【菓子盆選手権】キャンプを盛り上げる最強お菓子チョイス王は誰だ!?
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巣ごもりで観葉植物を買って室内で育て始めた人や、「いやいや、観葉植物なんてもっと前から育ててたよ」なんて人も少なくないと思います。私も以前から室内で植物を育ててたんですが、育って葉っぱが茂るだけだと物足りないんですね。やっぱり、花が咲いて欲しいんですね。
ということで、今回は部屋の中にお花畑を作ってみたいと思います。しかも、トイレのタンクの上に作ってみようと思います。
うちのマンションは物件の真ん中にトイレがあって、トイレに窓がありません。つまり窓から冷気や熱が入ってこないので、通年安定した気温の環境なわけです。
窓がないというと植物を育てるのには不利な気もするかもしれませんが、窓があると冬は部屋の温かさが逃げますし、夏は冷房の効率も悪くなります。西日でも入ったらトイレなのにサウナ状態で、それこそ植物を育てるのには不向きといわざるを得ません。
光は、最近の高性能でお安く買えるLEDライトを使えばいいし、タンクの上に手洗いがついたトイレなら、用を足すたびに水やりが自然とできてしまうのもいいところといえます。
庭だと豪雨や台風で枝が折れたり鉢が飛ばされたりということもありますが、室内だとそうした自然災害の影響を受けないのもメリット。もちろん天候に左右されないので、真夏の猛暑の中草取りしたり、真冬に剪定したりといった作業も必要ありません。
夏や冬は庭仕事がおっくうになりがちですが、インドアガーデニング全般にいえることは、エアコンの効いた室内で楽して楽しめるというのがポイントです。
じつはもともとタンクの上には植物を植えていたんですが、土に植わった植物を使ったせいでタンクの中からカラカラ音がしたりというのがあり、今回は土を使わないでやってみようと思います。
家の中に植物を置くとき、自分自身も土を室内に持ち込むのはちょっと抵抗があります。土から虫でも出たら、家族から何か言われるんじゃないか、というのもありますね。そんなわけで、極力土を使わない室内園芸を目指したい次第です。
土を使わないとは言っても、水栽培というわけではありません。
今回使うのは、水ゴケ(みずごけ)というもの。コケの一種である水ゴケは乾燥させるとよく水を吸い、ランやビカクシダなどを育てる人がよく使っています。園芸店だけではなくホームセンターでも売ってますし、カインズのオンラインショップでも買えます。
水ゴケは乾かして圧縮したものがパッケージに詰めになっています。
使う時は一回水で戻して柔らかくし、水を切ってから使います。
寝る前にバケツに水を張って浸しておくと、翌朝にはバッチリ水を吸ってくれてます。
ザルにあげてよく水を切ってから使いましょう。
今回、土は使わないんですが、それでも落ちた葉っぱがタンクの中に流れていって詰まったりするとイヤなので、排水口ネットを設置したいと思います。
どうしてもこんな感じですき間が空いちゃうので、すき間を埋めたいですよね。
で、ここで使うのがシリコンシーラントとかシリコンシーリング材と呼ばれる商品。
ゲル状になってて、固まると硬めのゴムみたいになります。
みなさんのお宅のお風呂や洗面台なんかにも使われてるんじゃないでしょうか。
これをネットの外周にニュルッとつけます。
そして設置。ちゃんと固まるまで24〜72時間くらいかかるという話です。
排水口ネットの目が結構粗かったので、念のためにあまった網戸の切れ端を置いて、石を載せて押さえることにしました。
今回は置いただけですが、網戸のすき間からゴミが入るんじゃないかと心配な人は、網戸もシリコンシーラントで貼りつけておくとよいと思います。
シリコンシーラントはカチカチに固まるわけではないので、もし現状復帰しないといけないときは、カッターの刃でこすると取れるのでご心配なく。
今度はだいたいどのくらいの植物が植えられるか確認してみましょう。あまり大きな鉢だともちろんたくさんは植えられません。
