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春は新しい植物を育てるのに絶好の季節です。春になると店頭にはたくさんの植物が並び、今年は何を植えようかと、毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
庭で植物を育てるには、まず土作りが大切です。そして、防寒対策や病害虫対策が必要になります。また、美しい庭を維持するためには庭のお手入れが欠かせません。
そこで本記事では、春の庭の土作りと栽培中の植物のお手入れについて紹介していきます。おすすめの草花と野菜も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
春は、これから栽培する植物のための準備期間でもあります。土作りは植物にとって、とても重要なので、早めに行動しましょう。
畝(うね)づくりの準備は、植え付けの1ヶ月前から始めます。畝を作る場所を決めたら、まず、畝を立てる場所の四隅に園芸用支柱を立てましょう。支柱の内側を鍬(すき)を使って耕し、酸度調整が必要な場合には、石灰をまいて土と混ぜ合わせます。2週間経ったら肥料や堆肥を投入しましょう。
さらに2週間経ったら、畝を整えて植え付けを行います。支柱の間に紐を張り、紐の外側の土をすくって紐の内側に入れることで、畝の高さを調整していきましょう。植物が育ちやすいよう、畝の中にある土の塊を手でほぐすことも忘れずに。最後に、上面を平らにしたら出来上がりです。
畝の土が崩れてしまう場合は、周囲をレンガなどで補強しても構いません。
春になると雑草が急激に伸び始めます。放置していると根がどんどん成長して、手に負えなくなるので、小さいうちに除草するのが重要です。
特にマルチングやビニールで保温しているところは雑草の成長が早いので、早めの対策を心がけましょう。植物を育てたくない場所には除草シートを張ると手入れが楽になります。
芝を新しく張る、または張り替えをするなら、3月が適期です。寒すぎたり暑すぎたりすると枯れる恐れがあります。3月頃に張ることで、夏場までに根付いて暑さに耐えられるようになりますよ。
4月から肥料を与え始め、週に2~3回水やりしましょう。5月には「サッチ取り」を行うと良いでしょう。サッチ取りとは、古い芝や枯れた芝を熊手やレーキで取り除くことです。
枯れた芝は分解されにくいので、そのままにしておくと通気性が悪くなり、芝を痛めてしまう可能性があるので、注意しましょう。
春になると多くの草花が花を咲かせますが、花が終わったら、花がら(枯れた花)を摘み取っておくようにしましょう。
花がらをそのままにしておくと見た目が悪いですし、カビの発生や病気の原因にもなります。また、花がらを摘むことで結実を防ぎ、無駄な栄養が実に行かず、花を長く楽しむことができるようになりますよ。
大きく成長した宿根草は、3月頃が株分けの適期です。2~3年に一度株分けをしましょう。株がリフレッシュし、より多くの花を咲かせてくれます。
4月になると、夏から秋にかけて楽しめる草花が、店頭に並び始めます。遅霜を避けて、植え付けましょう。また、冬に掘り上げた球根を植え付けるのも春が適期です。
夏野菜の多くは3月頃から種まきを始めます。まだ寒い時期で発芽温度に達しないので、保温しながら育苗する必要があります。
ゴールデンウィーク頃になると、たくさんの夏野菜の苗が店頭に並び始めます。5月は遅霜の心配もなくなるので、夏野菜を植え付ける適期です。
5月は風が強く、苗が倒れたり折れたりしてしまうことがあるので、支柱を立てて固定しましょう。冬に育てていた葉物野菜は、気温の上昇とともにトウ立ちしやすくなるため、早めに収穫します。
暖かくなると花芽が成長し始めますが、花芽が遅霜にあたってしまうと、花が咲かずに葉だけの木になってしまいます。そうならないために、寒い日はビニールを被せるなどして遅霜対策をしましょう。
暖かくなると、害虫も活発に行動を始めます。植え付け直後の苗は食害されると生育が難しくなるので、病害虫の対策を行いましょう。
対策方法としては、農薬散布のほか、背が低い植物は防虫ネットをかけたり、背が伸びる野菜は害虫を見つけ次第駆除するなどの方法があります。
春になり暖かくなってくると、早く植物を植えたくなるものですが、あせりは禁物です。4月頃までは遅霜の心配があり、せっかく植え付けた植物が枯れてしまう可能性もあります。
そうならないためには、植え付け時期を遅らせるか、霜除けなどの防寒対策をする必要があります。霜除けには、トンネル掛けか、寒冷紗や不織布をべた掛けすると良いでしょう。
特に夏野菜は霜に弱いので、植え付けを遅らせた方が無難です。
ペチュニアは、開花時期が長く、春から秋までの長い間、大活躍してくれます。また、生育が旺盛なため、摘芯しなくても次々に分枝してどんどん大きくなってくれます。
初心者でも簡単に育てられますが、よく育つので肥料不足に注意しましょう。
ゼラニウムは欧米で最も人気のある草花のひとつです。
昔は日本の気候に合わず、鑑賞期間が限られていましたが、品種改良が進み、春から秋まで咲き続ける品種が出回るようになりました。
小さな花が集まって咲くバーベナは、花の形が桜に似ていることから、美女桜とも呼ばれています。
暑さや病気に強いので、初心者でも育てやすい草花で、春から秋まで楽しめます。
トマトは、ナス科の野菜で、輪作年限は3〜4年です。
世界で最も食べられている野菜で、家庭菜園で毎日収穫しても使い道に困ることはありません。新鮮なトマトを収穫して、美味しく食べましょう。
大玉トマトは、育てるのが難しいかもしれませんが、ミニトマトであれば、簡単に育てられるので、初心者にもおすすめです。
ジャガイモは、ナス科の野菜で、輪作年限は2〜3年です。
栽培の手間がほとんどかからず、種芋を植え付けたら放置するだけでも育つので初心者にもおすすめです。
また、収穫後に保存が効くので家庭菜園にはもってこいの野菜です。
オクラは、アオイ科の野菜で、輪作年限は3〜4年です。
栄養豊富で、夏のネバネバ食材として活躍してくれます。収穫が遅れると大きく固くなってしまうので、3日に1回は見回りましょう。
オクラは暑さや乾燥に強く病害虫の心配も少ないため、初心者にもおすすめの野菜です。
カボチャは、ウリ科で、連作に強い野菜です。ホクホクとした食感の「西洋系カボチャ」、ねっとりしていて煮物に合う「日本カボチャ」、変わり者の「ペポカボチャ」が育てられます。
土壌障害に強いので、初心者でも育てやすく、大きな実が収穫できるので満足度もあります。露地栽培をすると場所をとりますが、棚や金属の網などに沿わせてツルを這わせる「立体栽培」をすることで、限られたスペースでも栽培可能です。
トウモロコシは、連作に強い野菜です。鮮度が落ちやすく、もぎたてをその日に食べるのが1番と言われているため、家庭菜園でぜひ作りたい野菜の筆頭格でもあります。きっと、味の違いに驚きますよ。
肥料食いで、余分な肥料を吸ってくれるほか、根を深くまで伸ばすため、深く耕す効果もあり、土壌改善にも役立ちます。
春は園芸や家庭菜園の始まりを告げる季節です。新しい苗を庭に迎えるには、まず土作りが重要です。暖かくなると害虫の活動も活発になるため、病害虫対策も必要になります。
春の準備が庭づくりの1年を左右すると言っても過言ではありませんので、春のうちにしっかりお手入れをして、楽しい庭づくり、家庭菜園を実践しましょう。