培養土とは何? 使い方や種類、おすすめ商品を解説!
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みかんはスーパーや青果店で手軽に買え、一般家庭でよく食べられる果物です。農園にでもいかなければ見かけることがないので、どんな花が咲くか気になる人もいるでしょう。この記事では、みかんの花に興味を持っている人に向け、みかんの花の特徴や花言葉、種類について解説します。より一層みかんを楽しむために参考にしてください。
果物のみかんについては、多くの人が知っています。ただし、みかんの花を見たことがある人は、あまりいないかもしれません。
みかんは、5枚の花びらで包まれた真っ白な花を咲かせます。花の直径は3cmほどと小さめで、花の中心には黄色い大きめのめしべが立ち、その中心を細かなおしべがぐるりと取り囲みます。
ミカンは果実同様、花も爽やかで甘い香りがします。果実は柑橘系のさっぱりとした香りを放ちますが、みかんの花の香りはもっと濃厚で甘く、ジャスミンの香りに似ていると言われる。
みかんは、初夏に花を咲かせます。見頃とされる時期は、5月初旬の約2~3週間です。ただし、花が咲いたとしても、若い木であればみかんが実るとは限りません。なぜなら、みかんが実をつけ始めるには植えつけから3~6年の時間が必要とされるためです。
なお、成長したみかんの木は、開花後に実がふくらみ始め、秋から冬にかけて収穫期を迎えます。
みかんには「純潔」「清純」「親愛」「花嫁の喜び」などの花言葉があります。「純潔」「清純」は、初夏に咲くみかんの白い花からイメージされたものです。
「親愛」「花嫁の喜び」という花言葉には、オレンジが関係しています。かつて南ヨーロッパでオレンジは「花嫁の守り神」とされ、男性から女性にオレンジの花がプレゼントされたり、結婚式に花嫁がオレンジの花を髪に飾ったりという習わしがありました。
実際はオレンジとみかんは種類が異なりますが、花言葉が作られた際は、同じ柑橘系のくくりで捉えられたと考えられます。
みかん(学名:Citrus unshiu 英名:Mandarin orange、Mikan)はミカン科ミカン属で、原産地は中国です。温州みかんや有田みかんとも呼ばれ、収穫期は9〜2月です。花や葉、果皮には半透明の油点があります。また「フラベド」と呼ばれる外果皮により、果実はオレンジ色に見えます。手で皮がむける橙色の柑橘類を総称して、海外ではマンダリンオレンジと呼ぶことがありますが、厳密にはみかんとマンダリンオレンジは別の種になります。
みかんは漢字で「蜜柑」と書きます。みかんは室町時代に原産地の中国から渡来し、当時の柑橘系と比べ、強い甘みから大人気となりました。つまり蜜柑という名前には、蜜のように甘い柑橘系という意味合いがあります。
また、学名の「Citrus」は、ラテン語でみかん科の常緑低木を表すCitrus(キトルス)に由来しています。
実は、みかんとオレンジは、同じ地方で生まれました。アジア方面で広まったものがみかん、ヨーロッパ方面で広がったものがオレンジとされています。いずれも柑橘系ではありますが、それぞれ皮や味の特徴は大きく異なります。
みかんは皮が比較的柔らかく、手で剥けるものもあるほどです。一方、オレンジの皮は硬く、ナイフや包丁などの道具を使わないと食べられません。味は、みかんはさっぱりとした甘みで、オレンジはしっかり濃厚な味わいが特徴です。
みかんには、ビタミン類、葉酸、カリウムなどの栄養が豊富に含まれ、健康や美容に効果を発揮します。たとえばビタミン類は、肌荒れ対策に有効です。ほかにも高血圧や動脈硬化への対策としては、水溶性食物繊維のペクチンが期待できます。
実葉、みかんの栄養は果皮や可食部のまわりの白い筋のような部分に多く含まれます。みかんの栄養を十分に生かすためには、普段は捨てがちな筋や皮の部分も食べたほうがよいことになりますが、なかなか難しいところですね。みかんの皮を干したものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、漢方の生薬として利用されるほか、七味トウガラシの原料の一つとしても使われています。
流通量が多いみかんについて、品種の成り立ちや原産地、果実の特徴などを紹介します。
