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目次/ INDEX
ミントは、鑑賞したり料理に用いたりと使いみちが豊富な植物です。この記事では、ミントの栽培に興味があるものの詳しい知識がない人に向け、ミントの種類や花言葉などの豆知識から、植え方、日常的な手入れの方法まで解説します。剪定や増やし方、楽しみ方なども紹介するので、楽しい園芸生活に役立ててください。
ミントの学名や分類、どのような種類や特徴があるかについて詳しく解説します。
ミント(学名:Mentha L. 英名:Mint)は、シソ科ハッカ属でハーブの一種です。品種により多様な香りを放ち、多くの愛好家がいます。
ミントは600種以上の種類を有し、香りや葉の形や模様は多岐にわたります。有名なものでは、りんごに似た甘い香りが特徴の「アップルミント」や、香りが強くミントティーに使われる「ペパーミント」などが挙げられます。好みにあう種類を選び、ミントの栽培を楽しみましょう。
ミントは、7月ごろに白やピンクの花を咲かせます。ただし、こまめに剪定をする場合は、花を見る機会はほぼ訪れません。
ミントは、使いみちの豊富さと香りが特徴の植物です。ミントを育てるメリットを解説します。
ミントは鑑賞するだけでなく、収穫後に料理のアクセントやハーブティーなどにたくさんの使い道があります。詳しい利用法はのちほど詳しく解説します。
ミントをはじめとするハーブの香りは、空気にふれると弱まります。一方、自家製のミントなら、いつでも新鮮な香りを堪能できます。
ミントの香りには、多くの虫が苦手とする「メントール」が含まれ、ミントを煮出して虫よけスプレー代わりに使う人もいます。
ミントは苗から育てるケースが多く、種まきからはじめる人はまれです。春頃にホームセンターや花屋、雑貨屋などで苗を購入しましょう。
生育状況や利用目的に応じ、ミントの苗を選んでください。ここでは、苗を選ぶポイントを解説します。
状態がよい苗を選びましょう。たとえば、枯れている葉がないか、葉焼けがないかなどがポイントとなります。また、勢いよく複数の芽が成長している株も有望です。
種類により香りが違うため、利用目的や好みに応じて適したものを選びましょう。たとえば、ハーブティー向けと料理向けとでは、マッチするミントは異なります。苗を選ぶときに、実際に香りを確認してみましょう。
ミントは成長力が強いため、幅広い環境で育てられます。ここでは、植える場所の決め方を解説します。
鉢・プランターで育てるのがおすすめなのは、ほかの植物の邪魔をせず、限られた環境でミントの栽培を楽しみたい人です。容器に植える際は、くれぐれも寄せ植えは避けてください。高確率で、ほかの植物がミントに埋もれてしまいます。
直植えが向いているのは、グランドカバーとして広い範囲をカバーしたい人です。ただし、ミントは一度生えると抜きにくいため、直植えは計画的に行いましょう。また、地下茎の広がりを防ぐには、地面に仕切りを設置してから植えてください。
土を使わない水耕栽培は、室内でミントを育てる際におすすめです。栽培方法は、のちほど詳しく解説します。
ミントの苗を植えつけるのに適した季節と、植え付けの方法について解説します。
ミントの苗は、春や秋など穏やかな季節に植え付けます。春は3~6月頃、秋は9~11月頃に植えましょう。成長力の強いミントは、半日陰の場所でも比較的よく育ちますが、風通しがよい場所を選んで植えてください。
容器や土の栄養や水はけ具合に気を配りましょう。ここでは、ミントを植えるための準備について解説します。
ミントは深く根を張る植物ではないため、浅い容器でも問題なく育てられます。ただし、地下茎を左右に伸ばして成長するため、複数の株を植える場合は、苗の間隔を15~20cmほどあけられる容器を選びましょう。
ミントは湿り気がよい土を好みます。ハーブや野菜用の培養土は、ミント栽培に適していて、手に入りやすいためおすすめです。また、直植えの場合は肥料は必要ありません。鉢やプランターで栽培する際は、植え付け時に肥料を少量混ぜ込みましょう。
容器に植える場合は浅く土を盛り、苗を並べて隙間に土を足しましょう。直植えの場合は、地下茎が伸び広がるのを防ぐために、あらかじめ土の中に仕切り板を埋めておいてください。
種から育てる場合は、種まきから10~15日で発芽します。間引きののち本葉が4~6枚になってから、苗として植え替えましょう。
