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ユーカリの育て方や育てる時の注意点を解説!苗を選ぶポイントやユーカリの活用方法も紹介

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

ユーカリは、コアラが食べることで知られており、ハーブとしても人気があります。地植えや鉢植え、ベランダ栽培ができる育てやすい植物です。

今回は、ユーカリの育て方や育てるときの注意点、ユーカリの活用方法などを紹介します。ユーカリに興味を持っている人や育ててみたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

ユーカリってどんな植物?

ユーカリの木とコアラ

ユーカリは、フトモモ科ユーカリ属Eucalyptusの植物の総称です。オーストラリア南部やタスマニア島に多くが自生します。日本ではレモンユーカリやギンマルバユーカリなどがポピュラーで、庭木やハーブとして利用されているのを目にしたこともあるのでは。常緑のものが多く流通し、温暖地では一年を通じてグリーンを楽しむことができます。乾燥や暑さにも強いため、猛暑の中でも元気な姿を楽しめるのも嬉しいところです。

ユーカリは、独特の香りが特徴です。枝葉の他に、花や果実にも香りがあり、リラックス効果や虫除け効果を期待できます。精油はアロマオイルになり、葉はハーブティーなどに使われ、化粧品の原材料としても利用されています。

ユーカリの種類

ユーカリは、品種の多さが特徴の1つです。しかし、全ての品種が日本の気候風土に適している訳ではありません。育てやすく人気が高い品種である「ユーカリ・ポポラス」と「ユーカリ・グニー」、「ユーカリ・銀世界」の3種について紹介します。

ユーカリ‘ポポラス’

ユーカリ・ポポラス

常緑の葉がハート型、丸形、楕円形のユーカリが「ポポラス」の名前で流通しています。ユーカリの仲間のポプリフォリアEucalyptus populnea、ポリアンセモスEucalyptus polyanthemos、ポプルネアEucalyptus populnea、カンフォラEucalyptus camphoraなどが「ポポラス」として流通しているようです。ヨーロッパやアメリカでは、本来の樹木の種類を問わず、ツヤのある厚手の葉をもつ切り枝が「ユーカリポポラス」の名前で流通しており、そのためこうした混同が起きているようです。

グニーユーカリ

ユーカリ・ポポラス

グニーユーカリ(学名ユーカリ・グニーEucalyptus gunnii)は、ハーブとして多くの効能を有しています。しかも、耐寒性が高いため日本の気候でも育てやすいユーカリです。特徴は、銀葉ともいわれ、シルバーにも見えるグリーンの美しい葉で、丸みがある可愛らしいイメージもあります。

枝が華奢なため切り花や庭木としても人気があります。原産地のオーストラリアでは、20mを超す高木となります。

ユーカリ‘銀世界’

ユーカリ・銀世界

ユーカリ‘銀世界’はマルバユーカリEucalyptus pulverulentaの一品種で、その名の通り銀白の葉が綺麗で、爽やかな香りもするため、庭のシンボルツリーに適しています。その美しい葉を活用した切り花や、フラワーアレンジメント、ドライフラワーにするのにもぴったり。耐寒性強く銀白の葉が厚く丈夫なので育てやすいユーカリです。

このほかに、ほっそりとした葉が美しいレモンユーカリEucalyptus citriodora などもポピュラーです。

ユーカリの育て方

半日陰のユーカリの木

ユーカリを育てる場合の基本を紹介します。

置き場所・植え場所

ユーカリは日当たりのよい場所を好みます。少なくとも半日は日が当たる場所がよいでしょう。とても暑さや乾燥にも強いのですが、多湿な環境は苦手です。植えつけや鉢植えの置き場所には日当たりのよい場所を選び、植えつける際には1㎡あたり小粒の軽石を半袋〜1袋ほどすき込んでおくとよいでしょう。

ユーカリは樹高が高くなりやすいのですが、根が浅いところにしか張らない樹木です。そのため、台風の際には風で倒れてしまうことがあります。庭に植えつける際には、強い風が吹き抜けるような場所は避けましょう。

水やり

ユーカリは乾燥に強いため、頻繁な水やりは必要ありません。庭植えであれば、根づいてしまえば基本的に水やりは不要ですが、植えつけ間もない株など、水切れで葉が萎れてきたら水を与えましょう。鉢植えは鉢土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出すまでたっぷりと水を与えます。梅雨時や冬は土が乾きにくいので、鉢土の表面が乾いて2〜3日ほどしてから水を与えましょう。鉢受け皿に溜まった水はそのままにせず、捨てます。

肥料

ユーカリはそれほど肥料を必要としない植物です。また、樹高が大きくなりやすいため、コンパクトに楽しみたいなら、頻繁に肥料を与えないほうがよいでしょう。生育が始まる4月ごろに1回、有機か化成の固形肥料を規定量与えれば十分育ちます。ユーカリを植え付ける場所は、地植え・鉢植えのどちらでも問題ありません。ただし、ユーカリは、高木に成長する割には、根が浅い特徴があります。根が浅いと倒木の恐れがあるため、成長に合わせて倒れないような対策が必要です。

