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マンゴーの育て方 栽培に適した温度や植え付け・収穫の時期などを解説します

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

濃厚な味わいで人気の南国フルーツ「マンゴー」。熱帯原産の果物なので、日本の環境では育てるのが難しい果樹ですが、寒さ対策をすれば家庭でも育てることができて、おいしい果実を収穫できます。

そこで今回は、マンゴーの育て方を紹介していきます。この記事を読むと、始め方から手入れの仕方までわかるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

マンゴーはどんな植物?

マンゴー畑

熱帯地域原産で多くの種類がある

マンゴーは、トロピカルフルーツのなかで代表的な果物です。

マンゴーの果肉の色は、黄色からオレンジ色ですが、果皮の色は、緑、黄色、紅色などさまざまです。果実の形は卵型で、長さは3~25cm、幅は2~15cmと多くの種類があります。

マンゴーの原産地は熱帯地域のため、寒さに弱く、国内では温室栽培が一般的。しかし、霜が降りない奄美大島や沖縄、小笠原諸島では露地栽培も可能です。

熱帯地域原産でインドと深い関りがある

仏教では、お釈迦様がマンゴーの樹の下で休まれたことから、「聖なる樹」と呼ばれています。また、ヒンドゥー教では、万物を支配する神「プラジャーパティ」の化身と考えられていて、インドの文化と深い関わりがあります。

マンゴーは虫の力を借りて受粉する

マンゴーの木は常緑の高木で、原産地の熱帯地域では40mにもなり、花は小さな花が房状に咲きます。花は強烈な腐敗臭を放つのが特徴です。

日本ではミツバチで受粉している農家さんが多いのですが、原産地の熱帯地域では、気温が高すぎてミツバチが生息できせん。そのため、強烈な腐敗臭でハエを引き寄せ、受粉を助けています。

マンゴーの栽培のはじめ方

青いマンゴー

マンゴーは「苗」から育てることが多い

マンゴーは苗からでも種からでも育てられます。ただし、種から育てると実がなるまでに6年以上かかるので、収穫が目的なら苗から育てた方が良いでしょう。

苗を選ぶ時は、葉の色が濃く、葉がたくさん出ている苗を選びます。根がしっかり伸びていて、幹につやがあると健康な苗の証拠です。

苗を植え付けは、4~5月に行います。

「種」からでも育てられる

お金をかけずに時間をかけて育てたい場合には、種から育てることもできます。ただし、収穫するまでに6年以上かかることを覚悟しておきましょう。

マンゴーの種は、特定の品種を育てたい場合購入することもできますが、食用のマンゴーを購入して種をまいても発芽します。

ただし、海外産のマンゴーの中にはカビ防止の処理がされているものがあり、発芽しない場合もあります。国産マンゴーの方が日本の気候になれている可能性が高いので、種取りをするなら国産マンゴーがおすすめです。

発芽するためには20℃以上の気温が必要なため、6~7月頃に種まきをします。育苗用のポットに、赤玉土小粒か種まき用土をいれ、種を横に寝かせてまけば完成です。

種まき後は、土が乾かないように水やりをしましょう。順調に行けば、1~2週間で発芽します。

「鉢植え」と「地植え」のどちらでも育てられる

マンゴーは熱帯原産のため、寒いところが苦手です。そのため、冬に5℃以下になる地域では地植えするのが難しいでしょう。しかし、冬でも5℃以下にならず、霜が降りない暖地では地植えも可能です。

冬に霜が降りる地域では鉢植えがおすすめです。また、庭にスペースがない人も、鉢植えがよいでしょう。マンゴーは地植えで放置していると大木になってしまいますが、鉢植えならコンパクトに育てることができます。

マンゴーを育てる環境

マンゴーを育てる環境

マンゴーが好む日当たり・温度

マンゴーは日当たりが良い場所を好むので、冬以外は屋外に出して日当たりが良い場所で管理しましょう。甘い果実を収穫するには、十分な日当たりが必要です。

マンゴーは耐暑性があるため、夏に直射日光を浴びても枯れることはありませんが、寒さには弱く、冬でも5℃以上の温度が必要です。また、霜に当たると枯れてしまうため、冬になったら室内に取り込んだ方が良いでしょう。

春から秋の間は地植えをして、冬の間だけ鉢上げする方法もあります。

マンゴーの水やり

地植えの場合、基本的に水やりをする必要はありませんが、鉢植えの場合は水やりが必要です。3月~10月は生育が旺盛なので、土の表面が乾いたらたっぷり水やりしましょう。

