野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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目次/ INDEX
持続可能な開発目標(SDGs)や、脱炭素など、地球全体の環境を考えた生活様式が叫ばれる昨今。
2022年4月からは、「プラスチック資源循環法(プラ新法)」が施行され、アウトドアでも環境に配慮し、美しい自然を壊さないキャンプの知恵とテクニックが必要になってきています。
でも、具体的にどうしたらいいの? そんなキャンパーの皆さんに、エコにキャンプするアイデアとテクニックをご紹介します。どれも簡単で、すぐに実行できるものばかりです!
とある日のキャンプ風景です。2泊3日の間、紙くずは焚き火の着火剤として使い、生ゴミはキャンプ場で処分しましたが、大量のプラスチックごみの山。
全て持ち帰って、地域のルールに従い、一部のビンはリユースに回し、残りのビンと缶、ペットボトルはリサイクルに出して処分しましたが、キャンプで出るプラスチックごみの削減について考えるきっかけとなった出来事でした。
プラスチックごみの出どころは、食品のトレーや包装材がほとんど。これを減らせば、キャンプでプラスチックごみの削減につながり、行き帰りの荷物もコンパクトになります。
食品を包むとき、竹の皮や、木材を薄く削った経木(きょうぎ)など、自然素材の包装材がおすすめ。植物由来の抗菌性、調湿性を備え、おにぎりなどの水分を適度に吸って、風味を保ちます。ほのかに匂う木の香りも美味しさのうち。そのままでも土に還りますし、使用後の竹皮や経木は焚き火で燃やせます。
最近、使う人が増えてきた「蜜蝋ラップ」。ミツバチの巣が由来の蜜蝋を天然繊維に染み込ませたもので、そのまま食材を包んだり、器の蓋にも。手で温めると物の形に添い、ぴたっと封ができます。洗って何度も使えるので、キッチンラップのようにゴミになりませんし、たためばフラットになるので、キャンプ荷物の邪魔になりません。ハチミツ由来の穏やかな抗菌作用があり、キャンプ中の食品の保管に適しています。
キャンプのごみで、プラスチックの次にかさ張ったのは、ペットボトルでした。ペットボトル入りの飲料はとても手軽ですが、リサイクルのためにかかるエネルギーを考えると、長期的に見れば、何度も繰り返し使えるボトルを持参する方がエコといえます。保温効果のすぐれているボトルを選べば、燃料の節約にもなります。
トレイに並んだ肉や魚、ポリ袋に入った野菜など、食品を購入すると必ず付いてくるプラスチック包装材。野菜や果物などは、キャンプで使う分量だけ、バラで購入しましょう。最近はバラ売りに対応しているスーパーもあります。そういう店舗を選んで買い物することが、プラスチックごみ削減と、食材の無駄を減らすことに繋がります。
成長の著しい竹が素材の歯ブラシは、100%天然素材のため土に還り、燃やしても有害物質が出ません。ブラシ部分は引き抜いて燃えるごみに出せます。キャンプで使うものから、自然素材の日用品を緩やかに取り入れていくのがおすすめです。
キャンプ用のコンテナやバッグは、見た目もナチュラルな木製のボックスや竹製のカゴ、木綿のトートバッグがおすすめ。壊れたり劣化して使われなくなってしまったプラスチック製のボックス類は、結局かさ張るプラスチックごみと化してしまいます。
テント内の掃除には、天然素材のものがおすすめ。シュロやシダ製の箒やブラシは、清掃中、静電気が起きにくいメリットもあります。
木製の皿は保温・保冷能力もあり、手触りも気持ちいいです。使用後は自然に還ります。竹製や木製のカトラリーは温かみがあって口当たりもよし。トータルで揃えれば、キャンプ飯の見栄えもアップします。
キャンプ場の炊事棟で、流しにあふれた食べかすを見るのはイヤなもの。せめて自分の出したゴミはきちんと回収しましょう。耐水紙を使用した水切りごみ袋が便利です。
調理中の野菜クズを入れたり、流しに持って行って、食べかすを拾うのに使っています。
食器洗いスポンジにも自然素材のものがあります。天然の植物パルプが原料のセルローススポンジは焼却しても有害ガスが出ず、土に埋めれば100%分解する、環境に優しいスポンジです。乾きが早いので雑菌の繁殖も少なく、使い心地はとてもソフト。木製の食器を傷つけることもありません。
植物の繊維を束ねた「ささら」です。当たりが柔らかで弾力があり、テフロン加工などのクッカーの焦げ付きも、傷をつけずにこすり落とすことができます。
食器やBBQグリルを洗うたわし類も、シュロたわしやパームたわしなら、自然のままに分解されます。