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アーモンドの花について徹底解説! 特徴や育て方・花言葉・桜との見分け方も紹介

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

アーモンドというと、食用のナッツを思い浮かべる人も多いでしょう。育ててみると、アーモンドはサクラやモモに似たかわいらしい花が咲き、密かに春〜初夏の花としても人気があります。

この記事では、アーモンドの花の特徴や育て方、花言葉などについて詳しく解説します。桜の花との見分け方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

アーモンドの基礎知識

アーモンドの花とアーモンドの実

アーモンドはバラ科スモモ属の落葉高木です。

アーモンドはサクラまたはスモモの仲間とされていますが、現時点では諸説あります。英語圏ではそのままアーモンドAlmondと呼ばれます。

和名はヘントウ(扁桃)、ハタンキョウ(巴旦杏)です。和名の扁桃は「平べったいモモ」という意味で、アーモンドの種子がモモの種子を平べったくしたような形であることに由来します。ノドの奥にある扁桃腺(へんとうせん)は形がアーモンド(扁桃)に似ていることから付けられた名前です。巴旦杏の「巴旦」はスマトラ島のパダンやジャワ島のバンタムを指し、アーモンドがそうした地域から持ち込まれたことに由来します。

樹高は5m程度になる品種が多く、大きく育ちます。開花時期は春で、5~7月頃になるとアーモンドの実がつき、8月頃に収穫期を迎えます。

果実の中にある種子の硬い外皮を取り除いた中にある内側の「仁(じん)」という部分が食用部分です。アーモンドというと食用の種子部分を思い浮かべる人も多いかもしれません。

しかし、桜の花によく似た、約3cmの5枚の花びらがついた花を咲かせます。花色は品種によって微妙に異なりますが、ピンクや桃色、白などのかわいらしい色合いが主です。

アーモンドが育ちやすい環境

カリフォルニアの風景

アーモンドの花を栽培するには、適した環境を整える必要があります。ここでは、アーモンドの花が育ちやすい環境について解説します。

アーモンドの栽培に適した環境

アーモンドは地中海性気候の西アジアで、栽培な地域もアメリカ・カリフォルニア州、スペインなどの温暖で冬に雨が降り、夏に雨が少ない地域です。日本で食用にされているアーモンドも、ほとんどはカリフォルニア産。

日本では同じく地中海性気候の地域で育てられているオリーブやレモンの産地である小豆島で生産されているほか、鹿児島県や山形県などの果樹産地で栽培されています。それ以外の地域でもブドウの栽培ができる地方であれば、夏の高温多湿さえ避ければ栽培出来ます。

日本でアーモンドの花が見られる地域

基本的にはアーモンドの花の栽培には向いていない日本ですが、アーモンドの花が見られないわけではありません。日本でも東海・中京地域で、花の観賞を目的としてアーモンドを栽培しているところがあります。

例えば、東海地方から南に位置している太平洋側の地域ではアーモンドを栽培しているケースがあります。また、アーモンドの花を観賞できる場所として有名なのが、静岡県浜松市にある「はままつフルーツパーク時之栖」です。

はままつフルーツパーク時之栖では、毎年3月頃に約400本ものアーモンドの花が咲き、お花見ができます。

また、名古屋市東谷山フルーツパークにはアーモンドの果樹園があります。

アーモンドの育て方

アーモンドの花の木

アーモンドを育てる際には、栽培方法を把握しておきましょう。ここでは、アーモンドの花の育て方について詳しく解説します。

置き場所、植え場所

一年を通じてよく日が当たる場所で育てます。温暖な気候を好むので、冬に乾燥した寒風が吹き抜けない場所がよいでしょう。

鉢植えは通常は日向に置いておきますが、開花以降はできるだけ雨が当たらない場所に移動させます。花が咲いたあとに果実が実りますが、雨に当たると腐敗などの原因となるためです。過湿を嫌うといっても夏も水やりをする必要がありますが、水やり直後に鉢に直射日光が当たると根が傷むので、夏の間は午前中だけ日が当たる明るい場所に移動させたり、鉢カバーをつけて鉢土が高温多湿にならないように気をつけましょう。

庭植えは同様に日がよく当たる場所に植えますが、家の壁際などの雨が当たらない場所に高植えにします。

水やり

鉢植えは鉢土の表面が乾いてから、鉢底から水が抜けるまでたっぷり与えます。庭植えは根づくまでは土が乾いたら水を与えますが、根づいたら水やりは必要ありません。

アーモンドの肥料

落葉期の2〜3月に緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)か、固形の油かすを与えます。鉢植えは規定量を鉢の縁に置いて与えます。庭植えは、広がった枝の先端の下辺りにすき込みます。

アーモンドの植えつけ、植え替え

植えつけ、植え替えに最適なのは落葉期の12〜3月です。

この時期の植えつけの際には根鉢をくずして植えつけます。苗をポットから外したら、土と根が一体になった根鉢を軽くもみほぐし、傷んで黒ずんだ根を取り除きます。鉢植えは苗が植えられていたポットよりも2〜3まわり大きな鉢、直径でいうと6〜10cmほど大きな鉢に植えましょう。土は市販の草花用培養土や野菜用培養土を使うことができますが、1〜2割程度小粒か中粒の赤玉土か軽石を混ぜると水はけがよくなります。赤玉土6:腐葉土4などの配合で自分で用土を作ってもよいでしょう。自分で用土を配合する場合は緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)を混ぜ込んでおきます。市販の配合用土を使う場合は、すでに肥料が配合されているので加える必要はありません。植えつけたら、鉢底から流れる水が透明になるまでたっぷりと水を与えてください。

