LEDとは違う本物のネオンサインに心奪われる理由とは。ネオン職人・高橋秀信
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春の兆しが見え出す3月は、初心者の方が家庭菜園を始めるのに適した時期です。春まき・春植えできる野菜は豊富にあり、プランターで育てられるものもたくさんあります。
そこで今回は、3月から簡単に始められるおすすめの野菜を7種類選びました。
3月とはいえ、まだまだ寒い日もあります。地域や育てる野菜にもよりますが、保温のために寒冷紗を用意しておくと役に立つこともあるでしょう。
初心者の方が家庭菜園を始めるにあたり、必要不可欠なアイテムは次のとおりです。
プランター菜園は畑と違って土の量が少ないため、質を重視しなければなりません。中・上級者の方であれば自分で配合し、様子見しながら調整可能でしょうが、初心者の方にはハードルが高いでしょう。
そこでおすすめなのが、すでに栄養満点に仕上がっている野菜培養土です。
プランターの底には鉢底石を敷き、排水性と通気性を確保しましょう。
肥料にはさまざまなタイプがあり、野菜の状態や収穫時期によって使い分けます。種や苗を植える際に与える肥料を元肥(もとごえ)と呼び、農作物の成長に合わせて与える肥料を追肥と呼びます。下記はどちらの用途にでも使える固形タイプの化成肥料です。
ほかにもあると便利な道具は、家庭菜園を始めたい!必要な道具やあると便利なアイテム一覧で幅広く解説しています。
3月は、ある程度の寒さに強く、しかも短期間で収穫できる菜っ葉類がおすすめです。ほうれん草、小松菜、リーフレタスなどさまざまな野菜がありますが、ここではその一つとして、古くから日本人に親しまれているミズナを紹介します。
プランターに適した小株のものであれば1か月ほどで収穫可能です。シャキシャキとした歯ごたえでお鍋にサラダ、浅漬と、食卓を彩る強い味方になるでしょう。
種類 | アブラナ科 |
原産地 | 日本 |
発芽適温 | 20~25℃ |
生育適温 | 20~20℃ |
収穫時期 | 4月~5月(種まきから30~40日後) |
収穫の目安 | 草丈20cm程度 |
プランターの目安 | 標準サイズ |
簡単ポイント | ・収穫が早い ・真夏や真冬でなければ元気に育ってくれる |
注意したい病害虫 | ・うどんこ病、立枯れ病 ・アブラムシ、ヨトウムシ など |
ミズナは標準サイズのプランターがあれば栽培できます。小株であれば10株、大株であれば3~5株が目安です。
大きさと共に重要なのは水はけの良さです。底に網がないプランターや植木鉢を使う場合は、鉢底石を敷きましょう。
プランターに入れる土は満杯にせず、ウォータースペース(鉢の縁から3~5㎝程度)の余裕を残して入れます。深さ1cmほどの溝を2列、10~15cmほど間隔を開けて作りましょう。
種は約8cm間隔で一つずつまきます。まきおわったら土を被せて軽く押さえ、ジョウロで優しく水やりしてください。発芽適温であれば約1週間で発芽します。
ミズナは乾燥に弱い植物です。水やりはこまめに、できれば午前中に行いましょう。本葉が1~2枚になったら、生育の悪いほうを間引いて1本にしますがプランターならそのままでも構いません。間引いた葉は食べるのもよいですし、もう一つプランターがあるなら別個で育てるのもよいでしょう(ただし生育に差は出ます)。
追肥は茎葉が育ってきたら1回だけ、化成肥料を土に混ぜます。頻繁に与えると葉が固くなり、苦味が増すので注意しましょう。
種まきから約40日後、草丈が20cm程度になったら収穫時期です。育ちすぎると葉が固くなるのでタイミングを逃さないようにしましょう。とはいえ、固くなっても鍋や煮物に使えばおいしく食べられます。
根本から一気に収穫してもよいですが、株元5~6cmを残して収穫するほうがおすすめ。しばらくすると生えてくるので、もう一度収穫を楽しめます。
なお、アブラナ科であるミズナは連作障害をお越しやすいため、同じ土で再びアブラナ科の植物を育てるのは避けましょう。
