潮干狩り歴70年の超人から潮干狩りに必要な持ち物、時期、場所、注意ポイントを超伝授された
リンクをコピーしました
ゆで卵はお湯でゆでるだけなのに案外難しいものです。インターネット上で「ゆで卵 作り方」「ゆで卵 ゆで時間」などと検索しても、いろいろな作り方が出回っていて、何が正解かわかないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、半熟や固ゆでなど、自分好みの ゆで卵を作る方法を、栄養士の知見を交えてご紹介したいと思います。ゆで時間別の固さもわかりやすく早見表で比較し、さらに、ゆで卵の殻剥きや切り方のポイント、Mサイズのゆで卵がおいしい理由などもご紹介します。
ゆで卵を作るのに必要な材料は次の通りです。ゆで卵をゆでる際は、500~1,000mlの水に、Mサイズの卵4個くらいが適量。
そして、ゆで卵の基本的な作り方の手順は次の通り。
以上のように、作り方はごくシンプル。沸騰したお湯に卵を入れて、ゆでるだけなので簡単です。自分好みのゆで卵を作るのが難しいのは、その「ゆで時間」にポイントがあります。
上の写真は、基本的な作り方で調理したゆで卵を、ゆで時間ごとに比較したもの。
ゆで時間別の黄身と白身の早見表
ゆで時間 | 黄身の状態 | 白身の状態 |
5分 | 生に近い状態 | 柔らかいので剥きにくく、半分に切ることが難しい |
6分 | トロっと流れ出る | 柔らかいので剥きにくく、半分に切りにくい |
7分 | 半熟の状態でジワっと流れ出る | 8~12分ゆでた卵に比べると柔らかい |
8分 | 半熟の部分もあり、火が通りすぎていない | 切っても流れてこない |
9分 | 全体がしっとりとして色鮮やか | 黄身の周りから3~4mm程度は、固まっている |
10分 | 中心部分はしっとりして色鮮やか | 黄身の周りから3~4mm程度は、固まっている |
11分 | 中心部分はしっとりして色鮮やか | 黄身の周りから5mm程度は、固まっている |
12分 | 白っぽい黄色になって固まっている | 黄身の周りから7~8mm程度は、固まっている |
表をまとめると、次の通りです。半熟卵がお好きな方には、ゆで時間7~8分がおすすめです。上記写真の色合いを見て、お好みのゆで時間で作ってみてください。
ゆで卵の作り方だけではなく、剥き方もコツがあります。
みなさんもご経験があるかもしれませんが、剥きやすいゆで卵と剥きにくいゆで卵があります。
実は、剥きやすいのは、生まれてから1週間くらいの卵。新鮮な卵に多く含まれている炭酸ガスは、時間の経過とともに殻の外に抜けていくため、白身が薄皮とくっつくことなく殻を剥くことができます。
ゆで卵を剥くときのポイントは、シンクの端などに軽くたたきつけて、少し多めにヒビを入れます。そして、水の中で剥くと殻の間に水が入り込んで、上手に殻を剥くことができます。
さらに殻をむいた後、ゆで卵を切る場合は、包丁でも良いですが、糸を使うと切り口が綺麗になります。切りたい部分に糸を巻き、引っ張って切りましょう。
ゆで卵を作る際、おすすめの卵の大きさがあります。
スーパーなどで売っている卵のサイズは、SS・S・MS・M・L・LLの全6種類。大きさによって、卵白と卵黄の比率も異なります。
そのなかで、ゆで卵にするのにおすすめは、Mサイズ(58〜64g)です。Mサイズの卵は卵黄の比率が高いため、卵黄のおいしさやホクホク感を楽しむことができるからです。
お好みの固さや使う料理に応じて、ゆで加減を調整しながら作ってみてください。
ついでに、ゆで卵の保存期間についても紹介します。
ゆで卵は、硬くゆでて10℃で保管し、殻にヒビのない場合で賞味期限は3~4日間。
熱を通しているため日持ちしそうですが、実は生卵よりもゆで卵のほうが腐りやすいんです。そのため、ゆでたらできるだけ早めに食べきることをおすすめします。
ちなみに、ゆで卵と生卵を割らずに見分ける方法もあります。平らな場所で卵を回転させると、ゆで卵はきれいによく回りますが、生卵はグラついてちゃんと回りません。豆知識としてお使いください。
それでは、おいしい自分好みのゆで卵のゆで方をマスターしてみてくださいね。