ミントは丈夫な植物ですが、水やりの量や回数には気を配りましょう。地植えの場合は、植えつけ直後のみ水やりをたっぷり行いますが、日常的な水やりは不要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、底から水が流れるまで水をやりましょう。
ミントは湿った環境を好む植物です。夏は土が乾きやすいため、涼しい朝晩に水やりをしましょう。
冬は空気が乾燥しがちです。夏とは異なり温度は低いですが、水やりを忘れないようにしてください。また株が凍らないように、霜が降りるほど寒い時期の水やりを控えましょう。
ミントの状態を保つには、適時剪定が必要です。剪定の目的から、タイミングや方法まで解説します。
剪定をすると、株の成長が促されます。また、剪定で余計な葉や茎を取り除くことで風通しがよくなり、株が病気にかかりにくくなります。
剪定は茎が伸びてきたと感じたタイミングで実施しますが、特に、株の蒸れを防ぐため梅雨が本格化する前に行うことよいでしょう。土から10~20cm程度を目安に茎を切ります。短く切ったあとに観察していると、新芽が勢いよく芽吹く様子を見られます。
ミントは成長が早いため、春と秋のいずれかに毎年植え替えをしましょう。成長を促進させるには一回り大きな鉢に植え替えます。なお、地植えは植え替えが不要です。
株分けをし、コンパクトなサイズにしてから鉢に戻しましょう。大きさが変わらないため、使っていた鉢がそのまま利用できます。
ミントは一部を別の場所で繁殖させたり、欲しい人にあげたり、増やすことが可能です。ここでは、株分けと挿し木について解説します。
ミントの株を掘り起こし、いくつかにわけます。土や傷んだ根の部分を取り除き、新たな場所に植え付けましょう。
切り取ったミントの茎を水にさらします。茎から根が生えた段階で土に植えますが、しっかり根を生やすまで、土の湿り気を維持するように注意してください。
土を使わなくてもミントを育てられます。ミントを水耕栽培する方法を紹介します。
ミントの茎を切り取り、水をはった容器に挿すと手軽に水耕栽培ができます。水が腐るのを防ぐために、頻繁に水替えをして育てましょう。
ミントの苗を掘り出し、土を落として根を洗います。続いて人工培土を入れた容器に苗を植え付け、水を加えます。水を足すタイミングは、容器の底に水がなくなってから2~3日後です。
ミントに肥料を足すタイミングは、植え付けまたは植え替えの時期です。遅効性の肥料を土に混ぜ込んでください。ただし、過剰な肥料は香りを弱めるため、株の状態がよければ肥料は必要ありません。
ミントは、春から秋の間であればいつでも収穫可能です。葉の先端から10~20cm程度の位置で茎ごと切り取りましょう。また、ミントは葉を乾燥させる、冷蔵庫に保管する、冷凍させるなどの方法で保存できます。
ここでは、ミントの香りを楽しみ、丈夫に長く育てるための注意点、繁殖対策について解説します。
異なる種類のミントを一カ所に植えると交雑がおきてしまいます。交雑して増えたミントは香りが弱まります。ミントにはさまざまな種類がありますが、香りを楽しむには一カ所に複数の種類を植えることは避けましょう。
ミントは多くの虫が苦手とする香りを発しますが、アブラムシや毛虫の被害にあう可能性があります。虫を発見したらただちに取り除く、または葉や枝ごと切り取るなどして対処しましょう。
ミントの繁殖力は雑草に匹敵します。繁殖対策なしに地植えをしていると、隣家の敷地にまで広がりかねません。周囲に迷惑をかけないためには、土の中に仕切りを設ける、隣家の近くにはミントを植えないなどの繁殖対策が必要です。
ミントは「鑑賞する」「香りを楽しむ」など使いみちは豊富です。収穫後の使いみちを想像しながら、ミントの栽培を楽しみましょう。代表的な使いみちは以下のとおりです。
風水学的知識やミントという名前の由来など、ミントにまつわる豆知識を紹介します。
ミントは丸い葉をもつため、風水学的には気持ちを落ち着かせる植物といわれています。おすすめの置き場所は、リビングや寝室などです。
「ミント」の名前は、ギリシャ神話に登場する「メンテ」という女神に由来します。また、日本ではミントを「ハッカ」と呼ぶ場合もあります。
ミントの花言葉を簡単にまとめると「美徳」や「効能」などと表現できます。なお、種類により少々意味合いは変わります。
ミントは使いみちが豊富で、丈夫で育てやすい植物です。適時剪定や植え替えを行い、繁殖対策などに注意して育てましょう。