた。入り口を壊さないと行けないから、と。

焼き上がり

焼き上がりました!

ちょっと揺すってみて、プルプルしていなかったら大丈夫。プルプルするようだともう少し焼くという感じだ。ちなみに低温で焼くことでしっとりしたものになるが、低温すぎるのも問題なので、140度くらいがギリギリかな。

冷蔵庫で冷やす

7)冷蔵庫で冷やす

焼きあがれば冷蔵庫で冷やす。一昼夜くらい冷やせば完成だ。今回は例によって業務用の冷凍庫で冷やしているけれど、一般家庭にある一般冷蔵庫でも一昼夜で問題ない。

完成

完成です!

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