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豆苗は、根がついたまま販売されているので、利用した後も育てて再利用する再生栽培(リボベジ)が可能です。スーパーマーケットなどで買った豆苗でも簡単に再生できますが、適当に世話をしていては、安心して食べられる豆苗が育たないかもしれません。ここでは豆苗の栽培に興味がある人に向け、豆苗の栄養や育て方、丈夫な豆苗を育てるための注意点などを紹介します。栄養豊富な豆苗の栽培に役立ててください。
豆苗(とうみょう)はマメ科エンドウ属に該当するエンドウ豆(英名:pea、学名:Pisum sativum L.)のスプラウトです。スプラウトとは、豆やタネから発芽した新芽を指します。スプラウトの若い葉と茎には栄養がたっぷり含まれており、豆苗以外ではもやし、カイワレ大根などがポピュラーです。
豆苗はスーパーマーケットの野菜コーナーなどで購入できます。国内で流通する豆苗の多くは、キヌサヤ、サヤエンドウなどの新芽を、もやしのように育てたものです。また、店頭の豆苗は、工場での生産から出荷・販売に至るまで、衛生管理が徹底されています。そのため、火を通さなくてもサラダや和え物などでそのまま食べられます。
数ある野菜の中でも注目されている豆苗ですが、その人気の秘密とは何でしょうか。
まずは豆苗の魅力についてまとめてみました。
これらの魅力について、以下で詳しく解説していきます!
えんどう豆の新芽である豆苗は、豆と緑黄色野菜の両方の良い点を併せ持った野菜です。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、葉酸やナイアシンなどに代表されるビタミンB群、βカロテン、ビタミンK、カリウムなどが多く含まれています。いずれの成分も健康のためには欠かせないものです。たとえば、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用をもち、身体の老化抑制が期待できます。ビタミンKは、骨の形成や止血をサポートします。
ほかにも、豆類の多く含まれるたんぱく質も含まれていて、栄養バランスが良いという点も豆苗の魅力といえます。
日本では1990年代半ばごろから水耕栽培で豆苗が作られるようになりました。天候に左右されず安定して供給されるため、年間を通していつでもリーズナブルな価格で購入することができます。
栄養満点で使い勝手もよいのに100円前後で手に入るとは、豆苗はとてもコスパの良い食品といえますね!
リボーンベジタブルまたはリボベジとも呼ばれる再生栽培は、野菜のかけらを使った栽培方法です。一般的な家庭菜園では、畑やプランターが必要になりますが、再生栽培では大掛かりな設備はいりません。
再生栽培は、節約や趣味、インテリアなどを目的に楽しめます。加えて、食べ残しのヘタや芯をもとに手軽に再生できるとあって、多くの人が再生栽培に注目しています。
豆苗が再生するエネルギー源は、タネの養分です。タネの養分が尽きてしまうため、再生回数は2回までを目安にしましょう。豆苗はスポンジ状の苗床に豆(タネ)をまいて育てられ、苗床ごと販売されます。再生栽培するためには、お皿に水をためたところにこのスポンジを浸しておいておきます。また専門的な設備がない家庭では、衛生面が気になります。安全のために、再生させた豆苗は加熱して食べてください。なお、豆苗の再生栽培では茎をカットする位置がポイントになるため、後ほど詳しく解説します。
再生可能な野菜はいくつもあります。好みに応じて再生栽培に取り組んでみましょう。再生栽培向きの野菜として、代表的なものは以下のとおりです。
葉物野菜が多いと感じるかもしれませんが、ニンジンやダイコンなどの根菜も再生可能です。ヘタの部分を水に漬け、伸びた葉を収穫して食べましょう。根菜の葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれます。
豆苗の育て方について、カットする位置や育てるのに適した場所、毎日の世話のポイントなどを解説します。
豆苗を順調に再生させるには、カットする場所がポイントです。再生栽培する際は必ず、一番下の葉の上でカットします。
植物茎や枝の途中の何もないところからは新しい芽を出しにくく、葉のつけ根などの「節(ふし)」と呼ばれる部位から芽を出しやすい性質があります。豆苗の葉はいずれも本葉で、本葉のつけ根からは新しい芽を出させることができます。豆苗を食べるときにたくさん節を残してカットすればそれだけたくさんの新芽が伸びてきますが、タネの中にある栄養素は限られているため、芽の数が多ければ多い分だけ、新しい芽の生長は鈍くなります。
豆苗の場合は茎にいくつも葉がつくので一番下の葉の上でカットすれば再生栽培をすることができますが、カイワレ大根やブロッコリーのスプラウトでは双葉と茎を食べるため、カットしてしまうと芽が出る節がありません。そのため再生栽培をすることはできません。
カットした豆苗を育てるために、清潔な容器に適量の水をはります。豆苗はスポンジに根を張っていますが、育てる際はスポンジがひたひたに浸る程度の水を張っておきましょう。どんな素材の容器でも育てることができますが、ガラス容器だと中まで光が入るため、容器の中に藻が発生しやすくなります。