温州みかんは鹿児島県が原産で、日本でもっとも多く生産されるみかんです。そのため、海外ではみかんをSatsumaと呼ばれることもあります。もともと温州みかんは秋から冬にかけて収穫されていましたが、現代ではあらゆる時期に収穫されるようになりました。特に、初夏から夏にかけ出回る品種は「ハウスみかん」と呼ばれます。
いよかんは、みかん類とオレンジ類の自然交配によって、偶然誕生した品種であるといわれています。いよかんは愛媛県が原産です。果汁が多くしっかりした甘みが特徴で、1~2月頃に旬を迎えます。
はっさくは黄色く分厚い外皮が特徴で、独特の酸っぱさと苦みがあります。そのままでも果実を楽しめますが、マリネやサラダのような料理に使用するのもおすすめです。はっさく特有の風味が料理の味を深めます。
デコポンという名前で流通している果物は、1972年に作られた品種「不知火(しらぬい)」と同じものです。その中で、糖度が13℃以上などの条件をクリアし、JAを通じて流通するものだけが、デコポンという商標(名前)をつけて流通・販売することができます。不知火はもともと甘みが濃厚で果肉もしっかりとした美味しい品種ですが、その中でも出来のよいエリートがデコポンと言えるかもしれません。
おいしいみかんは、外観で見わけられます。まず、ヘタが小さく枯れていないものを選びましょう。また、外皮については、濃いオレンジ色で、触ったときにハリとなめらかさを感じるものがおすすめです。一方、皮がブヨブヨしてやわらかいものは、果肉が少ない傾向です。
最後に、みかんを持ちあげてみてください。ずっしりと重いものには、果肉や果汁がたっぷりつまっています。
みかんの楽しみ方を紹介します。みかんは果実を味わうだけでなく、花もあらゆる方法で活用できます。
みかんの花から摂れた蜂蜜は、品種により風味や香り、色などが異なります。通常の蜂蜜と比べ、みかんの蜂蜜は透明度が高く、柑橘系らしい爽やかな甘みと酸味、すっきりとした後味が特徴です。
なお、みかんの蜂蜜は国内の生産量が多く、ほかの蜂蜜とは異なり大部分が国産です。みかんの蜂蜜を購入したい人は、スーパーやネットショップで入手しましょう。みかんならではの、自然な甘みを堪能してみてください。
みかんの花から抽出したエキスは「ネロリ」と呼ばれ、アロマオイルとして使われます。本来ネロリとは、みかんの一種である「橙(だいだい)」の花から得た精油を指すものでした。近年は、橙以外の柑橘類から抽出した精油もネロリと呼ぶ場合があるので、購入の際はよく確認するようにしてください。
ネロリは爽やかで上品な香りが特徴で、アロマテラピーやアロママッサージ、アロマバスなどに向いています。
花茶とは中国発祥のお茶で、香り豊かな花をお茶として味わうものです。ジャスミン茶やハーブティーなども花茶の一種で、果実や花がお湯のなかでゆらめく様子を楽しめるタイプもあります。
かつて、みかん科のオレンジの花茶は、月経時の気分を和らげる薬として用いられてきました。甘い香りを存分に堪能できるみかんの花茶は、リラックス効果にすぐれます。また神経やメンタルの不調が和らぎ、不眠症の改善が見込めるとも言われています。
みかんの花を、グラニュー糖と水とともに煮込むとシロップを作ることができます。みかんの開花は短いため、時期を逃さず摘みましょう。シロップ1,000mLに対し、用意する花は25~50g程度です。花を摘んでしまうのはもったいないような気がするかもしれませんが、全ての花に実をつけさせてしまうと、木が疲れてしまいますし、よい果実も収穫できません。一般的においしい温州みかんを収穫するためには、果実一つあたりに葉が25枚必要とされています。枝に25枚の葉があればその枝には果実を1つ、50枚あれば果実を2つならせるのがベストな比率。もったいないと思わずに、花を摘んでシロップ作りを試してみて下さい。
シロップは、紅茶やお菓子の香りをつける、ヨーグルトやデザートに加える、炭酸割りや水割りにして飲むなど幅広くアレンジできます。自宅でも作れるため、挑戦してみましょう。
みかんは多くの家庭で親しまれている果物ですが、花にも注目してみましょう。初夏に咲く白い花は清楚で愛らしさが印象的です。また、香り高いみかんの花は、蜂蜜やアロマオイルなどの商品に活用されます。
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