冬は水を吸い上げる力が衰えるため、乾燥気味に管理します。土が乾いてから数日後に水やりをすれば十分です。乾燥気味にすることで花芽が分化しやすくなり、果実ができやすくなります。

マンゴーの土と肥料

マンゴーの土と肥料

マンゴーを育てる土

マンゴーは水はけの良い土が好みです。鉢植えの場合、赤玉土7と腐葉土3の割合で混ぜた土を使います。冬の間は室内に取り込むので、清潔な土で育てるのが重要です。

地植えの場合は苗より二回りくらい大きい穴を掘り、掘り上げた土に3割くらいの腐葉土や堆肥を混ぜて使います。

マンゴーの栽培におすすめの土

マンゴーに与える肥料

鉢植え、地植えともに、4, 6, 8月の2か月おきに追肥すると良いでしょう。肥料は、効果がゆっくり現れる緩効性肥料がおすすめです。

肥料が切れてしまうと葉っぱの色が悪くなったり、花がつかなかったりするので注意しましょう。収穫後にはお礼肥も忘れずに施します。

マンゴーの栽培におすすめの肥料

マンゴーの手入れ

マンゴーの手入れ

マンゴーの剪定

マンゴーは剪定しないと枝分かれしない性質があるので、剪定が重要です。

8~9月に主幹を50㎝の高さで切り詰めます。切り詰めると脇芽が出てくるので、伸びた枝から3本を選んで伸ばしていきましょう。その枝が伸びたら20~30㎝の長さで切り戻し、さらに枝を増やしていきます。

翌年からは徒長した枝や密集している部分を剪定し、風通しと日当たりを良くするように心がけましょう。

マンゴーの受粉

自家結果性があるので、1本の樹で実が成りますが、人工授粉すると安心です。筆を使って、おしべとめしべを軽くなでるように人工授粉しましょう。

マンゴーの摘果

1本の樹にたくさんの実を成らせてしまうと、栄養が分散してしまい、おいしい実ができません。

実が付き始める7月ごろに摘果して、実の数を減らすようにしましょう。1果房に1~2個が目安です。

マンゴーの植え替え

マンゴーは生育旺盛なため、2年もすると鉢の中が根っこでいっぱいになります。そのため、1~2年に1回は植え替えが必要。植え替えは4~5月が適期です。

根を傷つけてしまうと、回復に時間がかかってしまうため、植え替える際は根鉢を崩さず丁寧に植え替えましょう。

マンゴーの収穫

マンゴーの果実

収穫できるのは、花が咲いてから3,4か月経った頃です。

完熟すると落果しやすいので、実が大きくなったらネットを張って落果を防ぎましょう。果実の表面が緑から黄色や紅色に変わって、光沢がでたら収穫のサインです。落果するのを待って収穫しても良いでしょう。

マンゴーの病気・害虫

カイガラムシ

葉や枝が混みあって風通しが悪くなると、カイガラムシが発生します。

カイガラムシは茎葉に付着して吸汁するため、見つけ次第こすり落とすか、薬剤を使って駆除します。

カイガラムシの駆除におすすめの薬剤

ハダニ

ハダニは、気温が高いところや乾燥しているところに発生します。弱った植物に発生することが多く、被害が大きくなりやすいのが特徴です。

ハダニは、葉から栄養を吸収するので、樹が弱り、最悪の場合枯れてしまいます。

ハダニは、水をかけることである程度防げますが、大量に発生した場合には、牛乳や濃いコーヒーをスプレーして駆除しましょう。

炭疽病

炭疽病はカビが原因で起こる病気です。まずは葉先に病斑ができ、被害が拡大すると葉に穴が開き、果実はくぼみます。

広がってしまうと元に戻すのは難しいので、早期発見して治療することが重要です。

炭疽病におすすめの殺菌剤

まとめ

マンゴーは熱帯原産の果物なので、たくさん日光に当て、低温を避けるように育てるのが重要です。そのため、移動がしやすい鉢植えで育てた方が良いでしょう。

鉢植えにした場合、2年もすると鉢が根でいっぱいになってしまうので、1~2年ごとに植え替えが必要です。赤玉土7と腐葉土3の割合で混ぜた清潔な土に植え替えましょう。

おいしい実を収穫するには、摘果が欠かせません。1果房あたり1~2個を目安に摘果します。

高級なマンゴーを自分で育てて、おいしい果実を思う存分味わってみてはいかがでしょうか。

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