水は自然に蒸発していきますが、減った分をつぎ足していると水道水に含まれる塩素などの成分が濃くなり、スポンジや容器に塩のような塊が固着することがあります。水が減ってきたら、一度古い水を捨てて新しい水を入れましょう。また、衛生面を考慮し、毎日水を変えましょう。
豆苗を育てる容器として利用しやすいのはペットボトルです。スポンジが大きなものを育てたい場合は、2ℓのペットボトルを横倒しにして使うのがおすすめです。水の中まで光が入るため、藻が発生しやすいので注意しましょう。加工する場合は、キッチンバサミや剪定バサミなどの刃が厚いハサミを使いましょう。
見た目が気にならなければ、豆苗を買ったときに付属していたプラパックをそのまま使っても構いません。また、タッパーなどでも育てられます。
ペットボトルを容器にすると、キャップを外して水を捨てることができるので、水の入れ替えが簡単でおすすめですよ。
豆苗は、明るい場所を好みます。室内照明でも育ちますが、茎が細り風味も落ちてしまいます。明るい窓辺に置き、適度に光を当ててください。ただし、強い光が長時間当たると葉や茎が硬くなって食味が悪くなってしまうので、直射日光が当たるのは2〜3時間程度を限度にしましょう。夏は気温が高いときに直射日光が当たると水が高温になって生育が悪くなったり、枯れてしまうことがあるので直射日光は避けましょう。
豆苗の栽培に適した室温は、20℃前後です。寒い地域で豆苗を育てる場合は、冬場に成長が伸び悩む可能性があるため注意する必要があります。
日当たりのよい場所で育てていると、豆苗は目に見えて成長していきます。豆苗は1度カットしてから7~10日程度で収穫できます。成長が思わしくなければ、置き場所を検討しましょう。
豆苗はアクが無いのでそのまま生で食べても、加熱して食べてもおいしい便利な食材です。 生で食べればシャキシャキとして、サラダにしたり薬味代わりにも使えます。
アクが無いからサッとゆでてお浸しにしたり、炒め物に使うのもおすすめです。シャキシャキした歯ごたえも持ち味の一つなので、あまり長時間茹でたり炒めすぎないのがポイントです。豆苗のフレッシュな風味や歯ごたえを損なわないように、サッと調理するようにしましょう。
なお、家庭で育てて収穫した豆苗については衛生面を考え、生食を避けて火を通して食べるようにしましょう。
フレッシュなグリーンの葉が癒しになる豆苗は、観葉植物のように見ても楽しめる植物です。日々の成長を見守るのも楽しいですよ。
安全に食べられる豆苗を育てるために、水や肥料などに関する注意点を紹介します。
豆苗が成長するためには適切な水分が欠かせません。毎日水を交換して水質を保ちましょう。特に夏場の水替えは、1日に2回以上が適しています。また水は継ぎ足すのではなく、完全に入れ替えます。藻やヌメリを発見した場合はすぐに取り除き、容器も掃除してください。透明な容器は藻が発生しやすいので注意しましょう。
水の交換も大切ですが、水位にも気を付けましょう。豆苗は根だけが水に浸っていれば十分育ちます。茎まで水に浸かっていると傷む原因なので、スポンジがひたひたに浸る程度の水をためるようにしましょう。。
水の量が多すぎると、タネや茎が腐る原因になります。また水替えを怠ると、異臭やカビ、雑菌の繁殖に加え、水アカを好むコバエが発生することがあります。こまめに適量の水をためるようにしましょう。
豆苗に限らず、水耕栽培で育つスプラウトに肥料は不要です。水には栄養が含まれていないのではと、不安に感じる人もいるかもしれません。しかし、スプラウトは、タネの栄養分だけで十分成長できです。むしろ栄養過多では藻が発生しやすくなるため、肥料の添加は避けましょう。
水耕栽培で簡単に育てられる豆苗ですが、再度育て方のポイントを解説します。豆苗をぐんぐん成長させるには、一番下の葉の上でカットすることが非常に重要です。
栄養価が豊富で育てやすい豆苗ですが、近隣のスーパーマーケットなどに豆苗の取り扱いがないかもしれません。豆苗は、タネからも育てられます。ホームセンターや園芸店などで、小袋に入った豆苗栽培用のタネや栽培キットが手に入るため、タネからの栽培にチャレンジしてみましょう。
豆苗を種から育てる手順は以下のとおりです。
一度収穫を終えたら、あとは再生栽培の手順と同じです。水の管理に注意し、豆苗を育てましょう。
栽培に使うタネは、必ず豆苗栽培用のタネを使ってください。豆を収穫するためのエンドウマメなどのタネは殺菌剤などの薬剤処理をしてあるので、豆苗として栽培して食用にするのは絶対にやめましょう。その他のスプラウトも、必ずスプラウト栽培用のタネを使い、一般的な野菜栽培用のタネを使うのは絶対にやめましょう。
栄養豊富な豆苗は、再生栽培が可能です。明るい場所で、水をまめに交換しながら育てましょう。近くのスーパーマーケットなどで豆苗を見つけられない場合は、タネからの栽培にチャレンジしてみてください。
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