できるだけいろんな種類の植物が植えたいと思ったので、小さい鉢に植え替えて、たくさん詰め込む作戦です。使う鉢をざっと並べて、いくつくらい植物が入るか感じをつかみましょう。
ちなみに今回は、水ゴケをいっぱいに敷き詰めた中に空の鉢を入れて、そこに植物が入った鉢を入れるつもりです。ほかの場所へ花が咲いたものを入れ替えたりというのがしやすいのがその理由です。
今回は水耕栽培用として売られていた、下の方がメッシュになってる鉢をメインで使ってます。直径は3cmくらいです。
これだとトイレで手を洗ってると自然と鉢の下の方が濡れて、水やり代わりになるんじゃないかというもくろみです。
うちの近くにはそんな小さい鉢は売ってないよ!という人は、ホームセンターで上の画像のようなものを探して見てください。
これはセルトレイとかプラグトレイと呼ばれてるもので、タネまきに使うものです。マス目のところに土を入れてタネをまき、芽が出たらそこから苗を抜いて、もっと大きな鉢などに植え替えるというやり方をするときに使います。
これはそれほど硬くないプラスチック製なので、ハサミでチョキチョキ切り分けることができます。
キッチンバサミでザクザク切れます。
あっという間にミニ鉢のできあがり。
ちゃんと底に穴もあいてます。
ちょっと大きくなってしまいますが、透明のプラカップなんかも使いやすいサイズに切って使えますよ。
ここに水ゴケを詰めて、ベゴニアの葉をさしておくと挿し木の一種である「葉ざし」で株をふやすことができます。そうやって作った株を、この簡易ミニ鉢ごと使うというのもよいと思います。
次に、水ゴケを敷きましょう。
水ゴケは水を吸ってくれるので、手洗いの水がかかれば水気を保ち、植物を置いておけばそこに根が伸びて水やりをしなくてもそこから根が水を吸えるというわけです。
ざっと植物を並べてみました。一種の寄せ植えですね。
こういうものも善し悪しがあるんだと思いますが、自分の家のトイレなんですから、思うがままに並べてみましょう。
ちなみに白、ピンク、紫の花が咲いているのがセントポーリア。中央手前と、左奥に黄色い花が咲いているのがベゴニア。手前に垂れ下がってるのがヒメイタビ(フィカス・プミラ)です。
鉢とトイレ、鉢と鉢の間に水ゴケを詰めていきます。
こうすることで鉢がぐらつかずに位置が決まるのと、水ゴケが水を吸うので、植え付けた植物の根がそこにも広がると根から水が吸えるようになります。
水ゴケがそのまま見えてるとちょっと味気ないので、コケを貼ってみましょう。コケむしたなかから植物が生えてるのって、ちょっとかっこよくないですか?
最近はあちこちでコケやコケテラリウムが売ってますし、ネットでも買えるようになりました。マット状になったコケなら水ゴケにぎゅっと押しつけておけば、しばらくすると根づきます。細長いタイプなら、ピンセットで植え付けていってもいいです。
今回は土を使わないと同時に、土を持ち込まないというのもテーマなので、ついている土は極力排除します。
土は流れていって詰まりの原因になるのがイヤなんですが、袋から出したての土ではない限り虫がいる可能性も高いので、ズバッと切り落とします。
なので、虫がイヤという人は、その辺に生えてるコケを使うのはやめておいた方がいいですね。コケテラリウム用に売られているコケを使いましょう。
水でジャブジャブ洗うよりは、ハサミで切っていく方が早いです。
下の方の茶色いところが残るか残らないくらいまでカットしてOKです。
あまりアップでみると作業の粗さが見えてしまいますが、ほかの植物ともなじんでいい感じですね。
背が高いコケは根元に水ゴケを巻きつけて、すき間に詰め込んでいってもOKです。
ほかのすき間にもコケを植えてとりあえず植栽は完成です!
「植栽は」ということは、まだやることがあるわけです。ここまでだと、まだ植物がちゃんと育って花が咲く環境になってないので、環境、特に光を用意する必要があります。
実はすでにトイレのタンクの上にはLEDライトを設置済みなので、ここからはそのさらに上の棚にライトを設置する体で話を進めさせていただきます。