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バラの花は種類がたくさんあります。品種だけでなく、咲き方や樹形によってもさまざまな分類が可能です。具体的には、どのような種類にわかれているのでしょうか。
この記事では、バラを育てたいと考えている人へ向けて、バラの花の種類を解説します。バラの基本的な育て方についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
バラは、ギリシャの女流詩人であるサッフォーが「花の女王」と讃えたという話が残っています。それから2,000年以上、バラの花は多くの人に愛されてきました。
バラの品種の数については諸説あるものの、アジアや欧米などで自生分布しているバラ科バラ属の植物は200種あるといわれています。
※参考:バラの歴史|公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会
バラの花の種類は、咲き方による分類も可能です。ここでは、それぞれの咲き方の特徴について解説します。
スタンダード咲きは、1本の茎に対して1つの花が付いています。一般的にイメージされるバラの花は、スタンダード咲きです。スタンダード咲きのバラは、花の大きさは比較的大きいものが多い傾向にあります。
スプレー咲きは、1本の茎に対して2つ以上の花が付いています。スタンダード咲きに比べ、花の大きさは小さめのものが多いです。1本に複数の花が付いているため、1輪でも華やかな印象があります。
バラにはさまざまな樹形があります。ここでは、樹形によるバラの花の分類について解説します。
木立ち性(木立性)樹形のバラは茎がしっかりしており、支えがなくても自生できるタイプです。縦方向に高く伸びる品種と、横に大きく広がって伸びる品種があります。
基本的に、地植えと鉢植えのどちらでもよく育ちます。環境によっては春から秋まで長く花を楽しめるでしょう。花の大きさは比較的大きめです。ブッシュローズと呼ばれる場合もあります。
つる樹形のバラは、枝が2m以上伸びる自立しないタイプです。フェンスやアーチ状の構造物に誘引すれば、華やかな雰囲気になります。
自ら枝を構造物に絡ませるわけではないため、手入れをしながらつるを誘引する必要があります。クライミングローズとも呼ばれており、バラの愛好家からの人気も高いです。
半つる性樹形は、木立ち性(木立性)樹形とつる樹形の両方の性質をもっています。しなやかな枝が1~2m程度伸びるものの、つる樹形ほどは長くなりません。
構造物への誘引も可能ですが、木立ち性(木立性)樹形のように自立させて育てる方法もあります。品種もさまざまあり、工夫次第で楽しみ方が広がる樹形です。
バラの花はそれぞれ見頃が異なります。ここでは、見頃によるバラの花の分類について解説します。
四季咲き性のバラは、1年中いつでも開花する可能性があります。ただし、バラが開花するにはある程度の暖かさが必要です。
そのため、四季咲き性であっても、日本では冬に屋外で咲かせるのは難しいでしょう。
一季咲き性のバラは、1年に1回だけ開花します。バラの場合、春だけに花を咲かせる品種が一季咲き性に分類されています。具体的な開花の時期は、5~6月頃です。
返り咲き性のバラは、繰り返し花が咲きます。2回目の花を咲かせるには、1回目の開花後に花がら切りが必要です。
春に花が咲いた後に正しく剪定すれば、夏や秋になると再び美しい花を咲かせます。
バラの花にはさまざまな品種があります。ここでは、特に育てやすいおすすめの品種をピックアップして紹介します。
ピエール ドゥ ロンサールは、丸くふっくらとした花を咲かせるバラです。重なっている花びらは白とピンクのグラデーションになっており、かわいらしい印象があります。
つるを構造物に這わせれば、より華やかになります。病気や害虫がつきにくいため、初心者にもおすすめの品種です。ピエール ドゥ ロンサールには、エデンローズ88という別名も存在します。
アッサンブラージュは、さまざまなバラを組み合わせて作られたバラです。2018年に日本で誕生しました。
「アッサンブラージュ」という名前は、ワインやシャンパンをブレンドする際の製法から取られています。
バラらしいダマスク香とともに、果物のような甘い香りがします。白くて繊細な花びらが重なって咲くため、特に気品を感じられる品種です。
