庭に残る切り株を除去したい! 自分で伐根する方法や道具とは?
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東洋アルミエコープロダクツの代名詞的商品とも言えるサンホイル
かつて工場などで「排気扇」と呼ばれた換気設備は、1950年代頃から「換気扇」という名称で一般家庭に浸透。その後、外気に影響を受けて換気性能が落ちるプロペラファンから、シロッコファンを採用したレンジフードの設置が主流となる。
見た目がどんどん洗練されていくなか、日々使用されるレンジフードは酷使の結果、油汚れが故障の原因になったり、吸い込み力が低下したりと様々な問題を抱えることに。
その問題解決のために開発されたのがフードカバーである。
当時、競合との競争に苦戦していた東洋アルミエコープロダクツ株式会社(現社名)。いかに他社にはない価値を付けていくか、という課題と向き合っていた。
そして導き出した答えが、高機能と低価格の共存だ。
「サンホイル」の製造で知られる東洋アルミエコープロダクツの徳永大輔さんは、当時の開発陣から聞いた話として「高性能を惜しげもなく詰め込みながら、驚きの安価で打ち出した」と話す。
「高いプレス技術に基づいたアルミ枠、安心安全なフィルターという2つの強みをフルに搭載。そこに設置をラクにする磁石を事前に取り付け、調節が可能なスライド式を採用しました。さらに、汚れたらマークが浮き出る交換お知らせサインを付けました」
東洋アルミエコープロダクツ株式会社マーケティング部長の徳永大輔さん
製品そのものの高い機能性に加え、設置の利便性や買い替え時期のお知らせ機能まで投入した商品。東洋アルミエコープロダクツは渾身のアイテムを、なんと相場の半額近い価格で販売する決断を下した。
「当時は平成不況真っ只中でした。他社のメーカーが1000円近い値付けをするなかで、弊社は500円前後と思い切った価格にしました。まずは手に取っていただける価格ということで、先行投資的な値付けをしたんです」
価格のインパクトは大きかった。安いからと手に取った客は実際に使ってみて、設置の簡単さと交換お知らせサインなどに触れ、いつしかワンタッチレンジフードカバーのリピーターは増えていった。
「こういったアイテムはご自宅の機種と合うかどうか? がどんな機能よりも重要です。システムガスマット一体型という商品もまさにそうなのですが、そこを追求し続けているのが弊社だと思います。結果、量が売れたことで当初の回収はできたと聞いています」