用土

ユーカリは、乾燥気味の土地を好む性質がありますので、水はけの良い用土が適しています。鉢植えの場合は草花用培養土を使い、乾かし気味に水やりをして育てます。庭植えの場合は、庭の土に1㎡あたり小粒軽石を半袋〜1袋すき込んで、水はけをよくしてから植えつけます。水はけをよくしようと高植えにすると、ユーカリは根が浅いところにしか伸びないため、木が風などで倒れやすくなるのでやめましょう。

ユーカリの苗の選び方

ユーカリの苗の植え付け

ユーカリの苗を選ぶ際にはポイントがあります。せっかく育てるのですから良い苗を選ぶ以下のポイントを踏まえて選ぶようにしましょう。

  • 主幹がしっかりしていてまとまりが良い
  • 葉色が鮮やかで黄ばんでいたり下葉が枯れたりしていない
  • 徒長していない
  • 白い健康的な根が張っていて、根詰まりや根腐れしていない

品種の中には、北関東より北の地方では越冬できない場合があるため耐寒性や耐暑性などを確認して購入しましょう。

ユーカリを剪定する時のポイント

剪定した枝

ユーカリの剪定に適している時期は、4月~5月と9月ごろです。ユーカリの品種によりますが、地植えで放置すれば20mを超えるものもあるため、木が倒れる危険性も考慮すれば剪定が必要となります。庭に適したサイズをキープするように摘心するのがポイントです。イメージしたサイズからはみ出る枝を、つけ根から切ると、見栄えよく剪定することができます。

剪定の最適期は4〜5月、9月ですが、台風や強風の予報が出たら、混み合った枝は随時剪定して、風の影響を受けにくいようにしましょう。風の影響を抑える剪定の基本は、混み合った枝、伸びすぎた枝をつけ根から切る透かし剪定です。木の向こう側が少し見える程度まで枝を減らしてかまいません。

ユーカリを育てる時の注意点

害虫

ユーカリは、品種によって性質が違います。しかし、基本的には丈夫であり、育てるポイントに大きな違いはありません。ここでは、ユーカリを育てる時の代表的な注意点を3つあげて解説します。

害虫に注意する

ユーカリには、カイガラムシやアブラムシがつくことがあります。カイガラムシの特徴は、葉に白いポツポツができることです。カイガラムシは、樹液を吸うため、ユーカリを弱らせる原因になります。

カイガラムシの駆除は、幼虫と成虫で違いがあります。幼虫なら殺虫剤が効果的で成虫なら濡れティッシュや歯ブラシなどでしっかり取り除くことが肝要です。

アブラムシは、葉の付け根などつきやすい害虫です。見つけたら、農薬で駆除する方法が有効ですが、牛乳スプレーや重曹スプレーで退治する方法もあります。グニーユーカリには、コガネムシがつくことがあるため、事前にオルトライン粒剤などをまいて予防することがおすすめです。

病気に注意する

ユーカリを育てるのなら「クロロシス」に注意が必要です。クロロシスは、植物が白化する現象であり、クロロフィル濃度が不足しているために起こる病気です。改善するには、必要なミネラルを補う必要があります。鉄・マグネシウム・亜鉛などが必要なため、鉄さび・火山灰・微量元素栄養剤などを与えると効果的です。

カイガラムシによる「すす病」の誘発にも注意が必要です。すす病とは、すす病菌が寄生し、葉や幹などが黒いすすで覆われたようになる病気です。殺菌剤を散布して広がらないようにしましょう。

寒さに弱い品種に注意する

ユーカリは品種が多いため、栽培環境に注意しなければならない品種もあります。寒さに弱い品種が多いため、越冬できないユーカリもあるのです。

そのような品種を栽培するのなら、温暖な地方で育てるか、鉢植えにして冬は室内に移動するようにしてください。ユーカリは、独特の芳香があるため、ハーブや観葉植物としても価値ある植物です。

ユーカリの活用方法

スワッグやアロマ

ユーカリに含まれる成分を精油することで、ユーカリ油となります。ユーカリ油は、殺菌・解毒・鎮痛・防虫などの効果が期待できて、アロマオイルとしても人気があります。ユーカリは、爽やかな香りを放つ品種が多いため、バスルームのスワッグにすれば、ユーカリの香りに包まれたバスタイムを楽しめます。

スワッグとは「壁飾り」を意味するドイツ語です。湯気で、1つに束ね枝葉から、ユーカリの成分が放出されることで、ストレスの緩和や鼻通りを良くする効果が期待できます。剪定したユーカリをドライフラワーとして活用する方法もあります。

まとめ

ユーカリは、オーストラリア原産で700種を超える品種がある植物です。育てやすく可愛らしい葉の形で、少し変わった美しい花もさかせるため人気があります。独特の芳香を放つ品種も多く、アロマオイルやハーブティーなどにも利用されています。

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