オキシクリーンの使い方! 画像付きで手順を一から解説!
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世界的に消費量が増え続けているペットボトル。PETボトルリサイクル推進協議会によると、指定PETボトル(飲料、特定調味料、酒類)の販売量は593千トンという途方もない量に達している(2019年度)。リサイクル率も上がっているが、ゴミとして出す前に部屋でかさばってしまうという問題は地味なストレスとしてずっと存在してきた。
我慢するほかないと思われていたペットボトルのかさばり問題。ここに特化したアイテムがある。八千代工業株式会社が2015年から発売している「吸いまっせ!」だ。使い方は簡単。まず本体を持って吸込み口をペットボトルの中に入れる。次にハンドレバーを前後に動かせば、中の空気が外に出て行ってペットボトルが約半分から4分の1のサイズに圧縮されるという仕組みだ。
広島県にある八千代工業株式会社第二営業部次長兼西日本DV長の菅原章夫さんに、このアイテムのこだわりについて聞いた。
「ハンドレバー部がボール型になっているのがわかりますでしょうか。お子様や女性や高齢者の方でも力をかけずに操作できるよう追求した結果、この形になりました」
こだわったのはもちろん、ハンドレバー部だけに限らない。吸込み口の素材、そしてネーミングに至るまでたくさんの思いが詰め込まれている。
随所にこだわりがちりばめられている「吸いまっせ!」
メーカーによって様々な仕様があるペットボトルだけに、各社に対応できるよう吸込み口に工夫を凝らしている。
「吸いまっせ!の吸込み口にはエラストマー素材を使用しています。聞き慣れない言葉かもしれませんが、伸びたり縮んだりするようなゴムのような素材の総称なんです。一台でできるだけたくさんの種類のペットボトルに対応させるため、こういった弾性を持たせたというわけです」
この吸いまっせ!、一体どんなきっかけで誕生したのだろうか。聞いてみると、とある社員の引っ越しの際にアイディアのタネがあったという。
「実は中途採用の社員が入社のため大阪から広島に引っ越すとき、部屋に大量に溜め込んだペットボトルの処理に苦慮したそうなんです。ズボラな人間だったんですね(笑)。そのときに吸引型ペットボトルつぶし器というアイディアを思い付いて、入社後の開発会議のときに提案してきました」
早速リサーチが始まり、吸込み口の素材や構造の研究が進んだ。本格派のアイテムにするよりは、気軽に操作できる身近な道具として開発されたという。