詳しい育て方は、ミズナ(水菜)の育て方【カインズ野菜図鑑】で解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
カブは一般的に春まき、秋まきの2パターンがあり、9月に育てるおすすめのプランター菜園でも紹介しています。春まきでもさほど難易度は変わらず、収穫も早いので家庭菜園初心者の方には特におすすめです。
プランター菜園であれば小カブが育てやすいため、ここでは小カブの栽培を前提とした手順を解説します。
種類 | アブラナ科 |
原産地 | アフガニスタン・地中海沿岸 |
発芽適温 | 20~25℃ |
生育適温 | 15~20℃ |
収穫時期 | 4月~5月(種まきから約2か月半) |
収穫の目安 | 根茎約5cm(小カブ) |
プランターの目安 | 標準サイズ |
簡単ポイント | ・収穫までが早い ・管理の手間が少ない |
注意したい病害虫 | ・根くびれ病、白サビ病 ・アオムシ · アブラムシ など |
カブは標準サイズのプランターがあれば十分です。4~6株育てられますが、2~3株でもよい場合は10号ほどの植木鉢でも栽培可能です。
反対に、収穫量を増やしたいなら大型サイズを用意しましょう。
指で深さ1cmほどの溝を作り、約1cm間隔でまきます。標準サイズ以上のプランターなら2列にしても構いませんが、条間は約10~15cm開けましょう。
土を被せたら、プランターの底から水が流れ出るほどたっぷりと水を与えてください。乾燥するとうまく発芽しないため要注意ですが、大雨などで水浸しになるのもよくありません。秋まきと違い台風の心配はありませんが、お天気が荒れそうな場合は軒下などに避難させましょう。
順調にいけば2~3日で発芽します。本葉が1~2枚出てきたら間引きが必要です。隣り合う株の根が干渉すると、効率的に水分や栄養を吸収できなくなるためです。
1回目の間引きでは、株間が3cmほどになるよう調整しましょう。2回目は本葉が2~3枚のときで、株間を4~6cmにします。本葉が5~6枚になったら3回目の間引きです。株間は6~7cmが目安です。
追肥は、2回目の間引きのタイミングで行うのがベストだといわれています。化成肥料を3~5g、株の周辺にまき、土とよく混ぜ合わせたら株元に寄せておきましょう。
3回目の間引き後にも追肥は必要です。株は肥料を好む野菜で、根の肥大が始まってから適量の肥料を与えるとおいしく成長してくれます。育ち盛りの時期に追肥を忘れると思ったように根が太らず、味も今ひとつになってしまいがちです。追肥のやり方は1回目と変わらないので、忘れずに行いましょう。
収穫のサインはカブの大きさで判断します。小カブなら直径4〜5cmほどが目安でしょう。大きいものから順に引き抜いてください。
収穫が遅れると根が割れ、中身がスカスカのカブに仕上がってしまいます。せっかく頑張って育てたのですから、おいしいうちに頂きたいものです。
より詳しいカブの育て方は、カブの育て方【カインズ野菜図鑑】で解説しています。
ゴボウは畑で育てるのが一般的ですが、サラダゴボウなど根が短い種類ならプランターでも育てられます。初心者でも簡単に栽培でき、収穫も3~4か月後なので野菜を育てた喜びを実感できるのが早いです。
種類 | キク科 |
原産地 | 地中海沿岸、西アジア |
発芽適温 | 25℃ |
生育適温 | 20~25℃ |
収穫時期 | 植え付けから100~150日 |
収穫の目安 | 根の直径が1~2cmほど |
プランターの目安 | 深型サイズ |
簡単ポイント | ・収穫が早い |
注意したい病害虫 | ・うどんこ病、モザイク病 ・ゴボウヒゲナガアブラムシ、ヒメアカタテハ など |
短根種とはいえゴボウは土の中にまっすぐ根を張るため、プランターは深めのものが必要です。30cm以上のサイズを用意しましょう。
種はプランターの中央に直径5〜10cm、深さ1.5cm程度の穴を作り、種同士が重ならないように4~5粒まきましょう。完了したら土を被せて軽く押さえますが、ゴボウは光を好む「好光性種子」なので、薄く被せる程度でOKです。完了したら、たっぷりと水を与えてください。
