水筒や製氷機って実は超汚い! ズボラ主婦感動のプロ仕様クリーナー
リンクをコピーしました
季節の変わり目。ひさしぶりにエアコンのスイッチを入れたら、以前よりもエアコンが「カビ臭い」「生乾き臭い」「効き目が弱くなっている」――。そんなときは、エアコンを掃除するサインです。エアコンの内部にカビや埃が溜まっていたり、内部の汚れのせいで気温調整の効率が下がっていると考えられます。元通りの清潔なエアコンへ蘇らせるために、自分でできるエアコン掃除を始めてみてはいかがでしょうか?
自分で簡単にできるエアコン掃除の方法を紹介する前に、まずはエアコンを掃除するメリットについて触れておきます。
カビはエアコンの汚れや臭いの原因になり、見た目や臭いが不快というだけではなく、アレルギー性鼻炎や気管支炎ぜんそくなど、健康に害を及ぼす原因に。エアコンを付けると「カビ臭い」「生乾き臭い」といった場合は、エアコンに付着するカビを取り除く必要があります。
エアコンの内部が汚れていると、汚れのせいでエアコンの気温調整の効率が下がってしまうことにもつながります。そのままエアコンを掃除しなければ、消費電力があがって電気代が高くなることに。エアコンを掃除することで、エアコンにかかる負担を減らし「効き目が弱くなっている」状態を改善します。
それではいよいよ本題です。自分でエアコンをきれいにするための掃除の流れを説明します。
今回ご紹介するのは、
上記3つ、自分で簡単に取り外しやすいパーツの掃除の方法です。他にも、熱交換器やファンといったパーツがエアコンにはありますが、これらは簡単には取り外せないので専門業者への掃除を依頼することをおすすめします。
エアコンの掃除の前に、必ずコンセントを抜きましょう。ルーバーが動いて指を挟めたり、エアコン内部を触って感電してしまうリスクを防ぎます。
次からの本格的な掃除のステップに入る前に、エアコン本体の外側や上部の埃を事前に取り除いておきます。
前面パネルの掃除から取りかかります。前面パネルを両手で取り外し、汚れを拭き取ります。取り外せられない場合は、無理に外そうとせずそのままで。
次に、フィルターを掃除していきます。最初に、エアコンに装着した状態でフィルターまわりへ掃除機をかけましょう。フィルターを取り外したときに埃が舞うのをできるだけ避けるためです。
掃除機をかけ終わったら、フィルターをゆっくりと丁寧に、下に引っ張りながら取り外します。勢いよく引っ張ってしまうと、フィルターに付いた埃の塊が落ちてくるかもしれないので、ゆっくりと丁寧に外すところがポイントです。
続いて、上下の風向きを調整する役割を持つルーバーを取り外し、汚れを拭き取ります。メーカーによって取り外し方は異なるほか、メーカーによってはルーバーの取り外しを推奨していない機種もあるのでご注意くださいね。
埃はフィルターのオモテ面に付いています。取り外したフィルターのオモテ面に掃除機をしっかりと当てて、埃をできる限り吸い取りましょう。ウラ面から吸ってしまうと埃がフィルターの目に詰まって取りにくくなります。必ずオモテ面から吸い取ってくださいね。
最後に、埃を取り除いたフィルターを洗いましょう。
やり方は簡単。掃除機で埃を吸い取ったときとは逆側のウラ面から、埃を押し出すようにシャワーを当てます。オモテ面から水圧をかけると汚れが目詰まりしてしまうので、注意が必要です。
次に、中性洗剤を水で薄めたものをバケツに入れ、フィルターを10分ほど浸け置きします。その後に、やわらかめの歯ブラシでフィルターの表面を優しくなでるようにこすり、細かい汚れを落とします。もう一度、シャワーでフィルターの内側から水圧をかけて洗剤を流します。
仕上げとして、清潔なタオルで、ポン、ポンとフィルターをやさしく拭いていきます。濡れたままだとカビや臭いの原因になってしまうので、しっかりと水分は拭き取りましょう。そして、新聞紙などを広げてフィルターを置き、日陰干しで半日〜1日ほど完全に乾かします。
ちなみに、中性洗剤ではなく重曹を使ったフィルターの洗い方は以下の記事にて。
きれいになったフィルターやルーバーを元通りに取り付けたら、掃除完了です。お疲れ様でした!
こまめなエアコンの手入れに加えて、日頃から以下の2つに気をつけてエアコンを利用するときれいが長持ちするかもしれません。
エアコンをオフにする1〜2時間前から送風運転でエアコン内部を乾かすと、エアコン内部に発生した結露に効いてカビの予防に。「内部乾燥運転(内部クリーン)」機能があるエアコンの場合は、この機能を利用しても構いません。
エアコンの運転開始後10分間は、部屋を換気します。エアコンを付けていない間に内部に溜まっていた乾いた埃や成長したカビの胞子が、運転開始と同時に一気に吹き出してしまうためです。部屋を換気をすることでこれを軽減させましょう。
わずかなパーツ、特にフィルターを念入りにきれいにすることで、「カビ臭い」「生乾き臭い」「効き目が弱くなっている」といったエアコンのストレスを改善できることがわかりました。少なくとも季節の変わり目に、できれば月2回のペースでこまめに掃除しておくと、エアコンのある生活を快適に保つことができますよ。
自分では取り外しにくいエアコン内部のパーツについては、専門業者に掃除を依頼するのもひとつの手。カインズは、住まいのメンテナンスや暮らしのサポートも行っているので、興味のある方はぜひ以下のページをご覧くださいね。