スカーレット・ボニカは、真っ赤な花びらが印象的なバラです。メンテナンスが少ない品種として開発されました。
それほど入念な手入れをしなくても、元気な花が咲き誇ります。病気や害虫にも強いため、初心者でも安心です。
スカーレット・ボニカは国際コンクールにおいて表彰されており、世界的にも名が知れています。
バラの花にはどのような花言葉があるのでしょうか。ここでは、すべてのバラに共通する花言葉と、色ごとの花言葉について解説します。
バラには、「愛」や「美」といった花言葉があります。「愛」という花言葉を意識するなら、夫婦や家族で送り合う花としてもおすすめです。
「美」という花言葉であれば、男性から女性へ贈る際にぴったりです。
赤いバラの花言葉は、「情熱」「強烈な恋」「あなたを愛しています」などです。恋愛に関係するロマンチックな花言葉となっています。愛の告白やプロポーズにも向いています。
白いバラには、「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」などの花言葉があります。結婚式のブーケによく白いバラが使われているのは、このような花言葉があるからです。
ピンクのバラには、「上品」「幸福」「しとやか」といった花言葉があります。バラのなかでも特にかわいらしい印象があるため、女性への贈り物としても人気があります。
黄色いバラの花言葉は、「友情」「嫉妬」「愛情の薄らぎ」などです。花言葉から考えると恋人に贈る花としては不向きですが、友人に送る花としてはおすすめできます。
バラの花は組み合わせる本数によっても意味が変化します。たとえば、1本のバラを贈る場合は「あなたしかいない」や「一目惚れ」という意味になります。
3本のバラは「この世界はあなたと私だけ」という意味です。100本のバラの花束には「100%の愛」という意味があります。
また、バラの本数を108本にすれば「結婚してください」という意味になります。バラの花を贈るときは、本数による意味の違いも考慮しましょう。
バラの花の植え付けに適した時期は、新苗が4~5月、大苗が10~翌年の2月です。大苗とは接ぎ木した苗を育てたものであり、10~翌年の2月は休眠期にあたります。
新苗を育てるには手間がかかるため、初心者には大苗がおすすめです。ただし、バラは適期以外でも植え付けが可能です。根を傷つけないよう、細心の注意を払って植え付けましょう。
バラは、水はけに優れている肥沃な土でよく育ちます。鉢植えで育てるなら、小粒の赤玉土と堆肥を7:3の割合で混ぜましょう。
堆肥の代わりに腐葉土を使用しても構いません。市販されている、バラを栽培するための専用の土を使うのも一つの方法です。
地植えの場合は、バラを植える場所に腐葉土を混ぜておきましょう。
バラの花を美しく育てるためには、バラに合う肥料を最適な時期に与える必要があります。まず、植え付けをする際は元肥として緩効性肥料を与えましょう。
また、生育期にも追肥を行います。3~7月と9~11月については、月1回の頻度でバラ専用の肥料を与えてください。ただし、バラを育てている環境や品種ごとの特徴も考慮しなければなりません。
バラを植えている土の表面が乾いてきたら、その都度水を与えましょう。鉢植えで育てている場合は、水が鉢底からあふれる程度にたっぷり与えます。
春から秋の暖かい時期は水切れに要注意です。1日に1回を目安にし、バラがしっかり水を吸収できるようにしましょう。ただし、水を与えすぎると根腐れの原因にもなるため、気を付けてください。
バラは、葉が黒くなる黒星病(黒点病)にかかる場合があります。株を丈夫に育てれば予防できますが、発生した際には殺菌剤を散布しましょう。
また、枝や葉に白い粉が付いたように見えるうどんこ病にも要注意です。うどんこ病の症状が見つかったら、殺菌剤を撒いて除去してください。
さらに、灰色かび病にも気を付ける必要があります。灰色かび病は、つぼみに灰色のカビが付く病気です。湿気が多いと発生しやすいため、風通しをよくして予防しましょう。
バラにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる魅力があります。初心者が育てやすい品種も複数あるため、樹形や咲き方なども考慮しながら好みに合うバラを選びましょう。
なお、育てたバラを誰かに贈るときは、色や本数も考慮する必要があります。
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