手袋1つで家中お掃除「そうじの神様おそうじミトン」がズボラ向けで優秀だった!
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目次/ INDEX
今回は、ハーブをプランターで育てる方法を紹介します。
ハーブは、水はけが良く、かつ水持ちが良い土を好みます。プランターで育てる場合は、底にネットや大きめの石などを敷きましょう。ネットや石はプランターの中の通気性・排水性を良くしたり、底の穴から害虫が侵入するのを防いだりする役目を果たします。
プランターに、赤玉土4・腐葉土3・バーミキュライト2・ピートモス1の割合で土を入れます。なお、ハーブ用やプランター用といったように、用途別にブレンドされている培養土も市販されているので、そちらを利用しても良いでしょう。
ハーブを育てるのには弱アルカリ性の土が向いています。苦土石灰を使用することで、酸性度の強い土を中和させることができます。また、肥料は控えめに使用しましょう。
ビニールポットからプランターへ、ハーブの苗を植え替える手順について解説します。
まず、土に苗が入るくらいの穴を開けます。
次に、ビニールポットの鉢底の穴から指を入れて苗を押し出します。表面の土を崩さないように注意しながら穴の中に入れましょう。
根付くまでの2~3週間は、2~3日に一度の割合で水をあげてください。日当たりが良く、風の当たらない場所で管理すると良いでしょう。
ハーブは、挿し木や株分け、取り木といった方法で収穫量を増やすことができます。それぞれの方法について解説します。
ハーブを先端から10cmほどのところで切ります。
切り取ったハーブは、下から1/3程度までの葉を取ります。
切り取ったハーブを別の鉢などに入れた土に挿し、水を与えて育てます。ほとんどのハーブに適している簡単な方法です。
宿根性(しゅっこんせい)のハーブに適した方法です。宿根性の植物は、冬など生育に適さない時期は地上に出ている部分が枯れてしまいますが、根や地下茎は土の中で生きていて翌年に再び発芽します。そうして長期間育てていくうちに株が大きく育つので、ある程度育ったら株分けをしましょう。
まず、ハーブを土から取り出します。
次に根をつかんで、ハーブを2つに引き離します。
2つに引き離したうちの一方は元のプランターに戻して、再び土をかけます。もう一方は、古い土を半分以上落としてから、新しい土に植えかえます。
取り木は、タイムやローズマリー、セイジなどの、茎の節から根を出しやすいハーブに向いている方法です。
ハーブの枝の一部を土の上に寝かせるようにして置き、節と節の間をピンやフックなどで止め、地面に固定します。
地面に固定した枝の上に土をかけます。しばらくすると節から根が出てくるので、しっかりした株に育ったら親株(元のハーブ)から枝を切り離します。
水やりや肥料の与え方などのポイントを紹介します。
多湿を嫌うハーブの水やりにはコツがあります。
水やりのタイミングは、土の表面が白っぽく乾いてきたときがベストです。乾くまで水を与えない分、与えるときはたっぷり与えます。
水は土にかけるようにし、葉や花には水がかからないようにしましょう。
肥料は控えめにしましょう。
肥料を与えすぎると、葉ばかり育ってしまったり、香りがなくなったり、ひどいときには枯れてしまうこともあるので、十分に注意してください。様子を見て元気がないときは、液体肥料を与えても良いでしょう。
花芽は摘み取り、葉はどんどん摘んで活用しましょう。花が咲くと、栄養が花にとられてしまうので、つぼみが付いたら取るようにします。その頃がハーブの収穫時期です。料理などにどんどん使いましょう。
最初は、育てやすく使いやすいハーブを選びましょう。ここからは初心者におすすめのハーブを紹介します。
ミントは、清涼感が魅力的なハーブ。ペパーミントやアップルミントなど、種類も豊富です。消化促進・強壮・消毒などの効果があります。
繁殖力が強く、半日陰でもよく育ちます。育て方のポイントとしては、地下茎がはびこるので、ゆとりを持って植えることが大切です。挿し木や株分けで増やしていくこともできます。
【主な利用法】
バジルは、ハーブの王様との呼び名もあるほど代表的な種類です。インド原産で、暑さに強いのが特徴。整腸、頭痛に効果があります。
日当たりと水はけの良い場所を好み、花芽を摘むほど側枝が伸びて収穫期間も長くなるので、こまめなお手入れが大切です。4月末から5月初旬に種まきをするとよいでしょう。
【主な利用法】
タイムは、気品がある香りが特徴的。防腐力や殺菌性にも優れています。タイムティーは消化促進や二日酔い、気管支系のトラブルに効果があるといわれています。
育て方のポイントは、蒸れに弱いので、水はけや風通しを良くすることです。タイムは、水分が多いと香りも薄れてしまいます。そして、春と秋に簡単に発枝します。
【主な利用法】
セイジは、消毒殺菌・強壮・血液の浄化と抗酸化などの薬用効果が高く、神経系と消化器系のトラブルにもおすすめです。また、肉の臭み消しとしても重宝します。
乾燥に強く育てやすいハーブです。多年草で、数年にわたって育てることができるので、秋には枝を切り詰め、マルチング(※)して冬越しをすると良いでしょう。春と秋に挿し木を行えば、簡単に収穫量を増やすことができます。
※植物の根元周辺を草や小枝、または専用の資材などで覆うこと。土の温度を保つ、乾燥を防ぐなどの目的がある。
【主な利用法】
ローズマリーは、さわやかな香りと鮮やかなグリーン、薄紫色の花が魅力。強心・強壮・鎮静・利尿・消毒・消化促進と、薬用効果も高いです。
暑さや乾燥に強く、育てやすい多年草なので、プランターで育てた場合も3年間は植え替え不要です。挿し木か取り木で収穫量を増やすことができます。
【主な利用法】
ハーブには、いろいろな楽しみ方があります。ここからは、収穫したハーブの楽しみ方を紹介します。
摘みたてのフレッシュハーブでお茶を淹れてみましょう。好みのフレッシュハーブを1人分、大さじ1を目安にポットに入れます。熱湯を注いで3~5分蒸らせばできあがりです。
透明のポットなどを使うと、ハーブの葉の色やお茶の色を楽しめます。
長期間保存するなら、乾燥させてドライハーブを作りましょう。お茶や料理などに使えます。
【ドライハーブの作り方】
Q ハーブを育てるのに適している時期はいつ頃ですか?
A 種類にもよりますが、一般的には春から秋頃にかけて育てるのが良いでしょう。
Q ハーブの種類によって水やりの頻度は変わりますか?
A ハーブは種類によって、乾燥を好むものと嫌うものがあります。乾燥を嫌うハーブは、できるだけ土を乾燥させないように、こまめに水やりをしましょう。
ハーブは、自宅のベランダや庭で簡単に育てることができます。栽培したハーブには、料理に使用する、お茶に入れて飲むなど、さまざまな活用法があります。ハーブを楽しみ、日々の生活を豊かにしていきましょう。