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鮮やかな花を咲かせるアネモネの花を育てたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アネモネの花を育てたい方向けに、アネモネの花言葉や種類、育て方、育てる際の注意点を網羅的に解説します。アネモネの花を育てる際の参考にしてください。
アネモネ(学名:Anemone coronaria、英名: Anemone)の花は神話や伝説にもよく登場する由緒ある花です。鮮やかな青紫や赤の優雅で繊細な花びらが特徴になります。
元々はヨーロッパ南部で広がりはじめ、日本では明治初期から親しまれています。比較的、寒さに強く花持ちもいいという特徴があります。
アネモネの花言葉は「儚い恋」や「あなたを愛している」です。恋愛にちなんだメッセージが込められています。また、花の色別でも花言葉は異なります。
たとえば、白いアネモネの花言葉は「期待」や「真実」、「希望」、「真心」。赤のアネモネの花言葉は「君を愛する」や「根気」、「辛抱」。紫のアネモネの花言葉は「あなたを信じて待つ」、「信じて従う」などです。
アネモネの花にはいくつか種類があります。それぞれ解説します。
波打つ花びらが特徴的な品種です。一種咲きで花色が充実していることが特徴になります。切り花として流通されていることも多く、品種改良されたモナリザは10cm程度の花径になることもあります。
デカンは一種咲きと八重咲きがある品種です。草丈は20~30cm程度とちょうどいいサイズで育てやすいことが特徴です。大きく開く花びらが美しく人気で、流通も多い品種になります。
ポルトは花も小さめで小瓶に生え、一輪材に最適な品種です。草丈も比較的低いため、育てやすいことが特徴といえるでしょう。種類には一重咲きと八重咲きの2種類があります。
モナークは花びらのボリュームが非常に多い品種です。その咲きっぷりは見事のひと言につきます。切り花で流通することも多く、細い花びらが広がる咲き方が特徴です。
放射状に細い花びらが広がるような咲き方をします。
ミストラルはやさしい色合いで、大輪の花を咲かす品種です。ほかのアネモネの品種と比べても、ニュアンスカラーやパステカラーなど、色の種類も豊富なことが特徴です。
切り花として流通されることも多くあります。
シルベストリスは咲かせる花が小さいことが特徴の品種です。別名「春咲きシュウメイギク」とも呼ばれます。その名のとおり、シュウメイギクを連想させるシルエットで、野花のような印象です。
バージニアナは原種系で宿根草のアネモネで、ひと目見るだけではアネモネの花と気がつかないほど、小さな白い花が特徴的な品種です。下葉だけなので、丈は低めですが5月中旬にかけて、白い花が開花します。
あまり広くは知られていませんが、アネモネの花は毒を持っています。茎にさわっているときに、毒を持った汁にさわると水疱や皮膚炎を引き起こすこともあるので、注意が必要です。
古代エジプトではアネモネの花の毒を吸うと、大病になると言われており、「病気の印」とされていました。実際に大病になることはありませんが、アネモネの花を育てる際には十分に注意してください。
ここからは、アネモネの花の育て方について詳しく解説します。アネモネを育てる際の参考にしてください。
アネモネの花は保守性が高く、水はけのよい土を選ぶことがポイントです。鉢植えで育てる場合は、特別な土地を準備する必要はなく、市販の培養土で構いません。
アネモネの花は中性から弱アルカリ性の土を好むので、それも土選びのポイントといえるでしょう。
アネモネの花を育てる際には、水が足りないと花茎が折れてしまいます。そのため、こまめに水をやることが大切です。ただし、注意点として水やりを行いすぎると、逆に球根が腐ってしまうため、適度に行うようにしましょう。
ポイントは土の表面が乾いて白っぽくなったタイミングで水を与えることです。
アネモネの花の球根を植える時期は秋頃になります。その理由は10~11月の夏の暑さが落ち着いた時期が最適だからです。そのため、真夏の暑い時期や真冬の寒い時期などは球根を植える時期に適していません。
どちらかというと、球根を植える時期は気温が低い方が好ましいため、秋に入った11月頃が一番いいでしょう。
アネモネの球根は乾燥した状態で流通しているため、球根を植え付ける前には十分に給水しましょう。ただし、急激に給水すると腐ってしまうため、1週間くらいかけてゆっくりと給水することがポイントです。
植え付ける際は、球根の尖った先を下にして、底面を上に向けるように植え付けましょう。
アネモネの球根は基本的に植えっぱなしで問題ないため、特に植え替え時期について気にする必要はありません。アネモネが育つ環境が整っていれば、何もしなくても植えっぱなしの状態で何年も丈夫に花が咲きます。水やりも雨に任せておいて大丈夫です。
鉢植えの場合、夏に地上部が枯れることがありますが、その場合は雨の当たらない場所に移してください。鉢ごと乾燥させてそのまま夏を越します。
アネモネの花の球根は有機質肥料を多く与えることで、球根も花も丈夫に育ちます。開花期間も長いです。ただし、窒素分の多い肥料は、花立ちが悪くなるため控えるように注意してください。
なぜなら葉は茂りますが、花立ちが悪くなってしまうからです。施肥の目安としてはつぼみが見えはじめたら月に2回、液肥を与え、葉が1~2枚出た頃に化成肥料を株元に施しましょう。
アネモネの花の球根は2月を過ぎると根の活動が活発になります。そのため、葉が増えはじめたら肥培を行いましょう。防寒のためにわらを敷いている場合は、つぼみを出やすくするためにわらを薄くしてください。
逆にわらを引いていない場合は、泥はね防止のためにピートでマルチングを行います。
アネモネは種をつけやすいため、花色がくすんできたら結実を防ぎましょう。結実を防ぐ方法は、花茎を地際から引き抜いて行います。
翌年も球根を使いたいと考えている場合は、少し葉が黄ばみはじめたタイミングで土を乾かし気味に保てます。葉が黄変すると、晴天が数日続いているタイミングで掘り上げてください。
堀り上げた後は、風通しがよく、湿気の少ない場所で保管します。
アネモネの花を育てるときには害虫や病気に気をつける必要があります。それぞれ解説していきます。
アネモネの花は環境のよいところで育てると、ほとんど海害虫や病気の心配のない花です。しかし、環境によっては病気になることもあります。代表的なアネモネの花に発生する害虫は以下のとおりです。
どの病気も風通しが悪く、湿気の多い環境で発生するので、育てる環境には気をつけてください。
アネモネの花にはアブラムシやハモグリバエなどの害虫が発生します。害虫が発生するときは雑草が多い環境で、葉の裏側にアブラムシが発生したり、蛾の幼虫が葉を食害したりすることがあります。
害虫は早めに見つけ、発生したら園芸用の殺虫剤で防除しましょう。また、葉に落書きのような模様が現れるとハモグリバエがいる証拠です。こちらは見つけたら早めに指で潰して対処します。
アネモネの花にはたくさんの種類があり、それぞれの花言葉もポジティブなものが多いため人気です。鮮やかな青紫や赤の優雅で繊細な花びらが特徴で寒い季節に強いため、長く花を楽しむことができます。
本記事で紹介した育て方を参考に、ぜひアネモネの花を育ててみてください。
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