鉢植えは鉢底や鉢土の表面に根が見えてきたら、同様の時期に植え替えます。鉢は1まわり大きな鉢(直径が3cmほど大きな鉢)に植え替えるのが基本ですが、あまり鉢を大きくしたくない場合は、同じ鉢に植え直します。用土は植えつけの際と同じです。根鉢をくずして根を1/3ほどハサミで切ってから植えつけましょう。

庭植えにする場合は直径50cm、深さ30cmほどの植え穴を掘り、完熟堆肥をすき込んでおいたところに植えつけます。植えつけたらたっぷりと水を与え、軽く苗を左右に揺すって根鉢と庭土をなじませます。株がぐらついていると根づきにくくなるので、しばらくは支柱を立てて誘引しておくと安心です。

か、固形の油かすを与えます。鉢植えは規定量を鉢の縁に置いて与えます。庭植えは、広がった枝の先端の下辺りにすき込みます。

アーモンドのタネまき

アーモンドのタネは市販されておらず、食用に販売されているアーモンドは発芽能力が無いので、アーモンドのタネをまくためには栽培している知人などを通じて生の果実を入手する必要があります。熟したアーモンドの果実を手に入れたら、まずはブラシなどを使って果肉をきれいに取り除きましょう。中からはモモのタネを扁平にしたような硬いからに覆われたタネが出てきます。この殻をくるみ割り器などを使って割りますが、殻は外さないでおいてください。殻を割ったタネは口が閉じられるチャック付きの袋や食品保存用のコンテナに、湿った砂と一緒に入れて2〜3か月ほど冷蔵庫で保管します。まだ最低気温が18℃以上ある時期であったり、冬の間も暖かく植物を管理できる温室があるようならすぐにタネをまいてもよいのですが、戸外で管理するつもりならタネまきは春まで待った方がよいでしょう。

3号ポットに市販のタネまき用土か、新しい赤玉土や鹿沼土などの清潔な用土をつかってタネまきをします。最低気温がコンスタントに5℃を超えるようになったらタネまきのタイミングです。土が乾ききらないように水やりをしていると、タネが生きていれば4月の中旬ごろには発芽します。樹高が30cmほどになったら5号(直径15cm)くらいの鉢に鉢上げして育てます。庭植えにする際は、樹高が50〜70cm程度になってからの方がよいでしょう。

 

サクラとアーモンドの花の違いや見分け方

桜の花弁の拡大画像

サクラとアーモンドの花はよく似ていますが、どのように見分ければよいのでしょうか。ここでは最もポピュラーなサクラである'ソメイヨシノ’とアーモンドの花の違いや見分け方について解説します。

アーモンドは花柄(かへい)が短い

サクラとアーモンドの大きな違いとしては、「花柄」です。花柄とは花と枝の間にある細い茎のようなものを指します。

アーモンドの場合は品種にもよりますが、花柄のないものが多く、花柄があったとしても短いのが特徴。そのため、枝から直接花が咲いているように見えます。一方、サクラの花柄はさくらんぼのように長いという点が特徴的です。

花柄が短く、花が枝にくっついて咲いている場合はアーモンドの花、枝から花柄が伸びておりふんわりと咲いているのがサクラになります。

ソメイヨシノよりもアーモンドの方が花が大きめ

アーモンドもサクラの花びらも、形がよく似ています。どちらも花びらの数は5枚で、先が分かれたハート形のような形をしています。しかし、花の大きさを比べてみると、アーモンドはソメイヨシノに比べると、ひと回り程度花びらが大きいことがわかるはず。

パッと見ただけだと気付きにくいかもしれませんが、花びら1枚1枚がサクラと比較すると大きめとなっているため、房前になっているとアーモンドの方がボリューム感がありますよ。

開花する時期が違う

お花見の対象となるソメイヨシノは例年3月下旬に咲き始めますが、アーモンドの花は3月上旬に開花し始めます。なので、3月の気温があまり上がらず、アーモンドの花が長持ちするようであれば、アーモンドとソメイヨシノの花が同時に咲いているのを楽しめるかもしれません。

アーモンドの花の花言葉

真実、永久の愛

アーモンドは、花と実で花言葉が異なります。アーモンドの実の花言葉は「軽率」や「無分別」、「愚かさ」などのように、若干ネガティブな花言葉が並んでいます。

一方、アーモンドの花の花言葉には、「真実の愛」や「希望」、「永久の優しさ」などといったポジティブなものが多いという点が特徴的です。

希望という花言葉は、アーモンドの花が春先に咲くことから、冬の終わりと春の訪れを告げるとしてつけられたとされています。

また、旧約聖書や宗教画にもモチーフとして用いられていることから、神の愛を表すとして真実の愛という花言葉がつけられたともいわれています。

まとめ

アーモンドというと、食用の種部分を思い浮かべる人も多いでしょうが、桜によく似た可憐な花を咲かせます。多湿を嫌うことから日本では栽培がちょっと難しいところがありますが、ぜひ挑戦してみてください。

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