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夏は、春に植えた草花や野菜がすくすくと育つ季節です。しかし、蒸し暑い日本の夏を苦手とする植物も多いため、誘引や整枝、追肥などを適切に行い、成長を助けてあげる必要があります。
本記事では、夏の庭の土作りと、栽培中の植物のお手入れについて紹介します。おすすめの草花と野菜も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
夏は雑草もグングン成長します。小さいうちは手で引き抜けますが、大きくなってしまったら、鎌で刈るか三角ホーで削り取りましょう。
除草が遅れると、根が大きく張ってしまい、除草が大変になります。また、雑草に土中の栄養分を取られ、日光も遮られるので、育てたい植物の生育が悪くなってしまいます。夏は早めの雑草対策が肝心です。
植物を育てた土には、その植物を好む特定の微生物が繁殖しています。この状態では病気や害虫が発生しやすく、連作障害を引き起こす可能性もあります。
そのため、庭の空いている土地は、太陽熱を利用して消毒するのがおすすめです。透明のビニールマルチを張っておくと、真夏の晴天下では土の温度が60℃以上になり、菌や害虫が死滅します。2~ 3週間放置していれば綺麗な土が出来上がりますよ。
同時に、芽が生えた雑草も熱によって枯れていくので、雑草対策にもなります。
梅雨時期は、水はけが良い土でも、多湿になりがちです。大量の雨が降ると種が流れていってしまうため、不織布をベタがけするなどの対策が必要です。また、根が張っていない野菜が倒れないように支柱を立てて誘引しましょう。
夏野菜は7月頃に疲れを見せ始めます。肥料が切れると実付きが悪くなるため、追肥を行いましょう。晴れが続いて乾燥すると肥料分が溶け出さないため水やりも必要です。なお、ナスは肥料だけでは回復しないため、更新剪定が必要になります。
夏には収穫が終了する野菜が多くなります。後作がある場合には早めに片付けて、次の野菜の準備をしましょう。
夏場は毎日水やりが必要です。肥料も適量施すと見違えるほど綺麗になります。
また、6月に1回、7~8月には月に2回程度の芝刈りが必要になります。芝刈りと一緒に雑草を刈ると種が落ちて増殖してしまう場合があります。種がある雑草は予め抜いておくようにしましょう。
梅雨時は多くの草花にとって過酷な時期です。蒸れないように、混み合った枝葉を切り戻し、痛んだ下葉を摘み取って、風通しを良くします。花がら摘みも忘れないようにしましょう。
肥料は液体肥料をおすすめします。固形肥料を使う場合には、いつもより少なめを心がけましょう。
春に花が咲いた木は、花が咲き終わったら新芽を成長させるために固形肥料を置き肥します。
夏は新芽が多く出てくるので、混み合っている部分を剪定し、風通しを良くしましょう。
梅雨時期や、夏の雨が続く時期は、高温多湿で病気が発生しやすくなります。
予防策として、以下のようなことをすると効果的です。
暑さに弱い植物には、遮光ネットを使って直射日光を遮ると効果的です。夏に種をまく場合、遮光ネットをすることで発芽率が上がります。遮光ネットは地温を下げる効果や乾燥を防ぐ効果があるため、乾燥を嫌うニンジンなどの種まきには必須のアイテムです。
また、果実に直射日光が当たりすぎると味が落ちてしまう場合があるので、遮光ネットを果実にベタがけや袋がけすることで味が落ちるのを防ぎます。
暑い季節は水やりの配慮も必要です。ホースの中やジョウロに溜まった水は捨て、冷たい水で水やりしましょう。水やりのタイミングは早朝か夕方がベストです。根元に敷き藁をするのも、地温の上昇を抑えるのに効果があります。
8月頃から台風が上陸するようになります。台風が来ると、植物が強風で倒れたり、枝が折れてしまうことがあるので、支柱で補強したり、株の高さを低くしたり工夫をしましょう
台風の後は湿度が高く、病害虫が発生しやすくなります。病気になった株は抜き取って処分し、害虫は見つけ次第取り除きます。
小柄で白い花を咲かせるかすみ草は、どんな花とも合わせることができるオールマイティーな草花です。
寒さには強いですが、高温多湿にはやや弱いため、水はけと風通しが良い場所を選びましょう。
秋を代表する草花のコスモスは、秋桜(あきざくら)とも呼ばれます。
少ない肥料でもよく育ち、初心者でも育てやすい草花ですが、草丈が1m以上になり倒れやすいため、支柱を立てて保護しましょう。
わざと倒すことで脇芽を出させ、低い位置で開花させる方法もあります。
ナデシコは、大和撫子という言葉があるほど、昔から愛されている多年草です。世界には300種類もあるといわれるほど、古くから品種改良が行われてきました。好みにあった花を見つけて栽培すると良いでしょう。
寒さには強いですが、高温多湿が苦手な草花なので、水はけと風通しが良い場所を選びましょう。
枝豆は、豆科の野菜で、輪作年限は3〜4年です。ダイズを若いうちに収穫したのが枝豆で、茶豆、黒豆などたくさんの品種があります。ビールのおつまみに重宝するので、収穫しすぎた時には冷凍保存している人もいます。
マメ科の野菜は、根に根粒菌が共生していて、空気中の窒素から栄養を補給できるので、窒素肥料は少なめにするのがポイントです。
サツマイモは、ヒルガオ科で連作に強い野菜です。収穫後に貯蔵が効き、時間が経つと追熟して美味しくなるので、長く楽しめるのが特徴です。
土の栄養分がなくてもどんどん育ち、手間もかからないので初心者にもおすすめです。ねっとり系やしっとり系、ホクホク系などの種類があるので、自分の好みに合わせて選択しましょう。
ブロッコリーは、アブラナ科の野菜で、輪作年限は2〜3年です。
ブロッコリーは、主枝の頂点につく花蕾を食べる野菜ですが、最近では、茎ごと食べる茎ブロッコリー(スティックセニョール)も人気です。
ニンジンはセリ科の野菜で、輪作年限は1〜2年です。発芽したら半分成功といわれるほど発芽が難しい野菜ですが、発芽すれば後は簡単です。
好光性種子なので、種に光が届くように浅くまき、土を乾燥させないように細心の注意を払う必要があります。又根にならないためには土をよく耕しておく必要があります。
ニンジンは葉にも栄養があり、間引いたものも食べることができます。なかなか食べる機会がないので、ぜひチャレンジしてみてください。
ジャガイモはナス科の野菜で、輪作年限は2〜3年です。
ジャガイモは、初春と晩夏の年2回植え付けできるお得な野菜です。ナス科の野菜はナス以外にも、トマト、ピーマン、唐辛子など意外と多いので、連作障害に気をつけましょう。
栽培の手間がほとんどかからず、種芋を植え付けたら放置するだけでも育つので初心者にもおすすめです。
夏は庭の植物がスクスクと成長し、収穫が多い季節となっています。しかし、高温多湿の環境は植物には過酷な面もあります。雑草、病害虫の対策や、暑さ対策を行って、植物の生長を助けましょう。
夏は蒸し暑く、庭のお手入れが面倒に感じるかもしれません。ここでは最低限のお手入れのみを紹介しましたので、このページを参考に、暑い夏を乗り切って収穫の秋に備えましょう。