発芽の目安は、水やりを欠かさず行えば種まきから約10日~2週間後です。
本葉がそろったら、元気な株を残して3本ほどへ間引きしましょう。抜き取る株の根本を押さえながら行うのがポイントです。本葉が3~4枚になったら2回目の間引きです。株間が5~6cmになるよう、育ちの良くない株を根本から切り取ります。
2回目の間引きのタイミングで、草丈が30cmほどになるまでは2週間に1~2度程度のペースで追肥してあげます。葉の裏側などにアブラムシがいたらこまめな駆除しましょう。
種をまいてから約100~150日後、草丈が約30cmになったら収穫して構いません。
株元をまっすぐ引き上げますが、いきなり力任せに抜くと根が折れてしまう恐れがあります。スコップなどで株の手前を掘りながら引き抜くのがコツです。収穫が遅れると中身がスカスカになる(いわゆる「す」が入る)ので注意しましょう。
なお、ゴボウは連作するとセンチュウ(線虫)の被害に遭いやすいため、引き続き家庭菜園を楽しむならほかの作物にしましょう。
地植えでの育て方を知りたい方は、ゴボウの育て方【カインズ野菜図鑑】を参考にしてください。
ニラはタフで育てやすいうえ、栽培に成功すれば何年でも同じ株から収穫できるのが特徴です。初心者でも簡単にできる家庭菜園の代表格といえるでしょう。
種類 | ユリ科 |
原産地 | 中国 |
発芽適温 | 25℃ |
生育適温 | 20~25℃ |
収穫時期 | 翌年5~10月 |
収穫の目安 | 草丈20~25cmほど |
プランターの目安 | 標準サイズ |
簡単ポイント | ・比較的手間がかからない ・1年我慢すれば何年もかけて収穫可能 |
注意したい病害虫 | ・さび病、白斑葉枯病 ・ネギアザミウマ、ネギアブラムシ など |
深さ20cm以上の、標準サイズのプランターや鉢があれば育てられます。タフである反面、湿気には少々弱いため、水はけの良い場所に設置しましょう。
苗から育てるのがもっとも簡単ですが、種まきからはじめてもそう難しくはありません。適度な大きさのプランター、市販の野菜培養土であれば、少々寒さが残る3月でも発芽します。
土の上に深さ・幅1cmほどの溝を作り、1cm間隔で種をまきます。2条にする場合は15cmほど開けましょう。完了したら軽く土を被せて種と密着させ、たっぷりと水をかけます。発芽するまでは欠かさす水やりしましょう。
発芽には約1週間かかります。間引きはしたほうがよいので、株と株の間が3~5cmほどになるように調整しましょう。間引きのタイミングで追肥をすることもおすすめします。1~2週間に1度で構いません。ニラが成長して根本の土が浅くなっていたら、きちんと土寄せしてあげましょう。
なお、葉の先に花芽ができたら、開花させずにつぼみの状態で切り取りましょう。放っておくと株が疲労し、葉の食味が落ちてしまいます。ニラの花芽も立派な食材であり、そのままでも食べられます。
草丈が20cmほどに成長したら収穫できますが、この先も長く収穫したいなら1年間待ちます。
冬になるとニラは休眠し、枯れたような状態になりますが、きちんと生きているので月に一度程度の水やりは欠かさないでください。春になって息を吹き返したら、適度なところで根元を3cmほど残して収穫するとよいでしょう。
詳しくはニラの育て方【カインズ野菜図鑑】で解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
スティックセニョール(茎ブロッコリー)は、中国野菜の“芥藍(かいらん)”を基に開発された日本生まれの野菜です。輸出先のアメリカで好評だったため日本国内でも人気が出た経緯があります。
プランターでも簡単に育てられ、1株から15本前後の花蕾が次々と収穫できるので、育てていて楽しい野菜のひとつです。
種類 | アブラナ科 |
原産地 | 日本 |
発芽適温 | 10~15℃ |
生育適温 | 18~20℃ |
収穫時期 | 種まきから約2~3か月 |
収穫の目安 | 花蕾が10円玉大の大きさになったら |
プランターの目安 | 大型サイズ |
簡単ポイント | ・通常のブロッコリーより簡単 ・たくさん収穫できる |
注意したい病害虫 | ・根こぶ病、黒腐れ病 ・アオムシ、ヨトウムシ など |
プランターは深さ60cmほどあるものが適しています。2~3株は育てられますが、慣れないうちは1株からのほうがよいかもしれません。
3月であれば苗を販売している地域もあるので、簡単に育てたいなら苗を入手しましょう。植え付けに特別な注意点はありません。苗がすっぽり入るような一回り大きな穴を掘り、苗を置いて土を被せてやるだけです。
種まきからはじめる場合は育苗ポットを使ったほうが成功しやすいです。3号(直径9cm)程度のポットを用意し、1cmほどの穴を複数箇所作り、1穴に1粒ずつまきます。
乾燥に気をつけながら水やりしていれば4~6日で発芽するでしょう。本葉が2~4枚出てきたら間引きして1株1本にし、追肥してやると太くてがっちりとした苗に育ちやすくなります。
スティックセニョールは茎が細く、風に弱いのが弱点です。せっかく植えた苗がぐらつかないよう、割り箸などを立てて茎とひもを結びましょう(仮支柱)。
植え付けから2~3週間後、または本葉が7~8枚ほどになったら追肥と土寄せをします。株元から離れたところに固形肥料を8gほどまきましょう。液体肥料であれば、水やりと兼ねて1週間に1度くらいのペースで与えます。
夏が近づいてくるとアブラムシをはじめとする害虫が発生するので、見つけたら早急な駆除が必要です。防虫ネットを被せて予防するのがおすすめ。
主枝の頂点の花蕾が2~3cmになったら、先端から約5cmを切り取りましょう。こうすることで、側枝になる花蕾が次々と生えるようになります。切り取りの際は、切り口を斜めにすると水がたまらずに済みます。晴れた日に行うと太陽光で病気の発生を防ぐことができるのもポイントです。なお、切り取った花蕾もおいしく食べられます。
側枝が20cm以上、花蕾が10円玉大の大きさになったら収穫のタイミングです。茎を20cmほど残してハサミで切り取ります。収穫後に追肥しておくとその後も長く収穫を楽しめます。
大根もミニ大根の短根種であればプランター栽培が可能です。秋まきよりも身が引き締まっており、サラダや漬物にするとちょうどよい辛味を味わえるでしょう。
初心者の方は、トウ立ちが遅い種類がおすすめです。
種類 | アブラナ科 |
原産地 | 地中海沿岸~中央アジア |
発芽適温 | 20~25℃ |
生育適温 | 15~20℃ |
収穫時期 | 5~7月(種まきから50~70日後) |
収穫の目安 | 根が地上にせり上がってきたら |
プランターの目安 | 大型サイズ |
簡単ポイント | ・春まき用の品種ならトウ立ち対策がしやすい ・比較的早く収穫できる |
注意したい病害虫 | ・べと病・斑点細菌病・横縞症 ・アブラムシ、アオムシ、コナガなど |
ミニ大根といえど、大根の根はよく伸びるため、プランターは大型サイズを用意してください。
深さ1cmほどのくぼみを4~5個作ってまく「点まき」にします。株間(横)は20cmほど開けましょう。2列にする場合の条間は約15cmです。まき終えたら土を被せ、軽く手で押さえてから水やりしてください。水やりで種が流れ出るのを防ぐためです。発芽するまではたっぷりと与えます。
春まきの大根は害虫に狙われやすいので、防虫ネットを被せることをおすすめします。
発芽適温であれば2~3日、遅くても1週間以内には発芽します。発芽がそろったら、双葉がアンバランスなもの、葉の形が不自然なものを間引きしましょう。タイミングが大切で、この作業を怠ると大根が太い根を張りにくくなります。
間引きはもう一度行います。本葉が4~5枚になったら1箇所1本にしましょう。しっかりと根付いているため、ハサミなどで根本からカットします。間引きした葉はサラダや味噌汁の具材にできます。
間引きのタイミングで追肥もしておくと、より太い大根に育ちます。株元は避け、プランターの縁あたりに3~5gほどまきましょう。土と軽く混ぜ合わせ、株元に寄せておきます。大根は肥料を好むので、収穫まで定期的に行うことが大切です。
株が育ち、葉が混み合ってきたら、風通しをよくするためネットを取り除きましょう。そこまで大きくなれば、多少の食害があっても大根は成長します。
収穫は大根の根が土を押しのけ、地上にせり上がってきたときです。根元を押さえて一気に引き抜きましょう。収穫の時期を逃すと味が落ちるため要注意。引き抜いた後の穴は放置せず、きちんと戻しておいてください。隣で収穫を待つ大根を乾燥させないためです。
地植えで大きなダイコンを育ててみたい方は、初心者にもできるダイコン(大根)の育て方・栽培方法【解説動画付き】もぜひご覧ください。
ミョウガは日本国内のほか、中国、朝鮮半島、台湾などでもよく自生している野菜です。半日陰の少々湿った土を好むため、日当たりに恵まれていないベランダでも育てやすい点がおすすめ。病害虫を気にする必要がほぼなく、耐寒性にも優れている初心者向けの野菜といえます。
種類 | ミョウガ科 |
原産地 | 東アジア |
発芽適温 | 15℃ |
生育適温 | 21~23℃ |
収穫時期 | 8~9月 |
収穫の目安 | ・土から少し顔を出した頃 ・つぼみが固く締まっていない頃 |
プランターの目安 | 深型サイズ |
簡単ポイント | ・病害虫に強い ・一度植えれば引き続き収穫できる |
注意したい病害虫 | ダンゴムシ、ナメクジ など |
ミョウガは地下茎で増える野菜なので、プランターはある程度の深さが必要です。30cm以上のものが適しているでしょう。横幅のあるプランターなら5~6芽植えることも可能です。
ミョウガは株根で増やすため、種ではなくホームセンターなどで売られている球根を購入します。球根を2~3芽に細かく切って植える方もいますが、大株になるまで時間がかかってしまうため、購入した状態で植えることをおすすめします。
球根は深さ5cmくらいのところに、芽が上を向くようにして埋めます。上から土を被せたら、乾燥しないようワラを敷くのがポイント。ワラがない場合は腐葉土でも構いません。
直射日光が当たらない場所へ移動させ、水やりは毎日行います。
芽が出てきたら1か月に1~2回程度追肥し、本葉が6~7枚になったら間引きします。間引いた茎と葉は薬膳として用いられるほか、入浴剤としても使用できます。夏になるとさらに生育が進むので、土が乾燥しないよう水やりはたっぷりと行いましょう。
7~8月頃に花蕾が目を出し、3~4cm程度になったら収穫できます。これを「花ミョウガ」と呼びます。花が咲くとすぐに萎えてしまうため、食べきれない量であっても早めに収穫することが大切です。1年目はさほど実がなりませんが、秋くらいまで少しずつ収穫可能でしょう。
翌年も引き続き収穫したい場合は、土の上に堆肥を乗せ、定期的に水やり(控えめで大丈夫です)をして球根が枯れないようにします。冬になると枯れて倒れますが、上記の手入れをしていれば春に再び芽を出してくれます。
2年目の5月頃になれば、ミョウガ茸を食べられます。これは、ミョウガの新芽を遮光して軟白化した幼茎です。7~8月になれば再び花ミョウガの収穫を楽しめます。
このまま3~4年収穫できますが、段々と地下茎が込み合ってくるため、植え替えを行うのが一般的です。2~3月頃に地下茎を掘り、別の大きなプランターに入れ替えましょう。
春の兆しが訪れる3月は、家庭菜園デビューしやすい時期の一つです。とはいえ、まだまだ寒い日もあり、発芽適温や飼育適温を満たさないことも考えられるため、保温対策はしっかり行うことが大切です。
強風による被害にも要注意。風で苗が倒れないよう、防虫ネットをかけたうえで固定しておくと最悪の被害を防げます。防虫ネットは害虫対策だけでなく、防風対策にもなる便利なアイテムなので、賢く使いましょう。
※専門家・有識者のみなさま
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